スーパー耐久第1戦に出場したGRヤリスの狙いとは?
ROOKIE Racingが走らせる32号車ORC ROOKIE GR Yarisがひさしぶりのサーキット登場となった。スーパー耐久第1戦では、水素カローラが欠場となったことをうけて出場することになったが、『GRヤリス』が出場した意味はなんだろうか。
32号車は本来ならば、ORC ROOKIE Racingが走らせる、ORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptだった。昨シーズンまでの気体水素から、今年は液体水素に燃料を切り替えた。しかし残念ながらプライベートテストで、水素を送る配管のジョイント部分が緩み、液体水素が漏れてしまった。その配管がエンジンなど高熱になる部分に近かったため、炎上してしまうトラブルが発生し、今大会は欠場となった。安全装置は作動し、車両は燃えてしまったがドライバーに怪我はなかった。
炎上してしまったことで、セーフティ装置の検証や、炎上してまった時の手順が体験できたことで、より安全への意識が高まり、安全装置や配管の手直しなど、改善余地が見つかったという。
そんな32号車水素カローラの代役として、一昨年走っていたGRヤリスが久々にサーキットに登場した。
GAZOO Racing Companyプレジデントの高橋智也氏とGR車両開発部 先行開発室長の横田義則氏によると「カーボンニュートラルの選択肢を広げる活動の根底には、モータースポーツを起点としたもっといいクルマ作りというのがあります。今回持ってきているGRヤリスに搭載しているエンジンは、水素カローラと同じエンジンのG16Eです。このエンジンを鍛え続けていくためというのが今回走らせた理由のひとつ。また空力パーツも開発して続けているのも理由のひとつ」と説明する。
高橋プレジデントも「すぐに新型パーツが完成し何かに投入されるというわけではないが、モデルライフの中でGRヤリスでもやりたいことはたくさんある。レースの場で鍛えることが、今回GRヤリスが登場した理由のひとつでもある」と説明した。
現在ST-2クラスには、13号車ENDLESS GR YARISと225号車KTMS GR YARISの2台が出場している。それらのカスタマーチームに向けての新たなパーツ供給は今の所考えていないともいう。レギュレーション解釈をクリアにしないといけない部分や、カスタマーからのニーズを汲み取る必要もあるからだ。さらにレースを運営するスーパー耐久機構との調整も必要になってくるため、GAZOO Racingだけでなく、関係各者で協調する必要があるという。
またGRヤリスはラリーの現場でもさまざまなアイデアやアイテムが開発されているという。これも考慮する必要がある。サーキット、ラリー、ジムカーナ、ダートラ、ストリートとさまざまなシーンで活躍しているGRヤリス。今後も進化していく可能性はある。
32号車は本来ならば、ORC ROOKIE Racingが走らせる、ORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptだった。昨シーズンまでの気体水素から、今年は液体水素に燃料を切り替えた。しかし残念ながらプライベートテストで、水素を送る配管のジョイント部分が緩み、液体水素が漏れてしまった。その配管がエンジンなど高熱になる部分に近かったため、炎上してしまうトラブルが発生し、今大会は欠場となった。安全装置は作動し、車両は燃えてしまったがドライバーに怪我はなかった。
炎上してしまったことで、セーフティ装置の検証や、炎上してまった時の手順が体験できたことで、より安全への意識が高まり、安全装置や配管の手直しなど、改善余地が見つかったという。
そんな32号車水素カローラの代役として、一昨年走っていたGRヤリスが久々にサーキットに登場した。
GAZOO Racing Companyプレジデントの高橋智也氏とGR車両開発部 先行開発室長の横田義則氏によると「カーボンニュートラルの選択肢を広げる活動の根底には、モータースポーツを起点としたもっといいクルマ作りというのがあります。今回持ってきているGRヤリスに搭載しているエンジンは、水素カローラと同じエンジンのG16Eです。このエンジンを鍛え続けていくためというのが今回走らせた理由のひとつ。また空力パーツも開発して続けているのも理由のひとつ」と説明する。
高橋プレジデントも「すぐに新型パーツが完成し何かに投入されるというわけではないが、モデルライフの中でGRヤリスでもやりたいことはたくさんある。レースの場で鍛えることが、今回GRヤリスが登場した理由のひとつでもある」と説明した。
現在ST-2クラスには、13号車ENDLESS GR YARISと225号車KTMS GR YARISの2台が出場している。それらのカスタマーチームに向けての新たなパーツ供給は今の所考えていないともいう。レギュレーション解釈をクリアにしないといけない部分や、カスタマーからのニーズを汲み取る必要もあるからだ。さらにレースを運営するスーパー耐久機構との調整も必要になってくるため、GAZOO Racingだけでなく、関係各者で協調する必要があるという。
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