トヨタとあいおいニッセイ同和損保、コネクティッドカーデータを活用する事故対応サービスを開発

サービス提供のイメージ
トヨタ自動車とあいおいニッセイ同和損保は、コネクティッドカーデータを活用する事故対応サービス「テレマティクス損害サービスシステム」を共同開発、2020年3月より提供を開始する。

コネクティッド技術等の進化により、車両データを収集・活用した新たなモビリティサービスの提供が可能となっている。両社は、コネクティッドカーから取得できる走行データをもとに、安全運転を支援する機能や、安全運転による保険料割引などのサービスを提供する国内初の運転挙動反映型テレマティクス自動車保険「タフ・つながるクルマの保険」を2017年に共同で開発し、2018年1月より販売を開始している。

テレマティクス損害サービスシステムでは、コネクティッドカーから取得する情報をもとに、事故に至るまでの走行軌跡、アクセル・ブレーキ、シフトポジション、ステアリングの操作状況、指示器、安全装置といった各種装備の作動状況に関する車両データを可視化。契約者が事故状況を説明する負担の軽減および迅速な事故解決を実現する。

また、事故による大きな衝撃を検知した際、「自動通報受信デスク」から安否確認の連絡を行い、必要な諸手配を行う「緊急時リアルタイムサポート」にAIを活用する。同機能は、あいおいニッセイ同和損保がテレマティクス端末搭載車両の事故データと、衝突実験により取得した衝撃データを機械学習することにより構築したアルゴリズムを活用。これにより事故の発生・事故地点を適切に認知でき、迅速な事故受付を実現する。

新しい事故対応サービス「テレマティクス損害サービスシステム」は、「タフ・つながるクルマの保険」に加入するトヨタ・レクサスのコネクティッドカーを対象に2020年3月より提供を開始し、対象車種を順次拡大していく。

(レスポンス 纐纈敏也@DAYS)

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