トヨタ米国販売は6年ぶりに増加、ハリアー が4.7倍の伸び 2021年

トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は1月4日、2021年の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数は233万2262台。前年比は10.4%増と、6年ぶりに前年実績を上回った。

総販売台数233万2262台のうち、トヨタブランドは202万7786台。前年比は10.3%増と回復した。202万7786台の内訳は、乗用車が65万2074台で、前年比は7.1%増とプラスに転じた。SUVなどのライトトラックは137万5712台で、前年比は11.9%増と回復している。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が31万3795台を販売した。前年比は6.6%増と増加に転じた。『カローラ』も、5%増の24万8993台と2年ぶりに前年実績を上回った。『プリウス』は、35.6%増の5万9010台と回復する。スポーツカーの『スープラ』は2021年、6830台を販売した。前年比は16%増と引き続き好調だ。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が40万7739台を販売した。前年比は5.3%減と2年連続のマイナスだ。

中型SUVの『ハイランダー』は、前年比24.4%増の26万4128台と3年ぶりのプラス。『C-HR』は16.8%減の3万5707台と3年連続で減少した。『ヴェンザ』(日本名:『ハリアー』に相当)は、およそ4.7倍の6万1988台と好調。『ランドクルーザー』は、17.9%増の3711台と増加に転じた。

大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、新型の発売を控えて、前年比24.9%減の8万1959台と3年連続のマイナス。中型ピックアップトラックの『タコマ』は、5.7%増の25万2520台と、2年ぶりに前年実績を上回っている。

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