トヨタ 豊田社長「2030年までに30車種、BEVフルラインに」…販売は年350万台 事業戦略
トヨタ自動車は12月14日、都内の同社施設「MEGA WEB」で豊田章男社長と幹部が記者会見し、電気自動車(BEV=バッテリーイーブイ)の事業戦略を発表した。
このなかで豊田社長は、BEVについて2030年に350万台の販売を目指す新たな目標を公表した。これまでは同年にBEVとFCEV(燃料電池車)を合わせて200万台としていたが、大幅に拡充する方針とした。豊田社長は「30年までに30車種のBEVを展開し、グローバルに乗用、商用各セグメントにおいてフルラインで揃える」と表明した。
会見会場には22年に登場するBEV専用モデルの第1弾である『bZ4X』をはじめ、bZシリーズで計5車種を展示。さらにレクサスの最初の専用モデルであるSUVの『RZ』などを含み、トヨタとレクサスのスポーツカーや、ピックアップトラック、ワンボックス車、オフロード車など11車種も一斉に展示した。
豊田社長は30年に目指す350万台の内訳も示し、トヨタブランドで250万台、レクサスブランドで100万台とした。さらにレクサスについては、「同年までに全てのカテゴリーでBEVのラインナップを実現し、欧州、北米、中国ではBEVの販売を100%とする」と述べた。レクサスでのBEVの強化について、レクサスインターナショナルの佐藤恒治プレジデントは「ラグジュアリーではBEVへの移行が急速に進んでおり、そうした変化に対応する計画にした」と説明した。
一方、BEVなど電動車に搭載するバッテリーについては、これまで30年までに1兆5000億円としてきた投資額を2兆円に引き上げる計画も示した。30年時点でのバッテリーの生産(調達含む)量も、これまでの250GWhから280GWh規模になるという。さらに22年から30年まで9年間の各項目の投資額も公表し、BEVの車両開発の投資額は2兆円、PHEV(プラグインハイブリッド車)など他の電動車への投資は4兆円とした。バッテリーを合わせ総額8兆円の投資となる。
豊田社長はBEVの強化策の一方、カーボンニュートラルの達成に向けては「引き続き(エンジン車なども含む)全方位で取り組む」と指摘した。各地域でのカーボンニュートラルの実現は、それぞれのエネルギー事情に大きく左右されるためで、「選ぶのはお客様であり、選択肢の幅を広げながら、全てに一生懸命、全力で取り組んでいく」と強調した。
このなかで豊田社長は、BEVについて2030年に350万台の販売を目指す新たな目標を公表した。これまでは同年にBEVとFCEV(燃料電池車)を合わせて200万台としていたが、大幅に拡充する方針とした。豊田社長は「30年までに30車種のBEVを展開し、グローバルに乗用、商用各セグメントにおいてフルラインで揃える」と表明した。
会見会場には22年に登場するBEV専用モデルの第1弾である『bZ4X』をはじめ、bZシリーズで計5車種を展示。さらにレクサスの最初の専用モデルであるSUVの『RZ』などを含み、トヨタとレクサスのスポーツカーや、ピックアップトラック、ワンボックス車、オフロード車など11車種も一斉に展示した。
豊田社長は30年に目指す350万台の内訳も示し、トヨタブランドで250万台、レクサスブランドで100万台とした。さらにレクサスについては、「同年までに全てのカテゴリーでBEVのラインナップを実現し、欧州、北米、中国ではBEVの販売を100%とする」と述べた。レクサスでのBEVの強化について、レクサスインターナショナルの佐藤恒治プレジデントは「ラグジュアリーではBEVへの移行が急速に進んでおり、そうした変化に対応する計画にした」と説明した。
一方、BEVなど電動車に搭載するバッテリーについては、これまで30年までに1兆5000億円としてきた投資額を2兆円に引き上げる計画も示した。30年時点でのバッテリーの生産(調達含む)量も、これまでの250GWhから280GWh規模になるという。さらに22年から30年まで9年間の各項目の投資額も公表し、BEVの車両開発の投資額は2兆円、PHEV(プラグインハイブリッド車)など他の電動車への投資は4兆円とした。バッテリーを合わせ総額8兆円の投資となる。
豊田社長はBEVの強化策の一方、カーボンニュートラルの達成に向けては「引き続き(エンジン車なども含む)全方位で取り組む」と指摘した。各地域でのカーボンニュートラルの実現は、それぞれのエネルギー事情に大きく左右されるためで、「選ぶのはお客様であり、選択肢の幅を広げながら、全てに一生懸命、全力で取り組んでいく」と強調した。
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