北米トヨタ、フェイスシールドや人工呼吸器を生産へ…新型コロナウイルスと戦う医療従事者向けに

北米トヨタが生産するフェイスシールド
トヨタ自動車(Toyota)の北米部門のトヨタモーターノースアメリカ(TMNA)は3月27日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)と戦う医療従事者向けに、フェイスシールドや人工呼吸器を生産すると発表した。

フェイスシールドは、3Dプリントによって製造を行い、3月30日をメドに大量生産を開始する。フェイスシールドの最初の出荷分は、テキサス州ヒューストンのMDアンダーソンとユタ州ダラスのサウスウェスタンメディカルセンター、インディアナ、ケンタッキー、ミシガン各州の病院に届けられる予定だ。

また、トヨタモーターノースアメリカは、人工呼吸器の生産に向けて、2つの医療機器企業と合意した。マスクを生産する準備もできており、現在フィルターのパートナーを探しているという。

さらに、トヨタ生産システムサポートセンター(TSSC)が、医薬品などの生産能力を高めるために、製造とエンジニアリングのノウハウを提供していく。すでに、トヨタモーターノースアメリカは、病院や緊急事態管理チームなどに、マスクやゴーグル、靴、ブーツカバーなどを寄付している。

(レスポンス 森脇稔)

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