ミニカーやマイクロカー100台が大集結…オールジャパン・ミニカー・ミーティング
オールジャパン・ミニカー・ミーティングが9月29日、埼玉県川島町役場駐車場で行われ、原付4輪(50cc)を中心に約100台の可愛くも個性的なクルマたちが集まった。
主催は同実行委員会。各地からミニカーが集まって楽しく遊べるようなイベントが少ないことから、ミニカーを所有する有志が集まっての初開催となった。
参加条件は、排気量50cc相当のミニカー(電気含む)で市販モデルであることが基本だが、それ以外も実行委員会が認めた車両もOKということで、会場内には実に様々な小さくて個性あふれるミニカーが揃った。
本部テント横で目を引いたのが、実行委員のひとりである埼玉県鴻巣市の「雪どうぶつ病院」の水口雪院長が所有するミニカーたち。黄色の1人乗り電気自動車『QVOLT(キューボルト)』は、今年急逝した漫画家・鳥山明さんのデザインによるもので、おもちゃ会社タカラ(当時)が設立したチョロQモーターズが世界限定9台を製造したうちの1号車。いかにも鳥山ワールド満載のデザインで、ちびっ子たちが興味津々に眺めていた。
同じく原寸大チョロQの電気自動車『QQ(モダンタイムズ』は、レトロでちょっとユーモラス。未来のスポーツカーをイメージした『2010』も可愛らしいたたずまい。前者は世界に1台、後者は世界に2台しかなく、レストアされて走行可能な状態になっていた。
和歌山県海南市にある、昭和の1人乗りマイクロカー専門博物館「WAZUKA」からは、ホンダのファミリーバイク『カレン』ベースの3輪車「山パン号」が参加。懐かしいヤマザキパンのロゴ入りでこちらも人気を集めていた。
すべて自作し、日本一周約2万キロを233日かけて達成、その後も2万キロ加えて走行中という原付4輪車も。YouTube「セルフメイド」のハンドルネームで一部話題となった車両で、設計や溶接、電気配線などを独学し、主にバイクのパーツを流用しながら造り上げたという。こちらも質問攻めに合っていた。
フォード『GT40』をモチーフに製作された『GT50』も、自力で仕上げた原付カー。1968年から2年連続でル・マンを制覇した時の「ガルフ・カラー」も鮮やかで、本来優勝車のゼッケン「6」であるが、オーナーがこのクルマを制作した時の年齢「66」としているのは、ちょっとした遊び心だ。
スズキ『CV1』は、スズキ自動車が1981年から4年間に約100台程度しか生産しなかったといわれる原付ミニカー。東京モーターショーで「スズキコミュニティビークル」として出展されたものの、時代の趨勢にフィットすることができなかったクルマだ。この日オーナーはその試作車と量販試作車の2台を持ち込んだ。大手メーカーの製作だけに特に量販型の完成度は高く、『ジムニー』のテールレンズや『アルト』のステアリングが流用されるなど興味深かった。
他にもホンダ『ジャイロ』をベースにしたダイハツ『ミゼット』風や、かつてデパートの屋上などにあった子供向けの電動遊具をナンバー取得して公道走行可能としたものなど、あっと驚かされるミニカーが並んだ。
ミニカー界の大手・タケオカ自動車工芸の『アビー』はさすがに台数が多かった。横浜から走って来たという女性オーナーは「YouTubeで見て一目ぼれして今年入手したばかり。このクルマだとまわり中が笑顔になるのが素晴らしいと思います」と嬉しそう。このイベントを知って名古屋から旅行の途中で立ち寄ったという子供連れ5人家族は、つけまつげなどでおしゃれをしたこのアビーの前で記念撮影をするなどして楽しんでいた。
この日、集まったミニカーは約100台という大盛況。タケオカ自動車から持ち込まれた2台のアビー試乗会は列をなし、参加ミニカーによる会場周辺のパレードランは沿道もドライバーも笑顔があふれる1日となった。
主催は同実行委員会。各地からミニカーが集まって楽しく遊べるようなイベントが少ないことから、ミニカーを所有する有志が集まっての初開催となった。
参加条件は、排気量50cc相当のミニカー(電気含む)で市販モデルであることが基本だが、それ以外も実行委員会が認めた車両もOKということで、会場内には実に様々な小さくて個性あふれるミニカーが揃った。
本部テント横で目を引いたのが、実行委員のひとりである埼玉県鴻巣市の「雪どうぶつ病院」の水口雪院長が所有するミニカーたち。黄色の1人乗り電気自動車『QVOLT(キューボルト)』は、今年急逝した漫画家・鳥山明さんのデザインによるもので、おもちゃ会社タカラ(当時)が設立したチョロQモーターズが世界限定9台を製造したうちの1号車。いかにも鳥山ワールド満載のデザインで、ちびっ子たちが興味津々に眺めていた。
同じく原寸大チョロQの電気自動車『QQ(モダンタイムズ』は、レトロでちょっとユーモラス。未来のスポーツカーをイメージした『2010』も可愛らしいたたずまい。前者は世界に1台、後者は世界に2台しかなく、レストアされて走行可能な状態になっていた。
和歌山県海南市にある、昭和の1人乗りマイクロカー専門博物館「WAZUKA」からは、ホンダのファミリーバイク『カレン』ベースの3輪車「山パン号」が参加。懐かしいヤマザキパンのロゴ入りでこちらも人気を集めていた。
すべて自作し、日本一周約2万キロを233日かけて達成、その後も2万キロ加えて走行中という原付4輪車も。YouTube「セルフメイド」のハンドルネームで一部話題となった車両で、設計や溶接、電気配線などを独学し、主にバイクのパーツを流用しながら造り上げたという。こちらも質問攻めに合っていた。
フォード『GT40』をモチーフに製作された『GT50』も、自力で仕上げた原付カー。1968年から2年連続でル・マンを制覇した時の「ガルフ・カラー」も鮮やかで、本来優勝車のゼッケン「6」であるが、オーナーがこのクルマを制作した時の年齢「66」としているのは、ちょっとした遊び心だ。
スズキ『CV1』は、スズキ自動車が1981年から4年間に約100台程度しか生産しなかったといわれる原付ミニカー。東京モーターショーで「スズキコミュニティビークル」として出展されたものの、時代の趨勢にフィットすることができなかったクルマだ。この日オーナーはその試作車と量販試作車の2台を持ち込んだ。大手メーカーの製作だけに特に量販型の完成度は高く、『ジムニー』のテールレンズや『アルト』のステアリングが流用されるなど興味深かった。
他にもホンダ『ジャイロ』をベースにしたダイハツ『ミゼット』風や、かつてデパートの屋上などにあった子供向けの電動遊具をナンバー取得して公道走行可能としたものなど、あっと驚かされるミニカーが並んだ。
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