地元・福島のクルマ好きもオススメするドライブスポットやグルメ情報を紹介!

  • 信夫山から望む福島市の景色

    信夫山から望む福島市の景色


GAZOO愛車広場 出張取材会の開催地で、取材会参加者のみなさんや地元の方がオススメする観光地、地元の人だからこそ知るマル秘スポットやご当地グルメなどを巡るこの企画。今回は8月に取材会を実施した福島県福島市で、さまざまな場所を訪れてみました!

朝のプチドライブ&散策にもぴったりの『信夫山』

  • 標高260m地点にある『烏が崎(からすがさき)展望デッキ』からの眺め。左側に福島駅が見える

福島市の中心部にある標高275mの「信夫山(しのぶやま)」。市内からアクセスしやすく、気軽に福島の景色を一望できるというオススメスポットです。
展望台や駐車場がいくつか存在する中で、今回訪れたのは信夫山の西峰にある『烏が崎(からすがさき)展望デッキ』。
信夫山天満宮の横を通り抜けてクネクネ道を登っていくと、だんだん道幅が狭くなって少し不安になってきたところで月山駐車場P3に到着。そこにクルマを停めて、徒歩で山道を数分登っていくと、突然目の前の景色が開けて明るい光が!
たどり着いた展望デッキからは福島市街地をはじめ安達太良連峰や吾妻連峰も見渡すことができるほか、新幹線『はやぶさ』が通過する姿も見ることができました。
道中にはハイキングや自転車を楽しむ方もいて、地元の方にとっても身近な山なのだという印象を受けました。今回は朝に訪れましたが、夜景も美しいそうですよ。

駐車場から散策路を歩いていくと、木々の隙間から光が見えてきて、その先に爽快な景色が。散策路の途中にある湯殿神社からも、北東方向の景色に加えて新幹線が通過する姿も!!

▶︎信夫山『月山駐車場P3』
福島県福島市大明神

ドライブも景色も温泉も満喫できる『磐梯吾妻スカイライン』

  • 磐梯吾妻スカイラインの絶景スポットのひとつが『つばくろ谷』を跨ぐ『不動沢橋』

絶景スポットといえばこちらもオススメ。福島市内から『吾妻小富士』に向かって伸びる『磐梯吾妻スカイライン』(正式名称:磐梯吾妻道路)は『日本の道100選』にも選ばれた約28kmの山岳自動車道。
以前は有料道路でしたが、現在は無料で通行することができるようになっていて、道中には温泉や景観スポットなどもあり、ドライブしつつ観光を楽しむことができます。

  • 約80mの深さがあるという谷を飛び回るイワツバメにちなんで命名されたという『つばくろ谷』は、紅葉でも有名なスポット。駐車場に停めてクルマと一緒に撮影することもできました。

スカイラインの北側(福島市側)からつづら折りの山道を登っていくと、その途中にあるのが『不動沢橋』。吾妻八景のひとつに数えられている『つばくろ谷』にかけられたアーチ橋で、駐車場にクルマを停めて景色を見たり撮影したりとゆっくり楽しむことができます。
ちなみに福島市内からこのつばくろ谷までは約25kmほどで、1時間弱で訪れることができました。

  • 駐車場にクルマを停めて吾妻小富士に登ると、浄土平のようすが一望できる

つばくろ谷を超えてさらに7kmほど進むと、火山性ガスによってこの世の景色とは思えない茶褐色の地表が剥き出しとなり「窓を開けるな」という注意看板なども立てられている『浄土平』というエリアが広がっています。
その中心部にある『浄土平パーキング』は、レストランなどを備えた休憩スポットで、吾妻小富士や一切経山への登山拠点としても利用されている場所。
吾妻小富士の山頂からは浄土平の様子が一望できるほか、パーキングに停めた愛車を上から探して眺めてみるというのも一興かも?

浄土平パーキングにクルマを停めて、吾妻小富士にも登ってみました

登山で体を動かしたら、温泉で汗を流して疲れを癒すというのがオススメプラン。
浄土平パーキングから福島市内に戻る方向へ磐梯吾妻スカイラインを下っていくと、その途中に高湯温泉共同浴場『あったか湯』があります。
38台分の駐車場が用意されているので、温泉宿の宿泊客だけでなくドライブやツーリングの途中に訪れている人も多く、木と岩を基調とした露天風呂で硫黄泉を楽しむことができます。

源泉から浴槽までの距離が60mという短さが特長の『あったか湯』

▶︎つばくろ谷駐車場
住所;福島県福島市町庭坂神ノ森
▶︎浄土平駐車場
住所;福島県福島市土湯温泉町鷲倉山1
▶︎高湯温泉共同浴場『あったか湯』
住所;福島県福島市町庭坂高湯25番地
http://www.takayuonsen.jp/attakayu/index.html

特産品の桃をぜいたくに味わえる大人気スイーツ店

  • 農園カフェ『森のガーデン』の『桃パフェ』と『りんごジュース』

ここからは福島市近郊で楽しめるグルメスポットをご紹介!
夏の福島で特産品といえばハズせないのが、甘くてジューシーな『桃』。福島では6月下旬から10月まで時期に合わせた複数の品種の桃が生産されているそうで、長い期間に渡って楽しむことができます。

というわけで今回は、SNSで話題になっていて取材会参加者さんからもオススメと教えていただいた『まるせい果樹園』さんへ。
東京ドーム約2個分という広い敷地で、さくらんぼ、桃、ぶどう、りんご、梨、柿などを育てていて、採れたての果物を直売所で購入できるだけでなく、シーズンごとにさまざまな果物狩りも楽しむことができるとのこと。さらに、そんな採れたての果物を味わえるカフェ『森のガーデン』のパフェが大人気なんだそうです。

敷地内にある直売所では、採れたての果物を購入することができます。

10時オープンということで9時30分くらいに到着したものの、駐車場にはすでに県内外ナンバーのクルマがたくさん停まっていて25組ほど先約が。人気の高さを再確認しつつ、受付表に名前を書いて待つこと40分ほど。番号を呼ばれて『桃パフェ』と『濃厚りんごジュース』を注文し、受け取りカウンターに行ってみると、パフェの上に載っている桃の大きさに驚き!
とってもみずみずしくて、中のアイスも含めてペロッと食べ切ってしまいました。一緒に頼んだりんごジュースもとっても濃厚でした!

オープンテラス席や屋内スペースを備えた『森のガーデン』では、果樹園を眺めながらフレッシュなスイーツを堪能することができます

▶︎まるせい果樹園
住所;福島県福島市飯坂町平野字森前50-1
https://www.maruseifukushima.com/

気鋭のラーメン店でSNS映え必至のオリジナルメニューを堪能!

  • 麺屋『傑心-けしん-』の『福島釜玉拉麺マキシマムKTM』(右)と『海老らーめん』(左)

続いてもSNSで話題のお店、全国ラーメングランプリ初代準優勝に輝いた福島市の麺屋『傑心-けしん-』さん。
『豚骨魚介スープ』『G系』『つけ麺』など種類豊富なメニューの中から、今回セレクトしたのは『福島釜玉拉麺マキシマムKTM』。

メレンゲの下に隠れているのはコシも味もしっかりとした太麺。メレンゲはプレーンの他にエビ味とマグロ味もあり、今回はプレーンとエビ味を頼んでみたのですが、エビ味はほんのり赤色でエビの風味がしっかり感じられました。

福島県内6軒のラーメン店が共同開発した麺を使って各店舗オリジナルの『福島釜玉拉麺』を提供しているそうで、なかでも傑心さんのマキシマムKTMは、ほのかに味がついたふわふわのメレンゲで覆われたインパクト抜群の一品。クリーミーな見た目に対して味は濃いめで、もちもち感のある極太麺も相まって満足感バツグンでした。
このほかにも、佐久間代表によると「塩味のG系もオススメですよ!」とのことなので、機会があればぜひチャレンジしてみたいところです。

王道の『海老らーめん』は濃厚そうな見た目よりも意外とさっぱりしていて、味変用の酢なども用意されていました。

▶︎麺屋『傑心-けしん-』
住所;福島県福島市南矢野目向原16-3
定休日:木曜日
駐車場:あり

レンタカー屋さんの若手スタッフがオススメしてくれた『福島円盤餃子』

  • 『ふくしま餃子の会』加盟店でもある昭和39年創業の老舗、餃子の店『山女』さんの円盤餃子

『福島円盤餃子』も、ぜひおさえておきたい福島市のご当地グルメ。今回は数あるお店の中から、レンタカー屋さんの若手スタッフがオススメしてくれた『山女』さんに行ってみることにしました。
店主さんいわく「私の体型と一緒(笑)」という円盤餃子は、野菜多めで揚げ餃子っぽく焼き上げることでフワッと軽やかな仕上がり。レンタカー屋さんの若手スタッフが「ペロリと2皿食べちゃいます」と言っていたのも納得でした。

20個入りの円盤餃子は、野菜多めであっさりとした味付け。

一皿10個入りの水餃子はもちもちの皮でツルリとしたのどごし。福島駅から徒歩圏内なのでアクセスの良さも抜群。

▶︎餃子の店『山女』
住所;福島県福島市早稲町5-23
定休日:日曜日

復活したご当地スイーツ『凍天』って何て読むの?

  • 福島のソウルフードとしてテレビでも紹介された『凍天(しみてん)』

テレビ番組などでも取り上げられた福島県のご当地スイーツ『凍天(しみてん)』。一時期は製造・販売を止めていたそうですが、2021年に復活したということで『凍天処 木乃幡 伊達工場店』に行ってみることにしました。
福島の伝統的な保存食『凍餅(しみもち)』をドーナツ生地で包み込み、外はカリッと中はフワフワとした独特な食感に仕上げているそうで、甘くて食べ応えも予想以上! ドライブのお供にもピッタリですね。

ほのかに甘いドーナツ生地の中に、モチモチのよもぎ餅が入っていて独特な食感。『あんこ凍天』や『チーズ凍天』もあり、自動販売機も設置されていました。

▶︎凍天処 木乃幡 伊達工場店
住所;福島県伊達郡桑折町大字上郡字堰上10-5
https://shimiten.jp/
定休日:不定休
駐車場:あり

【おまけ】駐車場で出会ったカワイイ『赤べこ』

  • 福島県会津地方の伝統工芸品として知られる『赤べこ』が単管バリケードに!?

最後にご紹介するのは、浄土平パーキングでたまたま出会った『赤べこ』デザインの単管バリケード。
工事現場などでたまに動物やキャラクターのデザインを見かけることはありますが、こういった『ご当地キャラ』に出会うと、なんだかちょっと嬉しくなりませんか?
地域限定キャラを探してドライブに出かけるのも楽しいかも!?

関連記事『地域限定デザインもいっぱい! 道路で見かけるアニマルガード』
https://gazoo.com/column/daily/20/03/15/

というわけで前回スペシャル版としてお届けした宮城県に続いて、2回目のGAZOO 出張取材会ご当地スポット巡りは福島県からお届けしました。
今回は福島市内近辺のみしか回ることができませんでしたが、全国47都道府県中3位の面積を誇る福島には、海、山、湖などなど観光スポットが豊富。温泉、キャンプ、紅葉、スキー、ラーメン、海産物、日本酒などなどレジャーやご当地グルメも数えたらキリがないほどです。
東西南北4方向から高速道路でアクセスできるため愛車でも訪れやすいし、新幹線や飛行機+レンタカーで旅行を楽しむのもアリでは?

(GAZOO編集部)