トヨタ、北米市場向けNXをカナダ工場で現地生産を決定 2022年初頭から

トヨタ、北米市場向けNXをカナダ工場で現地生産を決定 2022年初頭から
トヨタ自動車は4月29日、カナダの生産拠点トヨタモーター・マニュファクチャリング・カナダ(TMMC)で、2022年初めにレクサスの小型SUV『NX』(Lexus NX)を生産することを決定したと発表した。

TMMCは、海外で初めてレクサス車を生産した拠点で、新たにNXのガソリンモデルとハイブリッドモデルを生産する。トヨタは、北米事業の競争力強化に向けて、現地生産シフトを進めてきた。今回、SUV需要が好調な北米市場で、トヨタ『RAV4』やレクサス『RX』に加えて、NXをTMMCのケンブリッジ工場で生産する。

TMMCが開いたNX生産発表式典には、カナダのジャスティン・トルドー首相をはじめとする政府関係者も出席した。

TMMCのフレッド・ヴォルフプレジデントは「RXとNXというレクサスモデル2車種を生産することは、TMMC従業員への信頼の高さを示している」とコメントしている。

TMMCでの累計生産台数は800万台以上に上っている。TMMCでは、2003年には初のレクサス海外生産拠点としてレクサスRXの生産を開始し、2014年にはRXのハイブリッドモデルも生産している。今春には新型トヨタRAV4を生産するため、新しいプラットフォームへの対応も含め、連邦・州政府からの支援分とあわせて14億カナダドル(約1100億円)を投資して工場刷新を図っている。

(レスポンス レスポンス編集部)

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