基本アイテムから防災用品まで、必須の愛犬ドライブグッズを大公開!【青山尚暉のわんダフルカーライフ】
これまでゴールデンレトリーバーのナナ、ラブラドールレトリバーのマリア、そして今ではジャックラッセルのララとキャバリアのアーモンドと暮らしているわが家では、動物病院やトリミングのためのペットサロンの往復から、毎月のように出掛けるプライベート&仕事を含めた愛犬連れのドライブ旅行において、移動手段としてクルマは欠かせない存在となっている。ゴールデンレトリーバーの子犬、ナナを迎えた時は、それまでのセダンタイプのクルマからナナのためにステーションワゴンに買い替え、その後はミニバン。今は初心に帰り(!?)ここ10年、2台続けてステーションワゴンが愛車である。
振り返れば、2003年から“わんわんミシュラン”という企画で、愛犬を旬のクルマに乗せ、覆面で、まだそう数は多くなかった愛犬同伴可能な宿の調査を行ったり、8年間、自動車専門誌でドッグフレンドリーカーの評価をしたり、このレスポンスでは「青山尚暉のわんダフルカーライフ」を長年連載してきたわけだが、以来、わが家の愛車はまさに愛犬のためのドッグフレンドリーカーに的を絞った選択だったのである。
今回は、モータージャーナリストにしてドッグライフプロデューサーでもある筆者の、これまでの愛犬とのクルマ生活で不可欠となったドライブグッズの数々を、車内避難用品を含め紹介させていただきたい。
◆「基本中の基本」であるドライブベッド
まずは基本中の基本となる、犬の特等席となる後席に設置する車載専用のサークル、ドライブベッドである。わが家では移動距離、季節、犬の乗車数に合わせて数種類のアイテムを揃えている。その中でもメインとなっているのが、オールシーズンで使え、小型犬のジャックラッセルのララと中型犬のキャバリアのアーモンド2頭を乗せられるホンダ純正アクセサリー“Honda Dogシリーズ”の「ペットシートサークル」。前後席ヘッドレストに固定するサークルで、左右にメッシュ窓が備わるため風通しがよく、底板が入っていて安定して乗車できるだけでなく、コンパクトに畳め、丸洗いも可能なところが飼い主&愛犬たちのお気に入りポイントだ。現在、ホンダ車に乗っているわけではないのだが、以前『アコードワゴン』2台、『オデッセイ』をドッグフレンドリーカーとして乗り継いできた流れで、今も愛用しているというわけだ。
ただし、ドライブ旅行先でドッグカートが不可欠、というお出かけでは、自動折り畳み機能付き(たった1秒!)ペットカートの「FikaGo FLYTTA PLUS」を使っている。キャビン脱着タイプで、キャビンをクルマの後席にしっかりと固定でき、強固なサークル、旅先でのドッグベッドとしても活用できるのである。そしてラゲッジルーム内には本体部分だけコンパクトに積み込むことが可能になり、ドッグカートの積載効率が高まるところも気に入っている。
わが家が用意している3つ目のドッグベッドは、ドッグウェアブランド・DOG DEPTのドライブベッド。これは中綿入りのフカフカのベッドで、後席にベルトでしっかりと固定できるだけでなく、ドライブ先の宿での慣れ親しんだ快適なくつろぎ用、就寝用ベッドとして使えるところがポイント。滞在する宿に愛犬用ベッドがないときに重宝している。車載のドライブベッドとして使う時にはソフトハーネスとリードを、犬用シートベルト代わりに併用。リードの持ち手部分を後席ヘッドレストにくぐらせている。
そのほか、筆者がプロデュースした、後席全体をボックス状に覆うフォルクスワーゲン純正のフラットベッド、ボルボ純正のドッグベッド(フルサイズとハーフサイズあり)も臨機応変に使っている。この2点は、シート、車内の汚れ、抜け毛飛散防止対策としても効果抜群と言っていい。
◆愛犬のためにできる暑さ対策とは?
そして、愛犬のためのドライブ用品として、車内、ドライブ途中で愛犬に水分補給をするための、水がこぼれにくい車内に設置可能な水飲み皿、お散歩バッグの中にも入るペット水筒も、命にかかわる脱水症対策として欠かせないアイテムとなる。
◆後席エアコンは不可欠!
筆者はドッグフレンドリーカーの要件のひとつとして、愛犬の特等席となる後席のエアコン吹き出し口が後席部分の空調環境のために不可欠と考えているのだが、それがあっても日差しの強い時間帯のドライブ、移動では、後席の暑さが心配だ。そこで用意しているのが、リヤサイドウインドー用の運転席からの視界を遮らないマグネット装着式メッシュ遮光カーテンである。使わないときにはコンパクトに畳め、ドアポケットにも収納できる。
さらに、アウトドアでウインドーを開けて車内で寛ぐ際、心配になる車内への害虫(蚊や蜂など)侵入に備え、ボディの外側に張りつける蚊帳のようなカーテンである。蚊が発生する時期のアウトドアドライブなどでは、コンセント不要の蚊取り器も欠かせない。
◆うっかり忘れ防止のために常備しているもの
細かい話としては、エチケット袋、防臭袋、抜け毛取り用のコロコロ粘着ローラー、クラフトテープ、ドッグカフェ利用時など幅広く使えるカフェマット(夏用、冬用のリバーシブルが理想)、ウェットティッシュ、予備のリード&首輪なども常備している(うっかり持ち忘れることもありがちなわけで……)。わが家ではひとつのバッグに詰め込み、ラゲッジルームの買い物フックに吊るしてある。
◆愛犬用の防災セットも“保険”として積んでおく
最後に紹介する、愛犬家のクルマに積みこんでおくべきアイテムが、いつ起こるか分からない(ドライブ途中にも起こりうる)災害時のための車載防災アイテムだ。飼い主用の防災アイテム、飲料水のペットボトルはもちろん、愛犬用の防災セット(市販品もあるが、自身でコンパクトに揃えてもいい)も“保険”として積んでおくと安心である。わが家のステーションワゴンの場合、ラゲッジルームの床下がそのスペースだ。
というわけで、愛犬との安全・快適・安心なドライブのために、上記のアイテムの中で必要なものを用意して、春とともに1年中で最高と言える2024年秋のドライブシーズン、わんダフルカーライフを、愛犬とともに思う存分楽しんでいただきたい。
振り返れば、2003年から“わんわんミシュラン”という企画で、愛犬を旬のクルマに乗せ、覆面で、まだそう数は多くなかった愛犬同伴可能な宿の調査を行ったり、8年間、自動車専門誌でドッグフレンドリーカーの評価をしたり、このレスポンスでは「青山尚暉のわんダフルカーライフ」を長年連載してきたわけだが、以来、わが家の愛車はまさに愛犬のためのドッグフレンドリーカーに的を絞った選択だったのである。
今回は、モータージャーナリストにしてドッグライフプロデューサーでもある筆者の、これまでの愛犬とのクルマ生活で不可欠となったドライブグッズの数々を、車内避難用品を含め紹介させていただきたい。
◆「基本中の基本」であるドライブベッド
まずは基本中の基本となる、犬の特等席となる後席に設置する車載専用のサークル、ドライブベッドである。わが家では移動距離、季節、犬の乗車数に合わせて数種類のアイテムを揃えている。その中でもメインとなっているのが、オールシーズンで使え、小型犬のジャックラッセルのララと中型犬のキャバリアのアーモンド2頭を乗せられるホンダ純正アクセサリー“Honda Dogシリーズ”の「ペットシートサークル」。前後席ヘッドレストに固定するサークルで、左右にメッシュ窓が備わるため風通しがよく、底板が入っていて安定して乗車できるだけでなく、コンパクトに畳め、丸洗いも可能なところが飼い主&愛犬たちのお気に入りポイントだ。現在、ホンダ車に乗っているわけではないのだが、以前『アコードワゴン』2台、『オデッセイ』をドッグフレンドリーカーとして乗り継いできた流れで、今も愛用しているというわけだ。
ただし、ドライブ旅行先でドッグカートが不可欠、というお出かけでは、自動折り畳み機能付き(たった1秒!)ペットカートの「FikaGo FLYTTA PLUS」を使っている。キャビン脱着タイプで、キャビンをクルマの後席にしっかりと固定でき、強固なサークル、旅先でのドッグベッドとしても活用できるのである。そしてラゲッジルーム内には本体部分だけコンパクトに積み込むことが可能になり、ドッグカートの積載効率が高まるところも気に入っている。
わが家が用意している3つ目のドッグベッドは、ドッグウェアブランド・DOG DEPTのドライブベッド。これは中綿入りのフカフカのベッドで、後席にベルトでしっかりと固定できるだけでなく、ドライブ先の宿での慣れ親しんだ快適なくつろぎ用、就寝用ベッドとして使えるところがポイント。滞在する宿に愛犬用ベッドがないときに重宝している。車載のドライブベッドとして使う時にはソフトハーネスとリードを、犬用シートベルト代わりに併用。リードの持ち手部分を後席ヘッドレストにくぐらせている。
そのほか、筆者がプロデュースした、後席全体をボックス状に覆うフォルクスワーゲン純正のフラットベッド、ボルボ純正のドッグベッド(フルサイズとハーフサイズあり)も臨機応変に使っている。この2点は、シート、車内の汚れ、抜け毛飛散防止対策としても効果抜群と言っていい。
◆愛犬のためにできる暑さ対策とは?
そして、愛犬のためのドライブ用品として、車内、ドライブ途中で愛犬に水分補給をするための、水がこぼれにくい車内に設置可能な水飲み皿、お散歩バッグの中にも入るペット水筒も、命にかかわる脱水症対策として欠かせないアイテムとなる。
◆後席エアコンは不可欠!
筆者はドッグフレンドリーカーの要件のひとつとして、愛犬の特等席となる後席のエアコン吹き出し口が後席部分の空調環境のために不可欠と考えているのだが、それがあっても日差しの強い時間帯のドライブ、移動では、後席の暑さが心配だ。そこで用意しているのが、リヤサイドウインドー用の運転席からの視界を遮らないマグネット装着式メッシュ遮光カーテンである。使わないときにはコンパクトに畳め、ドアポケットにも収納できる。
さらに、アウトドアでウインドーを開けて車内で寛ぐ際、心配になる車内への害虫(蚊や蜂など)侵入に備え、ボディの外側に張りつける蚊帳のようなカーテンである。蚊が発生する時期のアウトドアドライブなどでは、コンセント不要の蚊取り器も欠かせない。
◆うっかり忘れ防止のために常備しているもの
細かい話としては、エチケット袋、防臭袋、抜け毛取り用のコロコロ粘着ローラー、クラフトテープ、ドッグカフェ利用時など幅広く使えるカフェマット(夏用、冬用のリバーシブルが理想)、ウェットティッシュ、予備のリード&首輪なども常備している(うっかり持ち忘れることもありがちなわけで……)。わが家ではひとつのバッグに詰め込み、ラゲッジルームの買い物フックに吊るしてある。
◆愛犬用の防災セットも“保険”として積んでおく
最後に紹介する、愛犬家のクルマに積みこんでおくべきアイテムが、いつ起こるか分からない(ドライブ途中にも起こりうる)災害時のための車載防災アイテムだ。飼い主用の防災アイテム、飲料水のペットボトルはもちろん、愛犬用の防災セット(市販品もあるが、自身でコンパクトに揃えてもいい)も“保険”として積んでおくと安心である。わが家のステーションワゴンの場合、ラゲッジルームの床下がそのスペースだ。
というわけで、愛犬との安全・快適・安心なドライブのために、上記のアイテムの中で必要なものを用意して、春とともに1年中で最高と言える2024年秋のドライブシーズン、わんダフルカーライフを、愛犬とともに思う存分楽しんでいただきたい。
最新ニュース
-
-
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
2024.11.21
-
-
-
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
2024.11.21
-
-
-
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
2024.11.21
-
-
-
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
2024.11.21
-
-
-
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
2024.11.21
-
-
-
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
2024.11.21
-
-
-
楽しく学べる「防災ファミリーフェス」を茨城県の全トヨタディーラーが運営する「茨城ワクドキクラブ」が開催
2024.11.21
-
最新ニュース
-
-
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
2024.11.21
-
-
-
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
2024.11.21
-
-
-
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
2024.11.21
-
-
-
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
2024.11.21
-
-
-
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
2024.11.21
-
-
-
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
2024.11.21
-
MORIZO on the Road