【トヨタ ノア/ヴォクシー 新型】開発者のこだわりはドライビングポジションと、スイッチの配置
トヨタはミニバンのベストセラー、『ノア』と『ヴォクシー』をフルモデルチェンジ。そのキーワードのひとつは“快適・便利・安心”の進化で、中でもドライビングポジションは重要だったという。
より乗りやすい姿勢に
「開発当初から、プラットホームをはじめ、ユニット、先進装備まで色々手を入れている。もちろん便利装備の“からくり”もそうだが、やはりクルマの開発の1番最初はドライブポジションだ」と話すのは、トヨタ車体開発本部領域長(兼ZH1主査)の黒柳輝治さんだ。
実はドライビングポジションは先代から変更されている。その理由は、「先代がすごく悪いわけではないが、少しアップライト気味に座らせていたので、まず基準のヒップポイントを20mmぐらい下げ、ステアリングコラムを少し傾けることで、より乗りやすい姿勢を取ることにこだわった」という。
それが実現できたうえで良好な視界の確保にこだわった。「ボディ剛性や空力性能、作り方だ。プレスが可能なギリギリのところで(ピラーの)細さを実現している。そこをなんとかやりきれたのが今回のデザインだ」と語る。
スイッチ類の配置を見直す
もう1つ黒柳さんは、スイッチ類の配置についてもこだわった。例えば、「先代のシートヒータースイッチはカップホルダーを出すと使えない。ステアリングヒータースイッチも覗かないと見えない。そういった快適系のスイッチは全て空調周りに配置した。ステアリングヒータースイッチはど真ん中に置くくらいの勢いだ。そういったことをデザイナーとこだわりながらレイアウトを決めていった」という。
さらにスイッチ系では、パワースライドドアのスイッチのレイアウトも変更し、天井側に配置されている。「先代はステアリングコラムの右下あたりに置かれていたが、体を傾けないと見えないので、ルーフに配置した」。さらに、「例えばお父さんが運転して、お母さんが助手席にいたとして、そのときに子供が荷物を運んできて両手がふさがっていた時に、お母さんが開けてあげたいと思っても、お父さんが気付かないと開けられない。そこでお父さんにボタンを押してといわなくても、お母さんがすっと自然な動線で操作が出来るようにした。そういうところも少しずつこだわった」。
そのほかにも、ドアトリムにあるボトルホルダーも少し上に配置された。「いままでは体の姿勢が崩れるような位置(下の方)にあったが、ステアリングを持ちながらでも取れる位置に見直した」。このように、「使いやすい、扱いやすいというワード。つまりは便利、快適はやはりファミリーカーである以上、少しずつでもやれることはやった」とコメントした。
より乗りやすい姿勢に
「開発当初から、プラットホームをはじめ、ユニット、先進装備まで色々手を入れている。もちろん便利装備の“からくり”もそうだが、やはりクルマの開発の1番最初はドライブポジションだ」と話すのは、トヨタ車体開発本部領域長(兼ZH1主査)の黒柳輝治さんだ。
実はドライビングポジションは先代から変更されている。その理由は、「先代がすごく悪いわけではないが、少しアップライト気味に座らせていたので、まず基準のヒップポイントを20mmぐらい下げ、ステアリングコラムを少し傾けることで、より乗りやすい姿勢を取ることにこだわった」という。
それが実現できたうえで良好な視界の確保にこだわった。「ボディ剛性や空力性能、作り方だ。プレスが可能なギリギリのところで(ピラーの)細さを実現している。そこをなんとかやりきれたのが今回のデザインだ」と語る。
スイッチ類の配置を見直す
もう1つ黒柳さんは、スイッチ類の配置についてもこだわった。例えば、「先代のシートヒータースイッチはカップホルダーを出すと使えない。ステアリングヒータースイッチも覗かないと見えない。そういった快適系のスイッチは全て空調周りに配置した。ステアリングヒータースイッチはど真ん中に置くくらいの勢いだ。そういったことをデザイナーとこだわりながらレイアウトを決めていった」という。
さらにスイッチ系では、パワースライドドアのスイッチのレイアウトも変更し、天井側に配置されている。「先代はステアリングコラムの右下あたりに置かれていたが、体を傾けないと見えないので、ルーフに配置した」。さらに、「例えばお父さんが運転して、お母さんが助手席にいたとして、そのときに子供が荷物を運んできて両手がふさがっていた時に、お母さんが開けてあげたいと思っても、お父さんが気付かないと開けられない。そこでお父さんにボタンを押してといわなくても、お母さんがすっと自然な動線で操作が出来るようにした。そういうところも少しずつこだわった」。
そのほかにも、ドアトリムにあるボトルホルダーも少し上に配置された。「いままでは体の姿勢が崩れるような位置(下の方)にあったが、ステアリングを持ちながらでも取れる位置に見直した」。このように、「使いやすい、扱いやすいというワード。つまりは便利、快適はやはりファミリーカーである以上、少しずつでもやれることはやった」とコメントした。
最新ニュース
-
-
[カーオーディオ・素朴な疑問]なぜ「サブウーファー」が必要なの?
2024.08.14
-
-
-
絶滅状態だったオープンスポーツカー…マツダ『ロードスター』初代開発史
2024.08.14
-
-
-
[car audio newcomer]トヨタ RAV4(もちさん)by Warps 後編
2024.08.14
-
-
-
発表前に25台が完売!? マセラティのサーキット専用ハイパーカー、最初の1台を納車へ
2024.08.14
-
-
-
最強・最新のMINI『JCWカントリーマン』、300馬力のパフォーマンスSUVの詳細に迫る
2024.08.14
-
-
-
「ワールド・スーパー・スペシャルティーズ誕生」スープラの原点、『セリカXX』登場の衝撃【懐かしのカーカタログ】
2024.08.13
-
-
-
エンジンオイルの過不足が招くリスクと最適な量の見極め方~カスタムHOW TO~
2024.08.13
-
最新ニュース
-
-
[カーオーディオ・素朴な疑問]なぜ「サブウーファー」が必要なの?
2024.08.14
-
-
-
絶滅状態だったオープンスポーツカー…マツダ『ロードスター』初代開発史
2024.08.14
-
-
-
[car audio newcomer]トヨタ RAV4(もちさん)by Warps 後編
2024.08.14
-
-
-
発表前に25台が完売!? マセラティのサーキット専用ハイパーカー、最初の1台を納車へ
2024.08.14
-
-
-
最強・最新のMINI『JCWカントリーマン』、300馬力のパフォーマンスSUVの詳細に迫る
2024.08.14
-
-
-
「ワールド・スーパー・スペシャルティーズ誕生」スープラの原点、『セリカXX』登場の衝撃【懐かしのカーカタログ】
2024.08.13
-
MORIZO on the Road