[ダカールラリー2021]前半戦終了…四輪V争いはMINIのペテランセル対トヨタのアルアティア、マッチレースの様相に
昨年に続きサウジアラビアで開催されているダカールラリーの2021年大会が前半戦を終了、現地9日の休息日を迎えた。四輪総合優勝争いはMINIのS. ペテランセルとトヨタのN. アルアティアによるマッチレースと化してきている。
デイ6(現地8日)までの前半戦を終えた段階で、四輪総合優勝争いのトップ3には「やはり」という面々が居並ぶ。首位はダカール四輪の総合優勝7回を誇るステファン・ペテランセル(MINI)、2位は同3回のナッサー・アルアティア(トヨタ)、3位にも同3回のカルロス・サインツ(MINI)という超豪華メンバーだ。
連覇を狙うサインツは首位に約40分の差をつけられており、現状は約6分差で競るトップ2の一騎打ちと見るべきだろう。ペテランセルは自身4年ぶり8回目、アルアティアは同2年ぶり4回目のダカール四輪総合優勝を目指し、後半戦に臨む。MINIが総合優勝なら2連覇、トヨタなら2年ぶりの制覇となる(なお、ペテランセルは二輪でも6回の総合優勝経験があり、勝てば二輪&四輪の通算で14回目のダカール制覇)。
世界ラリー選手権(WRC)で最多9冠、ダカールでは総合2位がベスト成績のセバスチャン・ローブは今回、BAHRAIN RAID XTREME(BRX)陣営からプロドライブ製のHUNTERを駆って参戦してきた(プロドライブはラリーをはじめとするモータースポーツ界の名門コンストラクター)。ローブのダカール参戦は南米最終年だった2019年以来2年ぶり。前半終了時点で四輪総合44位と厳しい戦況にあり、彼のダカール初制覇達成は次回以降への持ち越しが確定的になっている。
四輪の市販車部門ではトヨタ車体(TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY)の2台が部門1-2での完走とチーム8年連続の部門1位獲得に向けて着々。トップに立っているのは三浦昂で、このままゴールすれば自身3年ぶりの部門1位となる。
トラックの排気量10リットル未満クラスでも、今回は菅原照仁の1台エントリーで戦っている日野(HINO TEAM SUGAWARA)が12年連続のクラス1位を目指し、その座に位置している。前半戦途中で転倒があり、見た目には大きな損傷を抱えての走行ながら、パフォーマンスには大きな影響がないようで、トラック総合でも少しずつポジションを上げて目下14位だ。
二輪の総合優勝争いはトップ3が3分圏内、トップ7が7分圏内、13位でも首位から約20分差という混戦状態。ここから誰が抜け出すか。首位はKTMのトビー・プライス、2~3位にホンダのケビン・ベナバイズとホセ・イグナシオ・コルネホが続いている。
ダカールラリー2021年大会は現地15日フィニッシュの予定で、同10日に後半戦へと突入する。
(*本稿の順位、タイム等は日本時間10日0時の段階でのダカール公式サイトの表示に基づくもの)
デイ6(現地8日)までの前半戦を終えた段階で、四輪総合優勝争いのトップ3には「やはり」という面々が居並ぶ。首位はダカール四輪の総合優勝7回を誇るステファン・ペテランセル(MINI)、2位は同3回のナッサー・アルアティア(トヨタ)、3位にも同3回のカルロス・サインツ(MINI)という超豪華メンバーだ。
連覇を狙うサインツは首位に約40分の差をつけられており、現状は約6分差で競るトップ2の一騎打ちと見るべきだろう。ペテランセルは自身4年ぶり8回目、アルアティアは同2年ぶり4回目のダカール四輪総合優勝を目指し、後半戦に臨む。MINIが総合優勝なら2連覇、トヨタなら2年ぶりの制覇となる(なお、ペテランセルは二輪でも6回の総合優勝経験があり、勝てば二輪&四輪の通算で14回目のダカール制覇)。
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四輪の市販車部門ではトヨタ車体(TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY)の2台が部門1-2での完走とチーム8年連続の部門1位獲得に向けて着々。トップに立っているのは三浦昂で、このままゴールすれば自身3年ぶりの部門1位となる。
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(*本稿の順位、タイム等は日本時間10日0時の段階でのダカール公式サイトの表示に基づくもの)
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