「令和のランエボ」走りも強化した新型『アウトランダーPHEV』にSNS注目「質感やばい！」

三菱自動車が誇るフラッグシップSUV、『アウトランダーPHEV』が10月に待望の改良モデルを発売した。注目は改良された大容量バッテリーの搭載で、EV走行距離が最大106kmまで伸びた。存在感のある堂々としたデザインはそのままに、ツインモーター4WDによる力強い走りと静かで上質な乗り心地を両立。「ジャパンモビリティショー」で展示されていたこともあり、SNS上では実際に目にしたファンのコメントも見られ盛り上がっている。

改良新型『アウトランダーPHEV』は、バッテリー容量が従来比約10％増の22.7kWhに拡大され、EV走行可能距離が「M」グレードで106km、その他のグレードで102km（いずれもWLTCモード）に伸びている。さらに、PHEVシステムの最高出力が約20％向上し、加速性能が大幅に強化。高速道路での合流や追い越し時のストレスが大幅に軽減されるとともに、エンジン始動の頻度も減少し、より静かでEVらしい走行が可能となっている。燃費性能も向上し、「M」グレードで17.6km/リットル、その他のグレードで17.2km/リットル（いずれもWLTCモード）を達成しており、従来モデルと比べ約1km/リットルの改善を果たしている。

さらに、全グレードにヤマハと共同開発したオーディオシステムを標準装備。「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」（12スピーカー）が最上級グレードに搭載され、その他のグレードには「Dynamic Sound Yamaha Premium」（8スピーカー）が装備されており、オプションで上位モデルの選択も可能だ。このオーディオシステムは、リアルで臨場感ある音響を提供し、アーティストが目の前にいるかのような没入感を実現する。

SNSでは、「スピーカーめっちゃ音良さそう」「所有満足度を上げる装備であることは間違いない」とヤマハオーディオの採用に期待する声や、同時にアップデートされた内装について「内装の装備や質感もやばい！」と評価するコメントも。また、航続距離の延長や外装の変化も含めて「既に持っている人も買い替えたくなるレベル」と絶賛するファンも見られた。

さらに、開発にはかつての「ランエボ」を担当したチームも関わっているという報道から、「走りにもこだわってるらしいから試乗楽しみ」「令和のランエボ」「ランエボ感あるらしい」など、ランエボを予感させる電子制御に期待を寄せている声も目立つ。

一方で、526万3500円から668万5800円という車両価格については、「最低500万か…」「約700万は高い…」というコメントも見られた。ただPHEVはEV補助金の対象となり、自治体によっては合計で100万円程度が補助されるため、割高感を払拭するためにはこうした制度をよりアピールしていく必要がありそうだ。いずれにせよ、アウトランダーPHEVの今回の改良に対しては、性能、装備、内外装の質感を含め全体的に好評の声が目立っていた。