新型 スープラ に「GT4」、ニュル24時間やスーパー耐久に参戦できる…ジュネーブモーターショー2019で公開へ

トヨタGRスープラGT4コンセプト
トヨタ自動車は、スイスで3月5日のメディアデーから始まる第89回ジュネーブ国際モーターショー(ジュネーブモーターショー2019)で、『GRスープラGT4コンセプト』を世界初公開する。新型『スープラ』を活用したカスタマーモータースポーツの可能性を示唆する。

GRスープラGT4コンセプトは新型スープラ、すなわち、TOYOTA GAZOO Racing初のグローバルモデルである「GRスープラ」をベースとしたレーシングスタディモデルの一つだ。欧州のモータースポーツ活動拠点であるトヨタモータースポーツ有限会社(Toyota Motorsport GmbH)が開発した。

「GT4」は、欧州や米国で人気のカスタマーモータースポーツカテゴリーの一つ。市販車を改造したレース仕様車をユーザーが購入し、世界中の各種レースに参戦できる。欧州ではGT4ヨーロピアンシリーズ、VLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)など、米国ではIMSA Michelin Pilot Challengeなど、アジア・日本ではBlancpain GT World Challenge Asia、スーパー耐久シリーズなどがGT4カテゴリーで参戦できる。

トヨタでは、新型スープラは市販仕様においても軽量、低重心、高剛性などの性能を有しており、カスタマーモータースポーツのベース車両としてふさわしい、とする。コンセプトカーは、市販仕様からさらに軽量化を図り、ロールケージ、サスペンション、ブレーキ、リアウィングなどのレース専用部品を装着した。

トヨタは新型スープラで、2019年は、NASCARエクスフィニティ・シリーズと、ニュルブルクリンク24時間耐久レース(SP8Tクラスを予定)に参戦する。また、2020年にはSUPER GTのGT500クラスにも参戦する計画だという。



(レスポンス 高木啓)

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