リアルよりリアルな「バーチャル工場見学」、トヨタがサイトオープン

トヨタ自動車は5月24日、オンラインでクルマづくりの現場を見学できる「トヨタバーチャル工場見学」サイトをオープンした。

トヨタでは、これまで愛知県豊田市の元町、高岡、堤の3工場を中心に工場見学を実施し、国内外から年間13万人もの来場者を受け入れてきた。しかし、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大を受け2021年7月、工場見学は休止。以降、多くの人から「また見学したい」との声が寄せられた。トヨタではそれを受け、工場見学に代わってトヨタのモノづくりに触れられる「トヨタバーチャル工場見学」サイトをオープンした。

リアルの工場見学では組立工程しか見ることができなかったが、トヨタバーチャル工場見学では、素材調達からクルマが完成するまでの、プレス、溶接、塗装、組立、検査・出荷という一連の工程をすべて見ることができる。また、リアルな工場見学では安全面への配慮から少し離れた場所からの見学となっていたが、トヨタバーチャル工場見学では、生産工程を臨場感ある映像で、働く人の表情や手元まで見ることができる。

サイトの操作性にもこだわり、長い生産工程も画面をスクロールするだけで見ることができる。さらに深くモノづくりについて知りたい場合は、鍛造や鋳造といった加工法から「TPS(トヨタ生産方式)」まで、いくつかトピックも用意。現場の職人をはじめ、クルマづくりをさまざまな側面から支える人たちの話などを見ることができる。

[提供元:レスポンス]レスポンス

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