トヨタ自動車東日本×東北大学、環境融和ものづくり共創研究所を設立

トヨタ自動車東日本と東北大学は4月1日、東北の資源・エネルギーの活用による持続的で柔軟なものづくりの実現を目的として、「トヨタ自動車東日本×東北大学環境融和ものづくり共創研究所」を設置した。

今後両者は、強固な産学連携体制のもと、東北地域と共生し、東北の資源・エネルギーを活用した「持続的で柔軟なものづくり技術」を、産学の共創により目指す。

トヨタ自動車東日本と東北大学は、2012年より震災復興に向けた文部科学省・復興庁「東北発 素材技術先導プロジェクト」(2017年度終了)に共同参画し、トライボロジーに関わる研究を通じ相互連携を図ってきた。2019年には共同研究講座「先端自動車トライボロジー材料研究(トヨタ自動車東日本)」を設立し、自動車の省エネルギーに寄与する材料研究を進めるとともに、より高効率なものづくり技術を目指し、ロボティクス分野での連携を行ってきた。

今回設置する共創研究所は、産学に留まらず行政や地域とともに、環境などの将来課題を考え、循環型ものづくりを行うための基盤研究を行う。具体的には、自動車および車両工場のカーボンニュートラルに関わる機械の高効率・高信頼性技術、“ものづくり”や“人”と柔軟に共生して人や生活の付加価値を向上させるロボティクス技術、モノを資源として地域で循環するための材料抽出技術および資源循環スキームの構築について、共同で研究を進める。さらに研究成果を元に、人や環境と調和したものづくり技術の社会実装を目指す。


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