メルセデスベンツ『Gクラス』BEV、価格は2635万円で日本発売…with EQ Technology Edition 1
メルセデス・ベンツ日本合同会社は10月23日、オフローダーのメルセデスベンツ『Gクラス』で初の電気自動車となる、「G 580 with EQ Technology Edition 1」(以下、G580)を日本市場向けに発表した。
◆電気自動車の新しい可能性とは?
G580はクロスカントリービークルとしての伝統を守りつつ、電気自動車ならではのドライブコンセプトを提供する。新機構の4輪独立式モーターを搭載し、システムトータルで587ps(432kW)/1164Nmを発生する。このモーターにより、「G-TURN」や「G-STEERING」といった先進的なオフロード走行が可能だ。最大渡河水深は850mmに達するなど、内燃機関モデルと同等以上のオフロード性能を備えている。
メルセデス・ベンツ日本のゲルティンガー剛社長兼CEOは、10月23日に東京都内で開催された発表会で「試乗では、ノイズや振動が抑えられていてとても快適だった。日常走行の快適性とオフロード性能を両立し、電気自動車の新しい可能性を感じることができた」と語った。
10月23日から注文を受け付け、11月に配車を開始する予定だ。メーカー希望小売価格(消費税込み)は2635万円となっている。
◆伝統のデザインにEV専用のディテール
G580のエクステリアデザインは、スクエアなボディや特徴的なドアハンドル、フロントフェンダーのウインカーレンズなど、Gクラス伝統のスタイリングを維持しつつ、電気自動車専用のディテールを加えた。テールゲートにはスペアタイヤに代わり、充電ケーブルや工具を収納可能なデザインボックスが備わる。
インテリアデザインでは上質な素材とクラフトマンシップが融合したラグジュアリーな空間を意図。Gクラス伝統のデザインを踏襲しつつ、G580専用に再設計されたデフロック機能のスイッチ周辺には、G-TURNやG-STEERINGの起動スイッチが配置された。AMGラインパッケージやナッパレザーシート、ナッパレザーダッシュボード、MICROCUTルーフライナーが標準装備され、インテリアをより贅沢に演出する。
◆4輪独立式モーターを搭載
G580は、メルセデスの電気自動車で初となる4輪独立式モーターを搭載している。2速のトランスミッションと制御システムとともに「eATS」(電動パワートレイン)を形成し、メルセデスAMG「G63」のV8エンジンを越えるパフォーマンスを提供する。「オフロード車として最高のものを作るというのが初代Gクラス当時からの目標だ」とゲルティンガー社長兼CEO。
G580には、4輪それぞれのホイール近くに永久磁石同期モーターを配置し、オンロード/オフロード問わず卓越したドライビングパフォーマンスが期待できる。各モーターは最高出力108kWを発生し、システムトータルで587ps(432kW)/1164Nmを実現する。
◆航続は530km
バッテリーは116kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、航続は530km(WLTCモード一充電航続距離)。バッテリーは合計216個のセルを12のモジュールに収めたモジュラーデザインだ。最大4mm厚のスチール製ラダーフレームに組み込まれ、車両の低重心化と車体剛性の向上に寄与する。
オフローダーとしてバッテリーを守るための専用アンダーボディプロテクションを装備し、カーボンファイバーを含む素材を組み合わせた厚さ26mmのパネルを採用している。
充電システムは、交流普通充電(AC200V)および直流急速充電(CHAdeMO)に対応し、交流普通充電は出力6.0kW、直流急速充電は出力150kWまで対応可能だ。
◆オフロード専用のG-TURNとG-STEERING
EVのG580は、内燃機関モデルと同様に高いオフロード性能を備えている。伝統のラダーフレームやリジットリアアクスルはG580専用に強化・開発されており、G-TURNやG-STEERING、オフロードクロール機能など、電気自動車ならではの新機能を搭載している。
Gクラスの象徴であるラダーフレームは、4輪独立式モーターと大容量リチウムイオンバッテリーを搭載するために強化されている。ローレンジモードも内燃機関モデルと同様に搭載され、各輪のモーターにはトランスミッションが備わり、減速比を2:1にすることでトルクを高める。
G-TURNは最大2回転まで、その場で旋回可能な機能だ。例えば狭い道で前方に障害物が現れ、それ以上進めなくなった場合、左右の車輪を逆回転させることで方向転換できる。G-STEERINGは、各輪のモーターの駆動トルクを個別に制御することで、後輪軸を中心に旋回する機能だ。タイトなコーナーでもステアリングを切り返すことなく曲がることができる。
G-TURNとG-STEERINGは、公道では使用できないオフロード専用の機能だ。ゲルティンガー社長兼CEOは「G580には電気自動車じゃないとできない機能を搭載した。それらはすべて走破性能に生かされている」と語る。
◆電気自動車の新しい可能性とは?
G580はクロスカントリービークルとしての伝統を守りつつ、電気自動車ならではのドライブコンセプトを提供する。新機構の4輪独立式モーターを搭載し、システムトータルで587ps(432kW)/1164Nmを発生する。このモーターにより、「G-TURN」や「G-STEERING」といった先進的なオフロード走行が可能だ。最大渡河水深は850mmに達するなど、内燃機関モデルと同等以上のオフロード性能を備えている。
メルセデス・ベンツ日本のゲルティンガー剛社長兼CEOは、10月23日に東京都内で開催された発表会で「試乗では、ノイズや振動が抑えられていてとても快適だった。日常走行の快適性とオフロード性能を両立し、電気自動車の新しい可能性を感じることができた」と語った。
10月23日から注文を受け付け、11月に配車を開始する予定だ。メーカー希望小売価格(消費税込み)は2635万円となっている。
◆伝統のデザインにEV専用のディテール
G580のエクステリアデザインは、スクエアなボディや特徴的なドアハンドル、フロントフェンダーのウインカーレンズなど、Gクラス伝統のスタイリングを維持しつつ、電気自動車専用のディテールを加えた。テールゲートにはスペアタイヤに代わり、充電ケーブルや工具を収納可能なデザインボックスが備わる。
インテリアデザインでは上質な素材とクラフトマンシップが融合したラグジュアリーな空間を意図。Gクラス伝統のデザインを踏襲しつつ、G580専用に再設計されたデフロック機能のスイッチ周辺には、G-TURNやG-STEERINGの起動スイッチが配置された。AMGラインパッケージやナッパレザーシート、ナッパレザーダッシュボード、MICROCUTルーフライナーが標準装備され、インテリアをより贅沢に演出する。
◆4輪独立式モーターを搭載
G580は、メルセデスの電気自動車で初となる4輪独立式モーターを搭載している。2速のトランスミッションと制御システムとともに「eATS」(電動パワートレイン)を形成し、メルセデスAMG「G63」のV8エンジンを越えるパフォーマンスを提供する。「オフロード車として最高のものを作るというのが初代Gクラス当時からの目標だ」とゲルティンガー社長兼CEO。
G580には、4輪それぞれのホイール近くに永久磁石同期モーターを配置し、オンロード/オフロード問わず卓越したドライビングパフォーマンスが期待できる。各モーターは最高出力108kWを発生し、システムトータルで587ps(432kW)/1164Nmを実現する。
◆航続は530km
バッテリーは116kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、航続は530km(WLTCモード一充電航続距離)。バッテリーは合計216個のセルを12のモジュールに収めたモジュラーデザインだ。最大4mm厚のスチール製ラダーフレームに組み込まれ、車両の低重心化と車体剛性の向上に寄与する。
オフローダーとしてバッテリーを守るための専用アンダーボディプロテクションを装備し、カーボンファイバーを含む素材を組み合わせた厚さ26mmのパネルを採用している。
充電システムは、交流普通充電(AC200V)および直流急速充電(CHAdeMO)に対応し、交流普通充電は出力6.0kW、直流急速充電は出力150kWまで対応可能だ。
◆オフロード専用のG-TURNとG-STEERING
EVのG580は、内燃機関モデルと同様に高いオフロード性能を備えている。伝統のラダーフレームやリジットリアアクスルはG580専用に強化・開発されており、G-TURNやG-STEERING、オフロードクロール機能など、電気自動車ならではの新機能を搭載している。
Gクラスの象徴であるラダーフレームは、4輪独立式モーターと大容量リチウムイオンバッテリーを搭載するために強化されている。ローレンジモードも内燃機関モデルと同様に搭載され、各輪のモーターにはトランスミッションが備わり、減速比を2:1にすることでトルクを高める。
G-TURNは最大2回転まで、その場で旋回可能な機能だ。例えば狭い道で前方に障害物が現れ、それ以上進めなくなった場合、左右の車輪を逆回転させることで方向転換できる。G-STEERINGは、各輪のモーターの駆動トルクを個別に制御することで、後輪軸を中心に旋回する機能だ。タイトなコーナーでもステアリングを切り返すことなく曲がることができる。
G-TURNとG-STEERINGは、公道では使用できないオフロード専用の機能だ。ゲルティンガー社長兼CEOは「G580には電気自動車じゃないとできない機能を搭載した。それらはすべて走破性能に生かされている」と語る。
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