3周でも違いがわかる! ロードスター と WRX の同乗試乗会…筑フェス2019

マツダ・ロードスターRF(筑波サーキット・カーフェスティバル2019)
マツダ『ロードスターRF』とスバル『WRX RA-R』の同乗試乗会が5月5日、茨城県下妻市の筑波サーキットで開催されたクルマの祭典『筑波サーキット・カーフェスティバル2019』(略称:筑フェス)で行われた。

マツダは魂動デザインが美しいロードスターRFのRSグレード(MT車)を、スバルは昨年500台限定で発売された「WRX STI」特別仕様車のWRX RA-Rを用意。15組限定のプレミアムな同乗試乗会はオートレース選手養成用のオーバルコースを使用し、1車種につき3周回の試乗をする。

短い距離の試乗だったが、参加者たちは2台の“走りの違い”を楽しんでいた。

●東京都・女性(50代)の感想

「(3周だけでも)違いはわかりました。WRXの方が速さを感じました。私はランエボに乗ってサーキットを走っていたことがあって同乗試乗もよく体験していて、(慣れていることもあり)WRXは初めてでしたがすごく加速感が良くて、Gも感じました。ロードスターは安定して軽やかな感じ。もっとロールするかと思ったら意外とスムーズでした。WRXはどっしりして『速ッ!』って感じでした」

また、この日は快晴ということもあり「オープンカーは気持ちいい。欲しくなる」と満足そうだった。

●茨城県・男性(13歳)

「WRXは足回りがしっかりしていて、コーナーが滑らないでしっかりグリップしてくれていると思いました。ロードスターはFRなんですけど滑らなくて、安定感があって踏ん張りも効く感じがよかったです」

ゲームの『グランツーリスモ』でクルマ好きになったという少年。自身はもちろん運転の経験はないが乗り心地の違いを教えてくれた。一緒に来ていた40代のお父さんも、「今のクルマは加速と足回りが違いますね。バブルの頃に乗っていたクルマとは比べ物にならない。ノーマルでも全然いけます」と話す。現在の所有はワンボックスのファミリーカーになってしまったため、つかの間スポーツカーを楽しんだ。

ロードスターとWRXではパワーも異なるため試乗時はドライバーもアクセルワークを変えている。またコースが短いために性能を全部引き出すわけにはいかないが、それでも違いが分かる同乗試乗会となった。

クルマ関連のイベントで時折企画される試乗会。実施されている時はぜひ参加してほしい。最新のクルマが味わえる絶好のチャンスだ。

(レスポンス Hideyuki Gomibuchi)

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