レクサス IS にレコードプレーヤー搭載! 荒れた路面でも音飛びしない…ワンオフ発表
レクサスの米国部門は3月22日、改良新型『IS』をベースにしたワンオフカスタマイズカー、「ワックスエディション」(Lexus IS Wax Edition)を発表した。
ワックスエディションは、ダッシュボードのグローブボックスにレコードプレーヤーを組み込み、荒れた路面を走行中でも、レコードを音飛びせずに再生できるようにしたのが特長だ。
◆レコードの演奏が始まるとモーターがターンテーブルを安定させる
米国では、デジタル音楽が主流となる中で、レコードなどのアナログ音楽を聴くユーザーも増加している。しかし、走行中の車内で作動するレコードプレーヤーを開発することは、困難な作業だったという。レクサスは、米国ロサンゼルスに拠点を置くカスタム製作スタジオの「SCPS」と協力し、改良新型ISをベースにしたワンオフカスタマイズカー、ワックスエディションの開発に乗り出した。
レコードプレーヤーは、3Dプリンターを使用し、カーボンファイバーとマシーン加工アルミ素材を用いて製作された。改良新型レクサスISのグローブボックスにぴたりと収まり、フルサイズの12インチレコードも再生できるようにした。
レコード針がレコードの溝に触れると、モーターがターンテーブルを安定させ、車両が走行中でも音飛びしないように配慮した。改良新型レクサスISの強化されたサスペンションシステムと再チューニングされたハンドリングも、車載レコードプレーヤーの作動に重要なスムーズで安定した乗り心地を可能にしているという。
◆足回りを再チューニングした改良新型IS
改良新型ISでは、サイドラジエーターサポートの補強、フロントサイドメンバーのスポット打点追加、Cピラーからルーフサイドにかけての構造最適化などにより、ボディ剛性を高めた。これにより、ハンドル操作に対するレスポンスなど運動性能も高めるとともに、ノイズや振動を排除し、乗り心地を向上させているという。
新設計の19インチタイヤは、コーナリングフォースを大幅に向上させた。さらに、ホイールの締結にハブボルトを採用し、締結力の強化と質量の低減を図ることで、気持ちの良いハンドリングとブレーキングを追求している。
ショックアブソーバーのオイル流路に非着座式のバルブを設け、微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる「スウィングバルブショックアブソーバー」を導入する。アブソーバーのストローク速度が極めて低い場合でも減衰力を発揮することで、応答性が良く上質な乗り心地を実現したという。
走行試験の結果に基づき、ドライバーの入力に対する俊敏な応答性やばね上の無用な動きの抑制など、路面状況や走行シーンに応じて、チューニングを行った。ステアリングやペダルの初期応答だけでなく、「戻す」際のコントロール性の向上にも取り組んだという。
バネ下重量の削減を目指して、軽量化を推進している。具体的には、サスペンションのスプリングを、従来よりも20%軽量化。サスペンションのAアームに鍛造アルミ素材を使うことで、従来よりも18%の軽量化を実現した。サスペンションのスタビライザーに新素材を使用して、直径と厚さを最適化し、従来比で17%の軽量化も達成する。また、ホイールの締結にハブボルトを採用することで、ばね下重量を約0.9kg軽くしている。
◆新曲のシングルレコードを音飛びなしで再生
レコードプレーヤーの開発に合わせて、レクサスはDJ兼プロデューサーのマッドリブ氏と、アーティスト兼プロデューサーのケイトラナダ氏に、新曲のシングル盤製作を依頼した。完成したシングルレコードが、レクサスISワックスエディションで音飛びせずに再生されることが確認されたという。
マッドリブ氏は、「音楽を作る時、ヘッドフォンを通して音を聞く。そして毎回、車に持って行き、テストする。レクサスの車載レコードプレーヤーは、想像を超えている」とコメント。ケイトラナダ氏は、「最初は不可能と思った。しかし、ISでクルージングしながらレコードが演奏されているのを見て、素晴らしいと感じた」と語った。
レクサスによると、ISのワックスエディションは、レコード音源が持つ暖かさと深みある音を評価するための理想的な環境を提供するという。マークレビンソンのプレミアムサラウンドサウンドオーディオシステムもこれに貢献しており、17個のスピーカーと出力1800Wの新型アンプが、7.1サラウンドサウンドを実現する、と自負する。
なお、ワックスエディションは、改良新型ISの米国発売を記念したワンオフモデルで販売されないが、今後のレクサスのイベントで展示される、としている。
ワックスエディションは、ダッシュボードのグローブボックスにレコードプレーヤーを組み込み、荒れた路面を走行中でも、レコードを音飛びせずに再生できるようにしたのが特長だ。
◆レコードの演奏が始まるとモーターがターンテーブルを安定させる
米国では、デジタル音楽が主流となる中で、レコードなどのアナログ音楽を聴くユーザーも増加している。しかし、走行中の車内で作動するレコードプレーヤーを開発することは、困難な作業だったという。レクサスは、米国ロサンゼルスに拠点を置くカスタム製作スタジオの「SCPS」と協力し、改良新型ISをベースにしたワンオフカスタマイズカー、ワックスエディションの開発に乗り出した。
レコードプレーヤーは、3Dプリンターを使用し、カーボンファイバーとマシーン加工アルミ素材を用いて製作された。改良新型レクサスISのグローブボックスにぴたりと収まり、フルサイズの12インチレコードも再生できるようにした。
レコード針がレコードの溝に触れると、モーターがターンテーブルを安定させ、車両が走行中でも音飛びしないように配慮した。改良新型レクサスISの強化されたサスペンションシステムと再チューニングされたハンドリングも、車載レコードプレーヤーの作動に重要なスムーズで安定した乗り心地を可能にしているという。
◆足回りを再チューニングした改良新型IS
改良新型ISでは、サイドラジエーターサポートの補強、フロントサイドメンバーのスポット打点追加、Cピラーからルーフサイドにかけての構造最適化などにより、ボディ剛性を高めた。これにより、ハンドル操作に対するレスポンスなど運動性能も高めるとともに、ノイズや振動を排除し、乗り心地を向上させているという。
新設計の19インチタイヤは、コーナリングフォースを大幅に向上させた。さらに、ホイールの締結にハブボルトを採用し、締結力の強化と質量の低減を図ることで、気持ちの良いハンドリングとブレーキングを追求している。
ショックアブソーバーのオイル流路に非着座式のバルブを設け、微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる「スウィングバルブショックアブソーバー」を導入する。アブソーバーのストローク速度が極めて低い場合でも減衰力を発揮することで、応答性が良く上質な乗り心地を実現したという。
走行試験の結果に基づき、ドライバーの入力に対する俊敏な応答性やばね上の無用な動きの抑制など、路面状況や走行シーンに応じて、チューニングを行った。ステアリングやペダルの初期応答だけでなく、「戻す」際のコントロール性の向上にも取り組んだという。
バネ下重量の削減を目指して、軽量化を推進している。具体的には、サスペンションのスプリングを、従来よりも20%軽量化。サスペンションのAアームに鍛造アルミ素材を使うことで、従来よりも18%の軽量化を実現した。サスペンションのスタビライザーに新素材を使用して、直径と厚さを最適化し、従来比で17%の軽量化も達成する。また、ホイールの締結にハブボルトを採用することで、ばね下重量を約0.9kg軽くしている。
◆新曲のシングルレコードを音飛びなしで再生
レコードプレーヤーの開発に合わせて、レクサスはDJ兼プロデューサーのマッドリブ氏と、アーティスト兼プロデューサーのケイトラナダ氏に、新曲のシングル盤製作を依頼した。完成したシングルレコードが、レクサスISワックスエディションで音飛びせずに再生されることが確認されたという。
マッドリブ氏は、「音楽を作る時、ヘッドフォンを通して音を聞く。そして毎回、車に持って行き、テストする。レクサスの車載レコードプレーヤーは、想像を超えている」とコメント。ケイトラナダ氏は、「最初は不可能と思った。しかし、ISでクルージングしながらレコードが演奏されているのを見て、素晴らしいと感じた」と語った。
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