MaaSでの活用を想定した車両を開発、架装キットも提供 MONET

開発したマルチタスク車両
MONET(モネ)Technologiesは8月27日、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)向けの架装車両や架装キットを提供する「MONET MaaSコンバージョン」を開発したと発表した。同日から企業と自治体を対象に受注を開始した。

「MONET MaaSコンバージョン」は、人の移動に加え、小売・医療・観光・行政などさまざまなサービスの移動を実現するための架装車両と架装キットで、今回第1弾となる。

架装車両「マルチタスク車両」は、複数のレールを活用した専用フロア構造によって後席の取り外しや移動、テーブルの設置などを、工具を使わずに自由に行える。オンデマンドバスとしての活用や、電源、照明、テーブル、モニターなど(一部オプション)を装備しているため、移動先での商談スペース、オフィスとして利用できる。ベースはトヨタのハイエース・グランドキャビン。価格は902万円(消費税込み)から。

また、今回開発した架装キット「パーソナルベンチレーションキット」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受けて開発した、車内で乗客のパーソナルスペースの確保と、車内を強制換気するもので、主に地域のオンデマンドバスや通院・通勤シャトルバス、旅館の送迎車などへの架装を想定している。価格は78万1000円(消費税込み)から。

(レスポンス レスポンス編集部)

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