レクサス RX 改良新型、ブレードスキャン式アダプティブハイビーム搭載…世界初

レクサス RX 改良新型(欧州仕様)
レクサスの欧州部門は6月19日、改良新型『RX』(Lexus RX)に、世界初のブレードスキャン式アダプティブハイビームシステム(AHS)を搭載すると発表した。

アダプティブハイビームシステムは、先行車や対向車を眩惑しないよう、ハイビームの照射を自動的に制御するもの。ブレードスキャン式アダプティブハイビームシステムでは、光源のLEDからの光を、高速で回転するブレードミラーに照射する。このブレードミラーに反射した光が、レンズを介して高速移動しながら前方を照らす新しいアダプティブハイビームシステムだ。

ブレードスキャン式アダプティブハイビームシステムでは、残像効果によって、光は動いているように見えない。ブレードミラーの回転に同期させて、LEDの光を適切なタイミングで点灯・消灯することによって、配光を細かく制御することができる。

これにより、従来のアダプティブハイビームシステムよりも、細かい遮光が可能になる。また、ハイビームの照射範囲を広げることができ、対向車や先行車を眩惑することなく、早期に歩行者や標識を認識することが可能になる。ブレードスキャン式アダプティブハイビームシステムによって、夜間にドライバーが歩行者を認識できる距離は、従来の32mから56mに向上する、としている。

(レスポンス 森脇稔)

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