どんなスタイルもキマッてる!エアロパーツを装着したクラウンスポーツで賑わう・・・東京オートサロン2025

  • KUHL JAPANのブースとクラウンスポーツ

一昨年の11月にデビューしたクラウンスポーツ。デビューから1年が経過したこともあり、各種カスタマイズパーツが出揃ってきた。東京オートサロン2025の会場でも、多くのブースで様々なアイテムを装着した展示車両が華を添えていた。

それらの多くは、スタイリッシュなSUV仕立てのクラウンスポーツを、よりスポーティな見栄えとするエアロパーツを装着。そんな、各ブランドの個性で味付けされたクラウンスポーツを4台ほどピックアップして、ここにお見せしよう。

M’z SPEED/LUV LINE CROWN SPORT

  • M’z SPEED/LUV LINE CROWN SPORT

    M’z SPEED/LUV LINE CROWN SPORT

『M’z SPEED』のクラウンスポーツは、スポーティがデザインコンセプト。ここで紹介するのは、AES樹脂を使ったフロントハーフスポイラー、サイドステップ、リヤアンダースポイラーを装着した車両。

AES素材は未塗装のままでも使用可能な耐候性を有していて、素材にカーボン柄加工を施すことも可能。ただし素材は板材なので、整形時に柄の目が歪むなどするため、これまでは小型のパーツしか製作できなかったそうだ。
しかし、柄を歪めずに加工する手法が確立したことで、クラウンスポーツ用のエアロにも採用したという。つまり未塗装で装着できるので、より手軽にスポーティなスタイリングへと変化させることが可能になった。

  • M’z SPEED/LUV LINE CROWN SPORT
  • M’z SPEED/LUV LINE CROWN SPORT
  • M’z SPEED/LUV LINE CROWN SPORT
  • M’z SPEED/LUV LINE CROWN SPORT

柄の目が綺麗に揃っているのがカスタマーにとっては当たり前だが、それを未塗装で使えるAES素材で可能にしたというM’z SPEED。リヤアンダースポイラーも複雑な造形ながら、しっかりと柄の目が揃った製品としている。またカーボン柄としたことで、スポーティなイメージもより高まっている。

AERO OVER/CROWN SPORT

  • AERO OVER/CROWN SPORT

    AERO OVER/CROWN SPORT

“デザインが似ている”と、クルマ好きの間で囁かれている、クラウンスポーツとフェラーリ初のSUV、プロサングエ。『AERO OVER』では、それならもっとプロサングエに寄せてしまおうと、ボディキット『P639e』を開発。ちなみに『P639e』はP=プ、6=ロ、3=サン、9=グ、e=エを意味するそうだ。

フロントは抑揚のある造形のクラウンスポーツだが、プロサングエに比べると、リヤ回りがノッペリとした造形であったことから、特にリヤ回りは大きくデザイン変更をしている。
一番の特徴は、左右4本出しとなるマフラーエンドが見えるデザインにしたことで、迫力あるリヤビューに仕立てられる。東京オートサロン2025では、プロサングエと並べての展示となっていたが、その迫力に負けないアピアランスで来場者からも好評を博していた。

  • AERO OVER/CROWN SPORT
  • AERO OVER/CROWN SPORTの4本出しマフラー
  • AERO OVER/CROWN SPORT
  • AERO OVER/CROWN SPORTの4本出しマフラー

クラウンスポーツ本来のデザインは、マフラーエンド部を見せないデザインだが、AERO OVERのリヤディフューザーは左右4本出しとしているのが特徴。4本出しマフラーカッターとセットで販売される。

KUHL RACING/CROWNSPORT SH36-RS

  • KUHL RACING/CROWNSPORT SH36-RS

    KUHL RACING/CROWNSPORT SH36-RS

ローダウンした車両に似合うエアロパーツをリリースする『KUHL RACING』。クラウンスポーツ用にもカッコ良いエアロを登場させている。そのコンセプトはシンプル&スポーティにボディ下部をボリュームアップさせるというもの。
ノーマルはボディ下部も丸みを帯びた内巻き形状となっているため、ローダウン派には物足りなさを感じるデザイン。そこで下部にボリュームを持たせ、安定感と迫力をもたらす造形を採用した。

このデモカーは車高を落としていることもあって、エアロパーツにかなりの厚みがあるように感じるが、これはデザインの妙技。実際にはノーマル比でフロント15mm、サイドとリヤが20mm低くなっているだけ。公道走行可能な車高のクラウンスポーツなら、日常の使い勝手を損ねることのないエアロパーツとなっている。

  • KUHL RACING/CROWNSPORT SH36-RSのフロント
  • KUHL RACING/CROWNSPORT SH36-RS
  • KUHL RACING/CROWNSPORT SH36-RSのフロント
  • KUHL RACING/CROWNSPORT SH36-RS

リヤは、ルーフエンドウイング、リヤゲートウイング、リヤハーフディフューザーの3点が組み込まれている。フロントスポイラーは2色塗り分けにより、ボディとの一体感を高めるという視覚的効果も持たせているそうだ。

トムス/TOM'S クラウンスポーツ

  • トムス/TOM'S クラウンスポーツ

    トムス/TOM'S クラウンスポーツ

トヨタ車カスタマイズの老舗、『トムス』がクラウンスポーツをコンプリートカーとして仕上げ展示した。その内容はスポーティとエレガントを融合したデザインで、エクステリアとインテリアをドレスアップさせたものだ。

エクステリアはフロントリップ、サイドステップ、リヤアンダースポイラー、ルーフスポイラーで構成されるTOM’Sスタイリングパーツセットの装着と、ラッピングによるグロスシーブリーズブルーへのボディカラー変更。
エアロはモータースポーツフィールドでの極限の空力ノウハウを有するトムスらしく、空力性能を重視したものである。一般道走行で有効なドラッグの軽減効果を狙った形状としているそうだ。

インテリアは、TOM’Sシートカラーパッケージなどで、スポーティ&エレガントを演出。ボディカラーに合わせたシートの差し色や、シートベルトのカラー変更といった、コンプリート感のあるインテリアに仕上げられている。

  • トムス/TOM'S クラウンスポーツのフロント
  • トムス/TOM'S クラウンスポーツ
  • トムス/TOM'S クラウンスポーツのフロント
  • トムス/TOM'S クラウンスポーツ

フロントスポイラーは、トヨタの先進安全装備のひとつとなるポップアップフードに対応するデザインとなっているのもデザイン上のポイント。リヤはルーフスポイラーと、アンダースポイラーが付く。特にリヤアンダーは、ドラッグが増大するパラシュート効果対策として、バンパー内に入る走行風が抜ける形状とするなど、こだわりのある造形となる。

  • トムス/TOM'S クラウンスポーツのインテリア

インテリアは、ボディと同色の差し色をさりげなく配色し、スポーティ&エレガントを実現。シート表皮を張り替えただけでなく、ステアリングのスポーク部や、シートベルトにもブルーを配色しているのも、コンプリートカーならではの完成度と言えるだろう。

(文章・写真:坪内英樹)

東京オートサロン2025

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