トヨタ RAV4、史上最強かつ最速はPHEVだっ
トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は10月17日、SUV『RAV4』のプラグインハイブリッド車(PHEV)、『RAV4プライム』(日本名:『RAV4 PHEV』に相当)の2024年モデルを発表した。
RAV4にPHEVが設定されたのは、現行型が初めてだ。『プリウス』のPHEVは、すでに米国市場に『プリウス・プライム』の車名で投入されている。RAV4のPHEVもこれに倣い、RAV4プライムの車名で米国市場において発売された。
◆PHEVシステム全体で302hpのパワー
PHEVパワートレインは、『RAV4ハイブリッド』の直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)に、強力なモーターを組み合わせたものだ。「TNGA」による2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。
エンジンとモーターを合わせたPHEVシステム全体で、302hpのパワーを引き出す。この数値は、RAV4ハイブリッドの219hpに対して、83hpの上乗せとなる。
駆動方式は、RAV4ハイブリッドと同様、電気式4WDシステムの「E-Four」とした。最新のE-Fourは、電気で駆動する後輪の最大トルクを増やしたのが特長だ。走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を追求している。
強力なPHEVパワートレインを得たRAV4プライムは、0~96km/h加速を5.5秒で駆け抜ける。新型RAV4ハイブリッドの0~96km/h加速7.8秒に対して、2秒以上の短縮を果たした。0~96km/h加速5.5秒は、先代RAV4の米国仕様に用意されていた3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジン(最大出力269hp)搭載車の6.3秒を、0.8秒短縮するものだ。トヨタによると、RAV4プライムはRAV4史上、最強かつ最速という。
◆EVモードの航続はおよそ67km
二次電池は、蓄電容量18.1kWhのリチウムイオンバッテリーだ。このバッテリーを床下に搭載することにより、RAV4と同様の室内空間を確保した。また、低重心化により走行安定性の向上にも貢献するという。
EVモードでは、最長のおよそ67kmをゼロエミッション走行できる。この効果で、米国EPA(環境保護庁)認定の複合モード燃費は38MPGを達成する見通しだ。トヨタによると、RAV4史上、最も燃費性能に優れるという。付属のケーブルを使って、標準的な家庭用コンセントに差し込むだけでバッテリーを充電できる。車載の出力6.6kWの充電器は、標準的な120V家庭用コンセントで約12時間、理想的な条件下では、レベル2充電器を使えば約2時間半でバッテリーを充電できる。
プリウスPHEV同様、「ヒートポンプオートエアコン」をRAV4 プライム向けに最適化して搭載した。高効率な電力消費を実現するなど、PHEVに求められる高い環境性能を追求する。また、大容量バッテリーの利点を生かして、災害時に役立てるよう、駆動用電池に蓄えた電力を最大1500Wの出力で家電などへ供給できる外部給電機能を採用している。
◆12.3インチのマルチインフォメーションディスプレイ装備
2024年モデルには、最新の「トヨタ・オーディオ・マルチメディア」を搭載する。ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」が、デュアルBluetoothによるスマートフォン接続を可能にした。さらに、最大5台のデバイスが4G接続できる「Wi-Fi Connect」が利用でき、車内をホットスポット化できる。
HDRadio、USBデータ、SiriusXMのプラチナプランも、3か月のトライアルサブスクリプションで利用できる。「AppleMusic」や「AmazonMusic」サブスクリプションを車両にリンクさせることも可能だ。
2024年モデルでは、XSEグレードに10.5インチタッチスクリーンディスプレイの「トヨタ・オーディオ・マルチメディア」を標準装備する。このシステムには、JBLスピーカーが付く。ドライバー正面には、12.3インチのマルチインフォメーションディスプレイが装備されている。
◆「ハイ、トヨタ」と呼びかけると音声アシストが起動
2024年モデルには、米国テキサス州に本拠を置くトヨタのコネクテッドテクノロジーチームが開発した最新のトヨタ・オーディオ・マルチメディアを搭載する。直感的なタッチ操作だけでなく、音声コマンドでシステムを操作することができる。
コネクテッドサービスの「ドライブコネクト」を選択すると、インテリジェントアシスタント、クラウドナビゲーション、デスティネーションアシストが利用できる。インテリジェントアシスタントでは、「ハイ、トヨタ」と呼びかけると音声アシストシステムが起動し、ルート検索、POI(Point of Interest)の検索、音量の調整、車内温度の変更などを音声で指示できる。
クラウドナビゲーションは、車載ナビゲーションで、クラウドを利用して最新の地図、交通情報、ルート情報をダウンロードする。ユーザーが最新の検索機能を利用できるように、POI検索はGoogle のPOIデータを利用する。また、デスティネーションアシストでは、次の目的地を探すために、ライブ・エージェント・アシストを使うことができる、としている。
RAV4にPHEVが設定されたのは、現行型が初めてだ。『プリウス』のPHEVは、すでに米国市場に『プリウス・プライム』の車名で投入されている。RAV4のPHEVもこれに倣い、RAV4プライムの車名で米国市場において発売された。
◆PHEVシステム全体で302hpのパワー
PHEVパワートレインは、『RAV4ハイブリッド』の直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)に、強力なモーターを組み合わせたものだ。「TNGA」による2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。
エンジンとモーターを合わせたPHEVシステム全体で、302hpのパワーを引き出す。この数値は、RAV4ハイブリッドの219hpに対して、83hpの上乗せとなる。
駆動方式は、RAV4ハイブリッドと同様、電気式4WDシステムの「E-Four」とした。最新のE-Fourは、電気で駆動する後輪の最大トルクを増やしたのが特長だ。走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を追求している。
強力なPHEVパワートレインを得たRAV4プライムは、0~96km/h加速を5.5秒で駆け抜ける。新型RAV4ハイブリッドの0~96km/h加速7.8秒に対して、2秒以上の短縮を果たした。0~96km/h加速5.5秒は、先代RAV4の米国仕様に用意されていた3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジン(最大出力269hp)搭載車の6.3秒を、0.8秒短縮するものだ。トヨタによると、RAV4プライムはRAV4史上、最強かつ最速という。
◆EVモードの航続はおよそ67km
二次電池は、蓄電容量18.1kWhのリチウムイオンバッテリーだ。このバッテリーを床下に搭載することにより、RAV4と同様の室内空間を確保した。また、低重心化により走行安定性の向上にも貢献するという。
EVモードでは、最長のおよそ67kmをゼロエミッション走行できる。この効果で、米国EPA(環境保護庁)認定の複合モード燃費は38MPGを達成する見通しだ。トヨタによると、RAV4史上、最も燃費性能に優れるという。付属のケーブルを使って、標準的な家庭用コンセントに差し込むだけでバッテリーを充電できる。車載の出力6.6kWの充電器は、標準的な120V家庭用コンセントで約12時間、理想的な条件下では、レベル2充電器を使えば約2時間半でバッテリーを充電できる。
プリウスPHEV同様、「ヒートポンプオートエアコン」をRAV4 プライム向けに最適化して搭載した。高効率な電力消費を実現するなど、PHEVに求められる高い環境性能を追求する。また、大容量バッテリーの利点を生かして、災害時に役立てるよう、駆動用電池に蓄えた電力を最大1500Wの出力で家電などへ供給できる外部給電機能を採用している。
◆12.3インチのマルチインフォメーションディスプレイ装備
2024年モデルには、最新の「トヨタ・オーディオ・マルチメディア」を搭載する。ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」が、デュアルBluetoothによるスマートフォン接続を可能にした。さらに、最大5台のデバイスが4G接続できる「Wi-Fi Connect」が利用でき、車内をホットスポット化できる。
HDRadio、USBデータ、SiriusXMのプラチナプランも、3か月のトライアルサブスクリプションで利用できる。「AppleMusic」や「AmazonMusic」サブスクリプションを車両にリンクさせることも可能だ。
2024年モデルでは、XSEグレードに10.5インチタッチスクリーンディスプレイの「トヨタ・オーディオ・マルチメディア」を標準装備する。このシステムには、JBLスピーカーが付く。ドライバー正面には、12.3インチのマルチインフォメーションディスプレイが装備されている。
◆「ハイ、トヨタ」と呼びかけると音声アシストが起動
2024年モデルには、米国テキサス州に本拠を置くトヨタのコネクテッドテクノロジーチームが開発した最新のトヨタ・オーディオ・マルチメディアを搭載する。直感的なタッチ操作だけでなく、音声コマンドでシステムを操作することができる。
コネクテッドサービスの「ドライブコネクト」を選択すると、インテリジェントアシスタント、クラウドナビゲーション、デスティネーションアシストが利用できる。インテリジェントアシスタントでは、「ハイ、トヨタ」と呼びかけると音声アシストシステムが起動し、ルート検索、POI(Point of Interest)の検索、音量の調整、車内温度の変更などを音声で指示できる。
クラウドナビゲーションは、車載ナビゲーションで、クラウドを利用して最新の地図、交通情報、ルート情報をダウンロードする。ユーザーが最新の検索機能を利用できるように、POI検索はGoogle のPOIデータを利用する。また、デスティネーションアシストでは、次の目的地を探すために、ライブ・エージェント・アシストを使うことができる、としている。
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