トヨタ米国販売、GM抜く…シェア27%の185万台 2021年1-9月

トヨタ自動車(Toyota)の米国部門の米国トヨタ販売は10月1日、2021年1~9月の新車販売の結果を発表した。総販売台数は185万7884台。前年同期比は27.9%増と、3年ぶりに前年実績を上回った。半導体不足の影響で177万7483台にとどまったGMを抜いている。

全販売台数185万7884台のうち、トヨタブランドは161万9078台。前年同期比は27.5%増と回復した。その内訳は、乗用車が55万0843台で、前年同期比は28.6%増とプラスに転じた。SUVなどのライトトラックは71万9144台。前年同期比は25.6%増と、3年ぶりに前年実績を上回った。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が25万6769台を販売した。前年同期比は25.3%増と3年ぶりに増加した。『カローラ』は、31%増の21万7727台と回復した。『プリウス』は56.7%増の5万1038台と、プラスに転じた。スポーツカーの『スープラ』は前年同期比53.4%増の5825台と伸びている。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が31万3447台を売り上げ、前年同期比は3.6%増と2年連続のプラス。中型SUVの『ハイランダー』は、46.9%増の20万7564台と回復した。『C-HR』は、3.6%減の3万2388台。『ランドクルーザー』は、前年同期の約2.1倍の3665台と回復している。

大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、新型の投入を控えて、前年同期比15.4%減の6万5013台と、3年連続の前年割れ。中型ピックアップトラックの『タコマ』は、22.6%増の20万0631台と2年ぶりに前年実績を上回った。

トヨタの2020年の米国新車販売台数は、211万2941台。前年比は11.3%減と、5年連続で前年実績を下回っている。

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