「3代目でついに評価された」日本カー・オブ・ザ・イヤー『フリード』受賞にホンダファンも歓喜

  • 「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したホンダ フリード
12月5日、「2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会がおこなわれ、「今年の1台」としてホンダフリード』が栄冠に輝いた。会の様子はYoutubeでもライブ配信され、ランニング形式での開票の様子を多くのファンが見守った。フリードの受賞に、SNSでは様々なコメントが飛び交い盛り上がりを見せている。

「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、2023年11月1日から2024年10月31日までに発表または発売された乗用車が対象。45回目の開催となる今年度は、国内外の全31モデルがノミネート。自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる59名の選考委員の投票により選ばれた「10ベストカー」の中から、さらに最も多くの得票があったフリードが栄冠に輝いた。なお、輸入車で最も得票があったのはMINI『クーパー』で、「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。

フリードの授賞理由は、「5ナンバーサイズで3列シート。日本市場で重用されるファミリーカーゆえ、これまでは突出したキャラクターを生み出しづらかったことも事実。ホンダはそこに切り込んだ。居住性、使い勝手の良さに磨きをかけるとともに、動的質感の向上、ひいては操縦の喜びをも加味することに成功した。ガソリンエンジンモデルに加え、ホンダ独自のハイブリッド「e:HEV」を加えたことも大きな魅力のひとつ。ホンダが大切にしているM・M(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)思想を見事現代に体現した1台である。」とされた。

現行となる3代目のフリードは今年6月に発売。発売一か月の販売台数は計画の6倍となる3万8000台となるなど好調な売れ行きを見せている。上質で洗練されたシンプルなデザインのフリード「エアー」と、力強く遊び心に溢れるデザインのフリード「クロスター」の2つの際立つ個性も人気の要因となっている。

これに対しSNSでは、「予想通りフリードか」「順当っちゃ順当」「何が欲しいって言われたらフリードって言いたくなるもんな」など納得の声が上がる。

また、「日本最強パッケージングが3代目でついに評価された」「1位なのは買う身として嬉しい」などオーナーとしてその高い出来栄えを評価する声や、「ホンダ車は14年振り」「フィットは二回受賞してるけどフリードは初なんだ」などホンダファンの喜びの声も多く見られた。

最終選考に残った10台の順位と得点は以下の通り。

1位 ホンダ フリード:220点
2位 マツダ CX-80:196点
3位 MINI クーパー:172点
4位 スズキ フロンクス:110点
5位 レクサス LBX:70点
6位 ヒョンデ アイオニック5 N:52点
7位 トヨタ ランドクルーザー250:44点
8位 BYD シール:32点
9位 ボルボ EX30:30点
10位 三菱 トライトン:18点

また、ノミネート全31モデルから選ばれる部門賞は、「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」に三菱『トライトン』、「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」には水素燃料電池車のホンダ『CR-V e:FCEV』が選ばれた。さらに、「日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞」としてマツダのロータリーエンジン「e-SKYACTIV R-EV」が受賞している。


  • 「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したホンダ フリード
  • ホンダ フリードの開発責任者・安積悟さん(右)と加藤哲也実行委員長(左)
  • ホンダ フリード
  • 「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したMINI クーパー
  • 「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した三菱『トライトン』
  • 「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」には水素燃料電池車のホンダ『CR-V e:FCEV』が選ばれた
  • 「日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞」としてマツダのロータリーエンジン「e-SKYACTIV R-EV」が受賞

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