「ねえクローバ、未来までルート案内して」トヨタとLINEの会話型カーナビ、2019年夏デビュー…CEATEC 2018
「クローバ、中央高速道路にぴったりの曲を流して」「ねえクローバ、首都高の渋滞状況を教えて」「クローバ、東京ディズニーリゾートまでルート案内して」 クルマのなかに、LINE Clova が入りこむ時代へ---。
トヨタは、CEATEC JAPAN 2018(幕張メッセ、10月16~19日)のプレスデー(15日)でオープンプラットフォーム「スマートデバイスリンク(SDL)」の説明会を実施。トヨタ 山本圭司 常務役員と、LINE 舛田淳 取締役が登壇し、「運転中のスマホ使用による交通事故ゼロをめざす」というSDLの特長や仕組み、販売計画などを語った。
●安全、オープン、両OS対応
「スマートデバイスリンクの特長は、安全と楽しさの両立、オープンプラットフォーム、そしてOSにとらわれない、の3点」と話すのは、トヨタ山本常務。
「安全性を確保すべく、AI技術を活用した音声による操作や、運転への意識を損なわないようなユーザインターフェイスとし、事故防止をめざす。またアイコンを大きくしたり、走行中の表示・操作を限定するなど、シンプルで安全、操作性も向上させていく」
「またSDLは、オープンプラットフォームなので、特定のアプリに限るといったことはない。ユーザは好きなアプリを自由に選べて、アプリ事業者は利用シーンを拡大できる。そして開発したアプリを複数のクルマメーカに一括投入できる点もメリット」
「さらにiPhoneとAndroidの両OSに対応しているから、ユーザにとってもアプリ事業者にとっても大きなメリット。われわれ完成車メーカーにとっても、さまざまなIT企業とオープンに取り組める」(トヨタ山本常務)
●スマホ感覚でカーナビディスプレイを操作できる
このスマートデバイスリンクは、スマホ感覚でカーナビディスプレイを操作できるという点がインパクト。記者発表では、トヨタ山本常務とLINE舛田取締役が、それぞれの想いやビジョン、仕組みなどについてこう語った。
「SDL対応したスマホアプリは、車載器に実装されたネイティブのアプリと同様、タッチディスプレイ、ステアリングスイッチ、マイク、スピーカーを使って、安全に利用できる」(トヨタ山本常務)
「Clova Autoは、車載機とClovaを連携させ、VUI(Voice User Interface)によりドライブ中でも安全にサービスを利用できるサービス。たとえば、ドライブしながら目的地の天気を調べる、LINE電話をかける、LINEメッセージの送受信する、音楽を聴く、さらにクルマのなかから自宅の家電を操作するなどを、クルマを停止させず、スマートフォンを見ることなく、運転しながら実行できる」(LINE舛田取締役)
「Clova Autoとスマートフォンアプリが、SDLをとおして車両のハンドルの音声認識ボタンや車載ディスプレイと連携することで、ドライブに集中して操作できる。また今後は、Clova AutoとClova Home、スマホのLINE Clova、この3つをシームレスに連動させることが、わたしたちが実現すべき世界と考える」(LINE舛田取締役)
●トヨタとLINEの新しいカーナビ、来夏登場
両者はきょうの説明会で、SDL対応車載器に対し、ことし12月から LINE MUSIC アプリと連携させると発表。さらに、トヨタとLINEによる会話型の新しいカーナビについて、LINE舛田取締役はこう語った。
「ポイントは、VUIに対応すること、音声で操作できること。今後は、両社が保有するビックデータからのトラフィックデータを提供していく。トヨタの走行データがリアルタイムに入ってきて、最も早く正確なナビゲーションを実現させたい」
「トヨタが持っている、クオリティの高い地図、ナビゲーション、渋滞情報。この3つをアセットに、トヨタ車両による走行データと、LINEのタッチポイントをベースにした新しいカーナビゲーションを提供していく」(LINE舛田取締役)
トヨタとLINEによる、新しいナビゲーションサービスは、2019年の夏にデビューする予定。
(レスポンス 大野雅人)
トヨタは、CEATEC JAPAN 2018(幕張メッセ、10月16~19日)のプレスデー(15日)でオープンプラットフォーム「スマートデバイスリンク(SDL)」の説明会を実施。トヨタ 山本圭司 常務役員と、LINE 舛田淳 取締役が登壇し、「運転中のスマホ使用による交通事故ゼロをめざす」というSDLの特長や仕組み、販売計画などを語った。
●安全、オープン、両OS対応
「スマートデバイスリンクの特長は、安全と楽しさの両立、オープンプラットフォーム、そしてOSにとらわれない、の3点」と話すのは、トヨタ山本常務。
「安全性を確保すべく、AI技術を活用した音声による操作や、運転への意識を損なわないようなユーザインターフェイスとし、事故防止をめざす。またアイコンを大きくしたり、走行中の表示・操作を限定するなど、シンプルで安全、操作性も向上させていく」
「またSDLは、オープンプラットフォームなので、特定のアプリに限るといったことはない。ユーザは好きなアプリを自由に選べて、アプリ事業者は利用シーンを拡大できる。そして開発したアプリを複数のクルマメーカに一括投入できる点もメリット」
「さらにiPhoneとAndroidの両OSに対応しているから、ユーザにとってもアプリ事業者にとっても大きなメリット。われわれ完成車メーカーにとっても、さまざまなIT企業とオープンに取り組める」(トヨタ山本常務)
●スマホ感覚でカーナビディスプレイを操作できる
このスマートデバイスリンクは、スマホ感覚でカーナビディスプレイを操作できるという点がインパクト。記者発表では、トヨタ山本常務とLINE舛田取締役が、それぞれの想いやビジョン、仕組みなどについてこう語った。
「SDL対応したスマホアプリは、車載器に実装されたネイティブのアプリと同様、タッチディスプレイ、ステアリングスイッチ、マイク、スピーカーを使って、安全に利用できる」(トヨタ山本常務)
「Clova Autoは、車載機とClovaを連携させ、VUI(Voice User Interface)によりドライブ中でも安全にサービスを利用できるサービス。たとえば、ドライブしながら目的地の天気を調べる、LINE電話をかける、LINEメッセージの送受信する、音楽を聴く、さらにクルマのなかから自宅の家電を操作するなどを、クルマを停止させず、スマートフォンを見ることなく、運転しながら実行できる」(LINE舛田取締役)
「Clova Autoとスマートフォンアプリが、SDLをとおして車両のハンドルの音声認識ボタンや車載ディスプレイと連携することで、ドライブに集中して操作できる。また今後は、Clova AutoとClova Home、スマホのLINE Clova、この3つをシームレスに連動させることが、わたしたちが実現すべき世界と考える」(LINE舛田取締役)
●トヨタとLINEの新しいカーナビ、来夏登場
両者はきょうの説明会で、SDL対応車載器に対し、ことし12月から LINE MUSIC アプリと連携させると発表。さらに、トヨタとLINEによる会話型の新しいカーナビについて、LINE舛田取締役はこう語った。
「ポイントは、VUIに対応すること、音声で操作できること。今後は、両社が保有するビックデータからのトラフィックデータを提供していく。トヨタの走行データがリアルタイムに入ってきて、最も早く正確なナビゲーションを実現させたい」
「トヨタが持っている、クオリティの高い地図、ナビゲーション、渋滞情報。この3つをアセットに、トヨタ車両による走行データと、LINEのタッチポイントをベースにした新しいカーナビゲーションを提供していく」(LINE舛田取締役)
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(レスポンス 大野雅人)
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