【ダカールラリー2022】3年ぶりの頂点とサウジ初制覇に向けて、トヨタのアルアティアがまずは首位
年初恒例のラリーレイド最高峰戦、「ダカールラリー」の2022年大会が始まった。舞台がサウジアラビアに移って3回目となる今回、3年ぶりの四輪総合優勝を狙うトヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)のナッサー・アルアティアがまずは首位に立っている。
今年2022年から新たに設定された「FIA世界ラリーレイド選手権」の開幕戦という位置付けにもなっているダカールラリー2022年大会(サウジアラビア)。全部門の参加総数は400台を超えるとされ、現地1月1日に走行が開始された。ダカールラリーがサウジアラビアを舞台にするようになって3回目の開催となる今年だが、コースは毎年、大きく変化し続けているといっていい状況だ。
ちなみにサウジアラビアは近年、ダカールラリーのみならずトップレベルのモータースポーツと急速に縁が深まっており、2021年にはF1サウジアラビアGPが初開催され、フォーミュラEの開催実績も有している(2022年1月下旬にはフォーミュラEの新シーズンがサウジアラビアで開幕予定)。
ダカールラリー2022年大会、四輪では3年ぶりの制覇を狙うトヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)と、電動ドライブトレインの「RS Q e-tron」でファクトリー参戦開始のアウディ(TEAM AUDI SPORT)に注目が集まりそうだ。
トヨタは南米での最終開催だった2019年大会でダカール初制覇を果たしたが、近2年はMINIに四輪総合優勝をもっていかれている。従来の「T1」を拡張するかたちで設定された「T1+」という新たな技術規定区分に合わせてスタンバイした新型「GRダカールハイラックスT1+」で、3年ぶりの頂点と“サウジ初制覇”を狙う。本格的な競技に入った現地2日、四輪総合のトップにはトヨタのエースであり、自身にとっては3年ぶり4回目となる四輪総合優勝を目指すナッサー・アルアティアが立っている。
アウディはマシンの面もさることながら、超豪華な参戦布陣も話題。MINIで制した昨年に続く個人2連覇、通算9回目の四輪総合優勝を狙うステファン・ペテランセルや、若き日にWRC(世界ラリー選手権)で2度戴冠し、ダカールラリーでも既に3回の四輪総合優勝を飾っているカルロス・サインツらが揃う。ただ、実質的初日である現地2日に関してはアウディ勢の名が上位には入ってきていない。この段階で戦況を分析することはできないが、やはり新たなコンセプトのマシンでの挑戦は容易ならざるもの、というところだろうか?
2日の時点で四輪総合の2位にはWRCで9年連続王座獲得の実績を誇るセバスチャン・ローブがつけている。ダカール初制覇を目指すローブは、BAHRAIN RAID XTREME(BRX)からの参戦で、プロドライブ製のHUNTERというマシンを駆っている(プロドライブはかつてスバルのWRCワークスチームとして機能するなどした、ラリー&サーキットにおける名門コンストラクター陣営)。
例年お馴染み“日本勢”の挑戦にかかる期待も大きい。四輪ではトヨタ車体(TEAM LAND CRUISER / TOYOTA AUTO BODY)の、トラックでは日野(HINO TEAM SUGAWARA)の、各部門/クラスにおける長期連覇の継続、そして二輪ではホンダ(Monster Energy Honda Team)の総合3連覇なるかが注目される。
ダカールラリー2022年大会は現地1月14日にフィニッシュする予定だ。
*上記の結果等は日本時間1月3日午前5時の段階での情報に基づく。
今年2022年から新たに設定された「FIA世界ラリーレイド選手権」の開幕戦という位置付けにもなっているダカールラリー2022年大会(サウジアラビア)。全部門の参加総数は400台を超えるとされ、現地1月1日に走行が開始された。ダカールラリーがサウジアラビアを舞台にするようになって3回目の開催となる今年だが、コースは毎年、大きく変化し続けているといっていい状況だ。
ちなみにサウジアラビアは近年、ダカールラリーのみならずトップレベルのモータースポーツと急速に縁が深まっており、2021年にはF1サウジアラビアGPが初開催され、フォーミュラEの開催実績も有している(2022年1月下旬にはフォーミュラEの新シーズンがサウジアラビアで開幕予定)。
ダカールラリー2022年大会、四輪では3年ぶりの制覇を狙うトヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)と、電動ドライブトレインの「RS Q e-tron」でファクトリー参戦開始のアウディ(TEAM AUDI SPORT)に注目が集まりそうだ。
トヨタは南米での最終開催だった2019年大会でダカール初制覇を果たしたが、近2年はMINIに四輪総合優勝をもっていかれている。従来の「T1」を拡張するかたちで設定された「T1+」という新たな技術規定区分に合わせてスタンバイした新型「GRダカールハイラックスT1+」で、3年ぶりの頂点と“サウジ初制覇”を狙う。本格的な競技に入った現地2日、四輪総合のトップにはトヨタのエースであり、自身にとっては3年ぶり4回目となる四輪総合優勝を目指すナッサー・アルアティアが立っている。
アウディはマシンの面もさることながら、超豪華な参戦布陣も話題。MINIで制した昨年に続く個人2連覇、通算9回目の四輪総合優勝を狙うステファン・ペテランセルや、若き日にWRC(世界ラリー選手権)で2度戴冠し、ダカールラリーでも既に3回の四輪総合優勝を飾っているカルロス・サインツらが揃う。ただ、実質的初日である現地2日に関してはアウディ勢の名が上位には入ってきていない。この段階で戦況を分析することはできないが、やはり新たなコンセプトのマシンでの挑戦は容易ならざるもの、というところだろうか?
2日の時点で四輪総合の2位にはWRCで9年連続王座獲得の実績を誇るセバスチャン・ローブがつけている。ダカール初制覇を目指すローブは、BAHRAIN RAID XTREME(BRX)からの参戦で、プロドライブ製のHUNTERというマシンを駆っている(プロドライブはかつてスバルのWRCワークスチームとして機能するなどした、ラリー&サーキットにおける名門コンストラクター陣営)。
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