レクサス LCハイブリッド、シフトタイミングを最適化…2021年型を米国発表
レクサスは、『LC』のハイブリッドの「LC 500h」(Lexus LC 500h)の2021年モデルを米国で発表した。
LCの2021年モデルには、2017年の発売から3年が経過して、最新のアップデートが施された。細部に磨きをかけ、ドライバーと車両の一体感をさらに強化するために、2021年モデルに改良を行っている。
◆3.5リットルV6エンジン+2モーターのマルチステージハイブリッド
LC500hは、LCのハイブリッド版で、レクサスが開発した「マルチステージハイブリッド」を搭載する。ハイブリッドパワートレインは、エンジンがアトキンソンサイクルの「8GR-FXS」型直噴3.5リットルV型6気筒ガソリンだ。最大出力300hp/6600rpm、最大トルク35.5kgm/4900rpmを発生する。米国仕様の場合、エンジンと2つのモーターを合わせたシステム全体で、最大出力354hpを獲得する。
マルチステージハイブリッドは、2つのモーターを使用したハイブリッドシステムに、有段ギア(4速)の自動変速機構を組み合わせることで、エンジンとモーター両方の出力制御が可能に。エンジンの高回転化と合わせて、低速域ではエンジン使用領域を高回転側に拡大し、低速から力強い駆動力を生み出し、パワフルな走りを実現する。
さらに、低速域から高速域まで、システム効率の高い動作点を選択し、EV走行領域も拡大した。これにより、エモーショナルな走りと燃費性能に優れた快適なクルージング走行を両立させている。
◆ヘアピンカーブでは3速ではなく2速にシフトダウン
レクサスのエンジニアは、2021年モデルの500hのマルチステージハイブリッドシステムに、アップデートを施した。その内容は、シフトタイミングを変更だ。例えば、ヘアピンカーブでは、3速ではなく2速にシフトダウンされる。これにより、スムーズな操作とコーナーからのより素早い加速が可能になるという。
10段の変速制御により、あらゆる走行シーンにおいて、ドライバーの意図に忠実なエンジン回転数の変化や応答性の良いモーターアシストを可能とし、アクセル操作に連動したダイレクトな加速フィーリングを追求した。エンジン回転と加速感がマッチしたダイナミックな走りを生み出す新しいハイブリッドシステムとしている。
ドライバーの運転意図を読み取り、最適なギアを選択する「DMI」制御を採用した。ワインディング走行ではギア段をロー側に変速、あるいはブレーキング時には積極的にダウンシフトする。アグレッシブなスポーツ走行では、バッテリーからの出力アシストを行い、トルク感あふれる走りを追求した。ドライブモードセレクトによる運転特性の切り替えと合わせて、運転の楽しさを提供する。
Mモードでは、ドライバーがパドルシフトでギアチェンジを行う。マルチステージハイブリッドシステムにより、低速域において、より多くの電気アシストが可能に。低負荷走行時には、ガソリンエンジンを停止して、最高140km/hの速度でクルージングすることができる。
LC 500hには、コンパクトで軽量のリチウムイオンバッテリーを搭載する。バッテリーパックは後席とトランクルームの間にレイアウトされた。84個のセルで310.8Vを生成する高出力密度を備えている。
◆最新の先進運転支援システムを標準装備
先進予防安全パッケージの「Lexus Safety System+」を全車に標準装備した。歩行者検知機能付きの衝突回避支援の「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱による事故の予防に貢献する「レーンキーピングアシスト」(LKA)、夜間歩行者の早期発見に寄与しロー&ハイビームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」(AHB)、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できる「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」をパッケージ化した。これにより、高い認識性能と信頼性を両立し、多面的な安全運転支援を可能にしている。
また、エンジンフードを4つの支点でポップアップさせる4点式ポップアップフードを採用した。低いフードデザインと万一の衝突時における歩行者保護性能を両立している。「ブラインドスポットモニター」(BSM)と、BSMインジケーター付きのドアミラーも標準装備されている。
◆アマゾンのアレクサを車載化
2021年モデルには、Apple『CarPlay』とアマゾン(Amazon)の音声アシスタント、『アレクサ(Alexa)』を搭載する。iPhoneから車両のマルチメディアディスプレイを通じて、使い慣れたインターフェイスにアクセスできる。iPhoneを接続するだけで、ルート案内を取得したり、電話をかけたり、Siri経由でメッセージを送受信したり、「Spotify」や「Audible」、Appleの「ポッドキャスト」など、お気に入りのアプリにアクセスできる。
アレクサの車載化により、アマゾン アレクサの便利な機能が車内で利用できる。オーディオを聴いたり、お気に入りの音楽を再生したり、リストを作成したり、天気をチェックしたり、最新のニュースを取得したりできる。 ユーザーは、自宅の照明や空調、セキュリティシステムなどのスマートホームデバイスも遠隔制御できる。
(レスポンス 森脇稔)
LCの2021年モデルには、2017年の発売から3年が経過して、最新のアップデートが施された。細部に磨きをかけ、ドライバーと車両の一体感をさらに強化するために、2021年モデルに改良を行っている。
◆3.5リットルV6エンジン+2モーターのマルチステージハイブリッド
LC500hは、LCのハイブリッド版で、レクサスが開発した「マルチステージハイブリッド」を搭載する。ハイブリッドパワートレインは、エンジンがアトキンソンサイクルの「8GR-FXS」型直噴3.5リットルV型6気筒ガソリンだ。最大出力300hp/6600rpm、最大トルク35.5kgm/4900rpmを発生する。米国仕様の場合、エンジンと2つのモーターを合わせたシステム全体で、最大出力354hpを獲得する。
マルチステージハイブリッドは、2つのモーターを使用したハイブリッドシステムに、有段ギア(4速)の自動変速機構を組み合わせることで、エンジンとモーター両方の出力制御が可能に。エンジンの高回転化と合わせて、低速域ではエンジン使用領域を高回転側に拡大し、低速から力強い駆動力を生み出し、パワフルな走りを実現する。
さらに、低速域から高速域まで、システム効率の高い動作点を選択し、EV走行領域も拡大した。これにより、エモーショナルな走りと燃費性能に優れた快適なクルージング走行を両立させている。
◆ヘアピンカーブでは3速ではなく2速にシフトダウン
レクサスのエンジニアは、2021年モデルの500hのマルチステージハイブリッドシステムに、アップデートを施した。その内容は、シフトタイミングを変更だ。例えば、ヘアピンカーブでは、3速ではなく2速にシフトダウンされる。これにより、スムーズな操作とコーナーからのより素早い加速が可能になるという。
10段の変速制御により、あらゆる走行シーンにおいて、ドライバーの意図に忠実なエンジン回転数の変化や応答性の良いモーターアシストを可能とし、アクセル操作に連動したダイレクトな加速フィーリングを追求した。エンジン回転と加速感がマッチしたダイナミックな走りを生み出す新しいハイブリッドシステムとしている。
ドライバーの運転意図を読み取り、最適なギアを選択する「DMI」制御を採用した。ワインディング走行ではギア段をロー側に変速、あるいはブレーキング時には積極的にダウンシフトする。アグレッシブなスポーツ走行では、バッテリーからの出力アシストを行い、トルク感あふれる走りを追求した。ドライブモードセレクトによる運転特性の切り替えと合わせて、運転の楽しさを提供する。
Mモードでは、ドライバーがパドルシフトでギアチェンジを行う。マルチステージハイブリッドシステムにより、低速域において、より多くの電気アシストが可能に。低負荷走行時には、ガソリンエンジンを停止して、最高140km/hの速度でクルージングすることができる。
LC 500hには、コンパクトで軽量のリチウムイオンバッテリーを搭載する。バッテリーパックは後席とトランクルームの間にレイアウトされた。84個のセルで310.8Vを生成する高出力密度を備えている。
◆最新の先進運転支援システムを標準装備
先進予防安全パッケージの「Lexus Safety System+」を全車に標準装備した。歩行者検知機能付きの衝突回避支援の「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱による事故の予防に貢献する「レーンキーピングアシスト」(LKA)、夜間歩行者の早期発見に寄与しロー&ハイビームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」(AHB)、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できる「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」をパッケージ化した。これにより、高い認識性能と信頼性を両立し、多面的な安全運転支援を可能にしている。
また、エンジンフードを4つの支点でポップアップさせる4点式ポップアップフードを採用した。低いフードデザインと万一の衝突時における歩行者保護性能を両立している。「ブラインドスポットモニター」(BSM)と、BSMインジケーター付きのドアミラーも標準装備されている。
◆アマゾンのアレクサを車載化
2021年モデルには、Apple『CarPlay』とアマゾン(Amazon)の音声アシスタント、『アレクサ(Alexa)』を搭載する。iPhoneから車両のマルチメディアディスプレイを通じて、使い慣れたインターフェイスにアクセスできる。iPhoneを接続するだけで、ルート案内を取得したり、電話をかけたり、Siri経由でメッセージを送受信したり、「Spotify」や「Audible」、Appleの「ポッドキャスト」など、お気に入りのアプリにアクセスできる。
アレクサの車載化により、アマゾン アレクサの便利な機能が車内で利用できる。オーディオを聴いたり、お気に入りの音楽を再生したり、リストを作成したり、天気をチェックしたり、最新のニュースを取得したりできる。 ユーザーは、自宅の照明や空調、セキュリティシステムなどのスマートホームデバイスも遠隔制御できる。
(レスポンス 森脇稔)
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