トヨタS-FRをマツダ車で復活させた埼玉自動車大学校・・・東京オートサロン2024
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懐かしのトヨタS-FR
東京オートサロン2024が1月12日(金)に幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬)で開幕し大盛況だ。中ホールから北ホールに移動してくるとまず目に入るのがトヨタS-FRである。
トヨタS-FRとは2015年の東京モーターショーにトヨタが出展したライトウェイトFRスポーツである。小さい、軽い、エントリーカーであることから、当時はMR2、MR-Sの後継モデルとして世間を大いに賑やかした。
「FUN TO DRIVE」を象徴する、軽快で素直なコーナリングを目指しており、全長/全幅/全高が3990/1695/1320mm、ホイールベースが2480mmというパッケージであった。また翌年のオートサロンにはトヨタS-FRをカスタマイズしたトヨタ S-FR Racing Conceptを発表したが、市販化には至らず幻の車となってしまった。
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2015年の東京モーターショーに出展されたトヨタS-FR
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2016年の東京オートサロンに展示されたトヨタ S-FR Racing Concept
多くの車好きの心を弄んだトヨタS-FRを復活させたのは埼玉自動車大学校だ。
トヨタS-FRが話題になっていた時、今回製作に携わった学生のみなさんは小学校6年生か中学1年生ぐらいであったという。リアルではその時をよく覚えていないはず。お話しを伺っても、実車を見てはいないようだ。
しかしどの車種をベースにカスタマイズするかと議論になった際、トヨタS-FRには他のクルマには無い魅力があったとのこと。実際、作業は夏休み明けの3か月間、10人の生徒で仕上げなければならず、最終的には作業ボリュームも考慮して車種決定をしたという。
昨年の8月以降から、ロードスターをベース車としたカスタマイズを行い、今回のオートサロンに間に合わせた。手作りしたパーツは、前後バンパー、サイドスポイラー、フロントフェンダーだということだ。バンパーは純正のバンパーをベースにウレタンを取り付けることでガラスマットの貼り型を作りあげ、FRPのバンパーを作製した。実物を見たことが無かったため、バンパーの写真を頼りに型をつくるのは苦労を要したようだ。
外板色もきれいなホワイトパールにオール塗装している。GTウィング、室内の4点シートベルト、ハンドル、幌などは市販品に交換し、レーシーな雰囲気に作りあげた。
12日にはモリゾウが埼玉自動車大学校のブースに訪れ、フロントウィンドウにサインを書いてもらったそうだ。モリゾウ公認である。そう言えば、モリゾウからどんなコメントをかけられたか聞くのを忘れてしまったのが残念だ。
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モリゾウのサインがある埼玉自動車大学校ブースのトヨタS-FR
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埼玉自動車大学校のトヨタSF-R
(GAZOO編集部)
東京オートサロン2024
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