シートメーカー3社、米国に合弁会社設立へ トヨタ×マツダ新工場への最適生産体制を構築

トヨタ紡織(webサイト)
トヨタ紡織とデルタ工業、東洋シートの3社は11月29日、米国における自動車用シート生産の合弁会社設立に向けた覚書を締結。トヨタとマツダのシートサプライヤーとして最適生産体制を構築すると発表した。

トヨタ紡織はトヨタ系、デルタ工業および東洋シートはマツダ系の部品メーカーで、いずれも自動車用シートを主力商品としている。

トヨタとマツダは2017年8月、業務資本提携に合意し、米国アラバマ州市に2021年より完成車生産を行う合弁新会社「マツダ トヨタ マニュファクチャリング USA」(MTMUS)を設立。新工場ではマツダが北米市場に新導入するクロスオーバーモデルを、トヨタは『カローラ』を15万台ずつ生産する計画だ。

3社はMTMUSからの受注に向けた活動を推進する中で、今回、合弁会社設立に向けた覚書を締結。各社の保有するシート生産のノウハウやリソーセスを有効活用し、米国における自動車用シートの最適な生産体制を構築し、より競争力のあるシートの生産・販売を目指していく。

(レスポンス 纐纈敏也@DAYS)

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