トヨタ MIRAI 新型、米国初導入分の1台を納車…燃料電池車普及プロジェクトに
米国カリフォルニア州ランカスター市は2月22日、燃料電池車の新型トヨタ『MIRAI』(ミライ)の米国初導入分のうちの1台が納車された、と発表した。
◆米国仕様の航続は最大647km
2世代目となる新型MIRAIでは、低重心プラットフォームの「TNGA」をベースとし、意のままに操れる走りを追求した。大幅な軽量化やボディ剛性の向上などにより、路面に吸いつくような気持ちの良い走行フィーリングを可能にしたという。また、ボディ細部にわたり、静粛性にこだわった技術を投入することで、高速走行時の静粛性を引き上げている。
燃料電池システムを一新することにより、動力性能を大幅に向上させた。トルクフルで力強い加速を生むパワーユニットと、最高速度域までパワーをもたらすモータードライブによって、伸びのある新感覚の走りを追求した。航続は従来型に対して約30%延長されており、米国仕様の場合、最大647kmを走行できる。
パワフルな加速を生み出すために、動力源である燃料電池ユニットのさらなる高性能化を追求し、最大出力は米国仕様の場合、従来型の114kWから、新型では128kwに12%引き上げられた。高出力・高効率のモーターを新開発し、米国仕様の場合、最大出力は182hp、最大トルクは30.6kgmを獲得している。この効果で、40km/hから72km/hまでの中間加速は2.8秒という。
◆8インチのカラーTFT LCDデジタルメータークラスター
新型には、12.3インチのマルチメディアタッチスクリーンが標準装備されている。グーグルの「Android Auto 」、Appleの「Car Play」、アマゾン(Amazon)の音声アシスト、「アレクサ(Alexa)」と連携する。
ドライバー正面には、8インチのカラーTFT LCDデジタルメータークラスターを装備した。速度や走行モード、燃費、マルチ・インフォメーション・ディスプレイなどが表示される。「Qi」対応のスマートフォンのワイヤレス充電トレイも、全車に標準装備されている。
プレミアムオーディオシステムは、サブウーファーとアンプを含めて、14個のJBLスピーカーを装備している。
◆最新の「トヨタ・セーフティ・センス」
新世代の予防安全パッケージの「トヨタ・セーフティ・センス2.5+」を全車に標準装備した。歩行者検知機能付き「プリコリジョンシステム(PCS) 」は、システムの機能を強化することにより、前方の車両だけでなく、昼間の自転車、夜間の歩行者を検出する。
交差点では、右折時に対向車や歩行者を検出し、ドライバーに音や光で衝突の危険を警告し、自動ブレーキを作動させる。緊急ステアリングアシストは、歩行者や自転車、車両との衝突を回避しながら、ドライバーのステアリング操作を安定させるように支援する。
48km/h以上で作動する「ダイナミックレーダークルーズコントロール(DRCC)」を装備した。前車との車間距離を維持し、前車の停止と再発進に連動するように設計されている。DRCCには、低速車の追い越しをスムーズにする新機能も採用された。設定速度よりも遅い速度で走行している車両の後ろを走行している場合、ドライバーがウインカーを出してステアリングを操舵すると、システムは車線変更に備えて、車両を加速させる。車線変更後、車両は設定された速度に達するまで加速を続ける。
車線逸脱警報は、ウインカーを操作せずに車両が車線を逸脱したことを検知した場合、ドライバーに音で警告する。DRCCが作動すると、「レーントレースアシスト(LTA)」は、車両が車線の中央にとどまるよう支援する。
また、先行車や対向車を検出し、ハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートハイビーム」、道路標識を読み取り、ドライバーに知らせる「ロードサインアシスト」も設定されている。
◆最初の水素都市として水素燃料電池車市場を拡大するのが目標
米国カリフォルニア州ランカスター市に、この新型MIRAIの米国初導入分のうちの1台が納車された。ランカスター市は、「The California Fuel Cell Partnership」のメンバーとして、テクノロジーを発展させる活動を行い、パートナーと協力している。その目的は、水素を動力とする燃料電池車の市場を拡大することだ。それによって、従来よりもクリーンで、妥協のない排出量ゼロの車両を用いて、エネルギー多様性にいっそう富んだ未来の構築に貢献することを目指しているという。
ランカスター市との提携の下、スイスに本拠を置くエネルギー・エンジニアリング企業の日立造船イノバの上級プロジェクトデベロッパー、Lex Heslin氏は現在、新型ミライのドライバーとして、ランカスター市と協業しながら、最初の水素都市として水素燃料電池車市場を拡大するという同市のプロジェクトを進めている。現在、カリフォルニア州には45の水素充填ステーションがある。その数は2023年に100へ、そして2030年までには1000を超える予定だ。
Lex Heslin氏は、「新型MIRAIは水素が有用であることを証明している。現在のどんなEVよりも航続が長く、バッテリーのフル充電まで数分しかかからない」と語っている。
◆米国仕様の航続は最大647km
2世代目となる新型MIRAIでは、低重心プラットフォームの「TNGA」をベースとし、意のままに操れる走りを追求した。大幅な軽量化やボディ剛性の向上などにより、路面に吸いつくような気持ちの良い走行フィーリングを可能にしたという。また、ボディ細部にわたり、静粛性にこだわった技術を投入することで、高速走行時の静粛性を引き上げている。
燃料電池システムを一新することにより、動力性能を大幅に向上させた。トルクフルで力強い加速を生むパワーユニットと、最高速度域までパワーをもたらすモータードライブによって、伸びのある新感覚の走りを追求した。航続は従来型に対して約30%延長されており、米国仕様の場合、最大647kmを走行できる。
パワフルな加速を生み出すために、動力源である燃料電池ユニットのさらなる高性能化を追求し、最大出力は米国仕様の場合、従来型の114kWから、新型では128kwに12%引き上げられた。高出力・高効率のモーターを新開発し、米国仕様の場合、最大出力は182hp、最大トルクは30.6kgmを獲得している。この効果で、40km/hから72km/hまでの中間加速は2.8秒という。
◆8インチのカラーTFT LCDデジタルメータークラスター
新型には、12.3インチのマルチメディアタッチスクリーンが標準装備されている。グーグルの「Android Auto 」、Appleの「Car Play」、アマゾン(Amazon)の音声アシスト、「アレクサ(Alexa)」と連携する。
ドライバー正面には、8インチのカラーTFT LCDデジタルメータークラスターを装備した。速度や走行モード、燃費、マルチ・インフォメーション・ディスプレイなどが表示される。「Qi」対応のスマートフォンのワイヤレス充電トレイも、全車に標準装備されている。
プレミアムオーディオシステムは、サブウーファーとアンプを含めて、14個のJBLスピーカーを装備している。
◆最新の「トヨタ・セーフティ・センス」
新世代の予防安全パッケージの「トヨタ・セーフティ・センス2.5+」を全車に標準装備した。歩行者検知機能付き「プリコリジョンシステム(PCS) 」は、システムの機能を強化することにより、前方の車両だけでなく、昼間の自転車、夜間の歩行者を検出する。
交差点では、右折時に対向車や歩行者を検出し、ドライバーに音や光で衝突の危険を警告し、自動ブレーキを作動させる。緊急ステアリングアシストは、歩行者や自転車、車両との衝突を回避しながら、ドライバーのステアリング操作を安定させるように支援する。
48km/h以上で作動する「ダイナミックレーダークルーズコントロール(DRCC)」を装備した。前車との車間距離を維持し、前車の停止と再発進に連動するように設計されている。DRCCには、低速車の追い越しをスムーズにする新機能も採用された。設定速度よりも遅い速度で走行している車両の後ろを走行している場合、ドライバーがウインカーを出してステアリングを操舵すると、システムは車線変更に備えて、車両を加速させる。車線変更後、車両は設定された速度に達するまで加速を続ける。
車線逸脱警報は、ウインカーを操作せずに車両が車線を逸脱したことを検知した場合、ドライバーに音で警告する。DRCCが作動すると、「レーントレースアシスト(LTA)」は、車両が車線の中央にとどまるよう支援する。
また、先行車や対向車を検出し、ハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートハイビーム」、道路標識を読み取り、ドライバーに知らせる「ロードサインアシスト」も設定されている。
◆最初の水素都市として水素燃料電池車市場を拡大するのが目標
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