トヨタ、北米初の車載用電池工場をノースカロライナ州に建設…年間120万台分供給へ

  • トヨタプリウスPHVのリチウムイオン電池ユニット(参考画像)
トヨタの北米事業体であるトヨタモーター ノースアメリカ(TMNA)は12月6日(米国時間)、約12億9000万ドル(約1430億円)を投資する車載用電池工場の建設地について、ノースカロライナ州のグリーンズボロ・ランドルフ・メガサイトに決定したことを発表した。

北米初となる車載用電池工場の名称は「Toyota Battery Manufacturing, North Carolina(トヨタ・バッテリー・マニュファクチャリング・ノースカロライナ:TBMNC)に決定。2025年の稼働開始時には、4本の生産ラインでそれぞれ20万台分のリチウムイオン電池を生産する予定だ。また、将来、少なくとも生産ラインを6本に拡張し、合計で年間120万台分の電池供給を目指す。

新工場へのTMNAと豊田通商による約12億9000万ドル(約1430億円:用地、建物の費用を含む)の投資は、10月18日に発表したトヨタの米国での電池生産への約3800億円(約34億ドル:※用地・建物の費用を除く)の投資に一部含まれている。また、新工場では1750人の米国での新規雇用創出を見込んでいる。さらに、トヨタは2050年までにクルマと事業活動両方におけるカーボンニュートラルを達成するための取り組みを続けており、新工場では、100%再生可能エネルギーを使用する予定だ。

  • トヨタプリウスPHVのリチウムイオン電池ユニット(参考画像)

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