トヨタ MIRAI 新型、航続は3割延びて650kmに…欧州仕様車を発表
トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門は3月3日、燃料電池車の新型『MIRAI』(ミライ)の欧州仕様車を発表した。
◆低重心プラットフォーム「TNGA」がベース
2世代目となる新型MIRAIでは、低重心プラットフォームの「TNGA」をベースとし、思いのままに操れる走りを追求した。大幅な軽量化やボディ剛性の向上などにより、路面に吸いつくような気持ちの良い走行フィーリングを可能にしたという。また、ボディ細部にわたり、静粛性にこだわった技術を投入することで、高速走行時の静粛性を引き上げている。
新型では、燃料電池システムを一新することにより、動力性能を向上させた。トルクフルで力強い加速を生むパワーユニットと、最高速度域までパワーをもたらすモータードライブによって、伸びのある新感覚の走りを追求したという。
パワフルな加速を生み出すために、動力源である燃料電池ユニットのさらなる高性能化を追求し、欧州仕様の最大出力は174hpとした。これは、従来型の155hpから、19hpの増加となる。
◆0-100km/h加速9秒で最高速175km/h
高出力・高効率のモーターを新開発し、欧州仕様の最大出力は182hp、最大トルクは30.6kgmに引き上げた。これにより、0~100km/h加速は9秒と、従来型から0.6秒短縮。最高速は175km/hに到達する。
新型は、出力を向上させたにもかかわらず、燃費も引き上げた。WLTP複合サイクルにおける水素の消費量は、19インチホイール装着車が0.79kg/100km、20インチホイール装着車が0.89kg/100km。従来型の0.94kg/100kmから向上している。
燃費の向上と3つの水素燃料タンクの合計容量が4.6kgから5.6kgに増加したことで、新型の航続は欧州仕様の場合、650kmとした。従来型に対して、30%拡大している。また、水素補給のプロセスは、5分以内で完了するという。
バッテリーは、従来型のニッケル水素から、新型ではリチウムイオンに変更された。サイズを小型化しながら、エネルギー密度と出力を引き上げ、環境性能も高めているという。新しいバッテリーは84個のセルを備え、定格電圧は従来型の244.8Vから310.8Vへ引き上げた。バッテリーの蓄電容量は4.0Ah。総重量は46.9kgから44.6kgに軽量化された。ピーク出力は25.5kWから31.5kWに向上している。
◆12.3インチのマルチメディアタッチスクリーン
新型には、12.3インチのマルチメディアタッチスクリーンが標準装備されている。この高精細マルチメディアタッチスクリーンは、ナビゲーションマップと各種機能コントロール画面を、好みに応じてカスタマイズできる。フリック、スワイプ、ピンチなど、スマートフォンスタイルのタッチコントロールを使用して、ズームインまたはズームアウトできる。
ドライバー正面には、8インチのカラーTFT LCDデジタルメータークラスターを装備した。速度や走行モード、燃費、マルチ・インフォメーション・ディスプレイなどが表示される。カラーヘッドアップディスプレイを選択することもできる。
3本スポークのステアリングホイールは、ブラックレザー仕上げ。インフォテインメント、先進運転支援システム(ADAS)の「ダイナミックレーダークルーズコントロール」と「レーントレースアシスト」、オーディオ/電話用に3つのグループに分けられた補助スイッチが付く。
◆最新の「トヨタ・セーフティ・センス」
欧州仕様車には、最新の「トヨタ・セーフティ・センス」を全車に標準装備した。歩行者検知機能付き「プリコリジョンシステム(PCS)」は、システムの機能を強化することにより、前方の車両だけでなく、昼間の自転車、夜間の歩行者を検出する。
交差点では、右折時に対向車や歩行者を検出し、ドライバーに音や光で衝突の危険を警告し、自動ブレーキを作動させる。緊急ステアリングアシストは、歩行者や自転車、車両との衝突を回避しながら、ドライバーのステアリング操作を安定させるように支援する。
インテリジェント・アダプティブクルーズコントロールは、前車との車間距離を維持し、前車の停止と再発進に連動するように設計されている。車線逸脱警報は、ウインカーを操作せずに車両が車線を逸脱したことを検知した場合、ドライバーに音で警告する。
また、先行車や対向車を検出し、ハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートハイビーム」、道路標識を読み取り、ドライバーに知らせる「ロードサインアシスト」も導入されている。
◆低重心プラットフォーム「TNGA」がベース
2世代目となる新型MIRAIでは、低重心プラットフォームの「TNGA」をベースとし、思いのままに操れる走りを追求した。大幅な軽量化やボディ剛性の向上などにより、路面に吸いつくような気持ちの良い走行フィーリングを可能にしたという。また、ボディ細部にわたり、静粛性にこだわった技術を投入することで、高速走行時の静粛性を引き上げている。
新型では、燃料電池システムを一新することにより、動力性能を向上させた。トルクフルで力強い加速を生むパワーユニットと、最高速度域までパワーをもたらすモータードライブによって、伸びのある新感覚の走りを追求したという。
パワフルな加速を生み出すために、動力源である燃料電池ユニットのさらなる高性能化を追求し、欧州仕様の最大出力は174hpとした。これは、従来型の155hpから、19hpの増加となる。
◆0-100km/h加速9秒で最高速175km/h
高出力・高効率のモーターを新開発し、欧州仕様の最大出力は182hp、最大トルクは30.6kgmに引き上げた。これにより、0~100km/h加速は9秒と、従来型から0.6秒短縮。最高速は175km/hに到達する。
新型は、出力を向上させたにもかかわらず、燃費も引き上げた。WLTP複合サイクルにおける水素の消費量は、19インチホイール装着車が0.79kg/100km、20インチホイール装着車が0.89kg/100km。従来型の0.94kg/100kmから向上している。
燃費の向上と3つの水素燃料タンクの合計容量が4.6kgから5.6kgに増加したことで、新型の航続は欧州仕様の場合、650kmとした。従来型に対して、30%拡大している。また、水素補給のプロセスは、5分以内で完了するという。
バッテリーは、従来型のニッケル水素から、新型ではリチウムイオンに変更された。サイズを小型化しながら、エネルギー密度と出力を引き上げ、環境性能も高めているという。新しいバッテリーは84個のセルを備え、定格電圧は従来型の244.8Vから310.8Vへ引き上げた。バッテリーの蓄電容量は4.0Ah。総重量は46.9kgから44.6kgに軽量化された。ピーク出力は25.5kWから31.5kWに向上している。
◆12.3インチのマルチメディアタッチスクリーン
新型には、12.3インチのマルチメディアタッチスクリーンが標準装備されている。この高精細マルチメディアタッチスクリーンは、ナビゲーションマップと各種機能コントロール画面を、好みに応じてカスタマイズできる。フリック、スワイプ、ピンチなど、スマートフォンスタイルのタッチコントロールを使用して、ズームインまたはズームアウトできる。
ドライバー正面には、8インチのカラーTFT LCDデジタルメータークラスターを装備した。速度や走行モード、燃費、マルチ・インフォメーション・ディスプレイなどが表示される。カラーヘッドアップディスプレイを選択することもできる。
3本スポークのステアリングホイールは、ブラックレザー仕上げ。インフォテインメント、先進運転支援システム(ADAS)の「ダイナミックレーダークルーズコントロール」と「レーントレースアシスト」、オーディオ/電話用に3つのグループに分けられた補助スイッチが付く。
◆最新の「トヨタ・セーフティ・センス」
欧州仕様車には、最新の「トヨタ・セーフティ・センス」を全車に標準装備した。歩行者検知機能付き「プリコリジョンシステム(PCS)」は、システムの機能を強化することにより、前方の車両だけでなく、昼間の自転車、夜間の歩行者を検出する。
交差点では、右折時に対向車や歩行者を検出し、ドライバーに音や光で衝突の危険を警告し、自動ブレーキを作動させる。緊急ステアリングアシストは、歩行者や自転車、車両との衝突を回避しながら、ドライバーのステアリング操作を安定させるように支援する。
インテリジェント・アダプティブクルーズコントロールは、前車との車間距離を維持し、前車の停止と再発進に連動するように設計されている。車線逸脱警報は、ウインカーを操作せずに車両が車線を逸脱したことを検知した場合、ドライバーに音で警告する。
また、先行車や対向車を検出し、ハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートハイビーム」、道路標識を読み取り、ドライバーに知らせる「ロードサインアシスト」も導入されている。
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