ヤマハ ホンダのバッテリーを利用した小型EV汎用プラットフォームの可能性 ・・・東京オートサロン2024

  • 東京オートサロン2024 マハ小型EV汎用プラットフォーム

    ヤマハ小型EV汎用プラットフォーム

東京オートサロン2024が1月12日(金)に幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬)で開幕し大盛況だ。オートサロンに初出展のヤマハはオートサロンらしくない、どちらかというとジャパンモビリティショーのような近未来の電動化コンセプトモデルを展示している。

小型EV汎用プラットフォームは「YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT」と呼ばれる、1~2人乗りの低速パーソナルモビリティでの活用を想定した研究開発中のEVプラットフォームだ。バッテリーにはホンダのHonda Mobile Power Pack e:を搭載している。パワーユニットは、バッテリー、ホイールインモーター、コントロールユニットとなる。このパワーユニットは同一のものを使い、車体を変えることで色々な使いかたができるというのがコンセプトなのだ。車体、それが仮に一部であっても共通化すると制約が大きくなるのは筆者でも容易に想定できる。

また2023年7月に改正された電動キックボードの新たなルール「特定小型原動機付自転車」に入る形で提案をしている。このルールとは、定格出力0.6kW以下、最高速度20km/h以下、車体の長さ190cm、幅60cm以下である。大きさのイメージでいうと自転車のサイズに入っていればOKとなる。また電池はHonda Mobile Power Pack e:を搭載していると書いたが、2輪メーカーがこのバッテリーパックを利用することが握られているそうだ。このバッテリーはホンダPower Pack Exchanger e:で充電してあるバッテリーと交換ができる。

となると、販売に対して何もハードルが内容な気がするが、その通りで技術的には問題ないそうだ。ヤマハさんとしても来年中には販売開始できるなと考えており、どこに需要があるのかを現在は見ている段階だという。今回のコンセプトはお客様のニーズに添った、小型EVの販売ができる気がしてならない。

(GAZOO編集部)