トヨタ アルファード にシンプルスタイルで高音質オーディオを取り付ける
純正オーディオのスピーカー出力を使って高音質を実現したBEWITH(ビーウィズ)のデモカーであるトヨタ『アルファード』。DSPアンプや新作サブウーファーなど注目のユニットを投入しているが、取り付けスタイルはいたってシンプルで誰もが手にしやすいシステムとなっている。
◆DSPアンプやスピーカーの変更で
シンプルスタイルで高音質を実現
BEWITHのデモカーであるアルファード。手軽に高音質が得られるシステムを搭載して、幅広いユーザー層にアピールする車両となったので取材に出かけた。システムは次の通り。純正オプションオーディオのスピーカー出力を、同社のDSPアンプである「PLUG&PLAY 1080」に入力。フロントには新コンセプトスピーカーのプロトタイプ(2ウェイ)をシステム。さらに新製品となるReferenceAMシリーズのサブウーファーを搭載。必要十分のシンプルなユニット構成で、純正システムからサウンドを大幅にレベルアップさせた。
中でも真っ先に注目したのは新作の「L-165RW」。高音質スピーカーシリーズとして既に一定の評価を得ているReferenceAMに投入された、待望のサブウーファーだ。口径は同シリーズのウーファー「L-165R」と同じく16.5cmで取り付け性に優れている。さらにエンクロージャー容量は3~10Lに対応するかなりのスモールボックス設計な点にも注目。ミニマムな取り付けスペースで十分な低音を引き出すユニットとなった。
アルファードはこのユニットをステレオで接続、それぞれを3Lのエンクロージャーに収めて、ラゲッジの左右後端に設置するというシンプルなスタイルを採用。これならラゲッジスペースをスポイルすること無く低音を補強できる。
◆高性能で多機能なDSPアンプで
純正システムからの発展性を狙う
純正システムから出力された音楽信号をコントロールするのはDSPアンプの「PLUG&PLAY 1080」だ。高機能なDSPに加えて8チャンネルの内蔵アンプを備え、フロント3ウェイ+サブウーファーのシステムを構築することも可能な汎用性の高いユニットだ。アルファードはこれ1台でフロント2ウェイ+サブウーファーをフルでコントロール。ミニマムなシステムを狙うユーザーには絶好だろう。
特筆すべきポイントはなんと言ってもその調整能力の高さだ。全チャンネル独立の31バンド・イコライザーの搭載やクロスオーバー、タイムアライメントなど多彩な調整機能をオールインワン。しかもデュアル32bit処理によるクオリティの高い信号処理も魅力。DSP処理を施しても音質劣化の少ないモデルとしても魅力的だ。
もちろんハイレベルインプット(8ch)を備え純正オーディオとの接続にも対応。純正ナビはそのまま使いつつ高音質を狙うという純正派のユーザーにとっても扱いやすいユニットとなった。RCA入力や光デジタル入力も備え、さまざまなオーディオプレイヤーとの親和性が高く将来的なシステムアップも見据える。
◆純正を崩さないシステムながら
サウンドのレベルアップは大きい
フロントスピーカーに採用されたのは先にも紹介した通り、現在BEWITHが開発を進めているスピーカーのプロトタイプ。新しいコンセプトを掲げるこのユニットを使用するシステムの一例としてデモカーに搭載された。まだ全貌は明らかにされていないもののリリースが待たれるユニットだ。
このように、純正ヘッドユニットを使いつつDSPアンプ、2ウェイスピーカー+サブウーファーという充実のシステムを楽しめるアルファード。取り付けは純正ライクで、加工が必要なのはサブウーファー程度。愛車を加工せずオーディオのシステムアップを考えているユーザーも手が出しやすいシステムとなっている。
実際にアルファードを試聴してみた。質感豊かな高域再生ですっきり感の高いクリアな音が印象的だ。しかも3Lの小容量エンクロージャーとは思えないほど、しっかりと量感もある低音で、音の厚みも演出している。DSPアンプであるPLUG&PLAY1080による調整も効果的に決まり、フロントスピーカーは純正位置へのインナー取り付けながらコクピットに着座すると目前から音楽がわき上がってくる明確な定位を感じるのも多くのユーザーが評価するポイントだろう。
クルマの大幅な加工やヘビーなユニットを伴わないシステムアップを考えるユーザーでもトライしやすい内容となったこのアルファード。機会があれば是非試聴してその実力を自分の耳で確かめてみると良いだろう。
(レスポンス 土田康弘)
◆DSPアンプやスピーカーの変更で
シンプルスタイルで高音質を実現
BEWITHのデモカーであるアルファード。手軽に高音質が得られるシステムを搭載して、幅広いユーザー層にアピールする車両となったので取材に出かけた。システムは次の通り。純正オプションオーディオのスピーカー出力を、同社のDSPアンプである「PLUG&PLAY 1080」に入力。フロントには新コンセプトスピーカーのプロトタイプ(2ウェイ)をシステム。さらに新製品となるReferenceAMシリーズのサブウーファーを搭載。必要十分のシンプルなユニット構成で、純正システムからサウンドを大幅にレベルアップさせた。
中でも真っ先に注目したのは新作の「L-165RW」。高音質スピーカーシリーズとして既に一定の評価を得ているReferenceAMに投入された、待望のサブウーファーだ。口径は同シリーズのウーファー「L-165R」と同じく16.5cmで取り付け性に優れている。さらにエンクロージャー容量は3~10Lに対応するかなりのスモールボックス設計な点にも注目。ミニマムな取り付けスペースで十分な低音を引き出すユニットとなった。
アルファードはこのユニットをステレオで接続、それぞれを3Lのエンクロージャーに収めて、ラゲッジの左右後端に設置するというシンプルなスタイルを採用。これならラゲッジスペースをスポイルすること無く低音を補強できる。
◆高性能で多機能なDSPアンプで
純正システムからの発展性を狙う
純正システムから出力された音楽信号をコントロールするのはDSPアンプの「PLUG&PLAY 1080」だ。高機能なDSPに加えて8チャンネルの内蔵アンプを備え、フロント3ウェイ+サブウーファーのシステムを構築することも可能な汎用性の高いユニットだ。アルファードはこれ1台でフロント2ウェイ+サブウーファーをフルでコントロール。ミニマムなシステムを狙うユーザーには絶好だろう。
特筆すべきポイントはなんと言ってもその調整能力の高さだ。全チャンネル独立の31バンド・イコライザーの搭載やクロスオーバー、タイムアライメントなど多彩な調整機能をオールインワン。しかもデュアル32bit処理によるクオリティの高い信号処理も魅力。DSP処理を施しても音質劣化の少ないモデルとしても魅力的だ。
もちろんハイレベルインプット(8ch)を備え純正オーディオとの接続にも対応。純正ナビはそのまま使いつつ高音質を狙うという純正派のユーザーにとっても扱いやすいユニットとなった。RCA入力や光デジタル入力も備え、さまざまなオーディオプレイヤーとの親和性が高く将来的なシステムアップも見据える。
◆純正を崩さないシステムながら
サウンドのレベルアップは大きい
フロントスピーカーに採用されたのは先にも紹介した通り、現在BEWITHが開発を進めているスピーカーのプロトタイプ。新しいコンセプトを掲げるこのユニットを使用するシステムの一例としてデモカーに搭載された。まだ全貌は明らかにされていないもののリリースが待たれるユニットだ。
このように、純正ヘッドユニットを使いつつDSPアンプ、2ウェイスピーカー+サブウーファーという充実のシステムを楽しめるアルファード。取り付けは純正ライクで、加工が必要なのはサブウーファー程度。愛車を加工せずオーディオのシステムアップを考えているユーザーも手が出しやすいシステムとなっている。
実際にアルファードを試聴してみた。質感豊かな高域再生ですっきり感の高いクリアな音が印象的だ。しかも3Lの小容量エンクロージャーとは思えないほど、しっかりと量感もある低音で、音の厚みも演出している。DSPアンプであるPLUG&PLAY1080による調整も効果的に決まり、フロントスピーカーは純正位置へのインナー取り付けながらコクピットに着座すると目前から音楽がわき上がってくる明確な定位を感じるのも多くのユーザーが評価するポイントだろう。
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