トヨタ、AIガイド付き電動モビリティで新観光サービス…「おさんぽ」実証実験へ

  • トヨタ C+walk S
トヨタ・コニック・プロは9月25日、臨海副都心エリアにおいて新しい観光サービス「OSAMPO(おさんぽ)」の実証実験を実施すると発表した。

この実験は、「ARTBAY TOKYO ART FESTIVAL 2024」と「ジャパンビーチバレーボールツアー2024 第7戦 グランドスラム お台場大会」に合わせて、9月27日から行われる。

「OSAMPO」は、トヨタの歩行領域BEV(Battery Electric Vehicle)である『C+walk』シリーズを活用し、最高速度6km/hでの移動を通じて新たな観光体験を提供するサービスだ。ARTBAYでは、XRアート「Circulation Balls XR」をC+walkで周遊する体験型アート観光を実施。一方、ビーチバレー大会では、お台場の魅力を紹介するAIガイド「たっちゃん」による案内とC+walk Tでの周遊ツアーを実施する。

この実証実験の目的は、歩行領域BEVによる新しい観光体験の受容性を確認し、臨海副都心エリアでの回遊性向上とにぎわい創出を図ること。トヨタは、C+walkシリーズを通じて「Mobility for All」の理念を実現し、歩行に困難を感じる人々をサポートすることを目指している。

C+walkシリーズは、免許不要の電動モビリティで、人に近いサイズ感により歩行者空間に自然に溶け込むのが特徴。近年、マルチモーダル交通の進展により目的地へのアクセスは改善されつつあるが、目的地内での回遊にはまだ課題が残っている。トヨタはC+walkシリーズをこの課題解決の一手段と位置付けている。

今回の実証実験を通じて、トヨタは持続的な有償事業化を見据え、臨海副都心エリアでの観光客への新しい体験に対する反応を確認する。この取り組みにより、すべての人々の生活をより豊かにすることを目指している。

  • トヨタ C+walk S
  • トヨタ C+walk T
  • 観光サービス「OSAMPO(おさんぽ)」イメージ

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