デロリアンにバットモービル、シュワちゃんのハーレーも…「東京コミコン2024」はモーターショーとしても楽しめるかも
世界最大級のポップカルチャーの祭典「東京コミコン2024」が12月6日、幕張メッセで開幕。漫画(アメコミ)を中心に映画やアニメ、ゲームなど様々なサブカルチャーが一堂に会する一大イベントとあって、初日から多くのファンが集まった。見どころはハリウッド映画の展示や物販、音楽ライブに、超大物セレブによるステージだが、実はクルマの展示にも相当な気合が入っている。
会場に並べられたのは映画の「影の主役」と言っても過言ではないあの名車たちだ。会場を訪れる誰もが、「ああ、あのクルマ!」と思わず声を上げてカメラを向けてしまう…名シーンを彩ったクルマの数々を、写真と共に紹介しよう。
◆乗車体験もできる4台
まずはオフィシャル展示の中でも「スーパーライド」として乗車体験も可能な4台だ。
中でもアイコニックなのがやはりこの1台、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの『デロリアン』だろう。今回展示されているのは2作目「パート2」のメインを飾った仕様で、未来の技術でゴミを燃料にタイムスリップができ、かつ飛行も可能なタイプだ。ダッシュボードに光る日付も、きちんと劇中を再現しているのがニクい。デロリアンの側には、主人公のマーティが未来から持ってきたホバーボードも添えられ、ドキドキしながらスクリーンに夢中になったことを思い出させてくれる。
2台目はキアヌ・リーブスの出世作として知られる『スピード』に登場するGM製のバスだ。減速すると爆発するという爆弾が仕掛けられ、スリリングなハイスピードアクションを繰り広げたあのバスだ。デロリアンとは違い、言われなければただのレトロなバスにしか見えないが、それでもGM製のアメリカンサイズのバスを日本で見る機会は貴重。資料的な価値もありそうだ。
3台目は『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』から、アストンマーティン『DB5』だ。初代ボンドカーとしても知られるDB5だが、今回の展示車両は一味違う。この車両、写真ではまったく分からないが、実はミニチュアサイズの『DB5ジュニア』という子供向けの電気自動車だ。とは言っても一台500万円もするホンモノで、実車を見てもそのつくりはまさにアストンマーティン。きっと写真映えするはずだ。
「スーパーライド」最後の4台目は、『ジュラシック・パーク』から『フリートウッドRVビークル』だ。2台が連結された巨大なバスで、肉眼で全貌を捉えるのは難しいほど。劇中ではTレックスによって破壊されてしまう役どころだが、力強いバンパーや迷彩柄はなんとも頼もしそうだ。広い車内を探検してみるのも良いだろう。
◆歴代バットモービルに、シュワちゃんのハーレーも
オフィシャル展示コーナーにはまだまだ迫力の劇車が並ぶ。
目抜通りで最も目を引くのが、歴代「バットモービル」の展示だ。特にそのサイズからとてつもない存在感を放っていたのが、『バットマン・ビギンズ』に登場した1台だ。それまでのスタイリッシュなバットモービルとは違い、バギーを装甲車に仕立てたような無骨な出立ちは、当時ファンの度肝を抜いた。実車を見ると、タイヤの巨大さにも驚く。
そして、かのマイケル・ジャクソンも欲しがったという逸話もある、1989年のティム・バートン版『バットマン』に登場したバットモービルだ。5mはゆうに超えているだろう細長いボディのど真ん中には、特徴的なジェットエンジンが収められている。コウモリの羽を模したリアウイングも、ケレン味があってビギンズ版とはまた違った魅力がある一台だ。
ブースの真ん中には3台のバイクが並ぶ。レザージャケットとサングラスとともに展示されているブラックの車両は、『ターミネーター2』でアーノルド・シュワルツェネッガー演じるアンドロイドの「T-800」がショットガンを片手に駆ったハーレーダビッドソン『ファットボーイ』だ。劇中での活躍もさることながら、ポスターなどメインビジュアルにも採用されたことで、「ターミネーター=ハーレー」という印象を持つ人も少なくないのでは。
その隣には、『ターミネーター3』でこちらもシュワルツェネッガーが演じた「T-850」が乗ったインディアン『チーフ ポリス オートバイ』、そしてその後ろにひっそりと佇んでいるのが、『ターミネーター2』でエドワード・ファーロング演じるジョン・コナーがT800とともに走ったホンダ『XR100』だ。モトクロス入門バイクとして販売されていた車種で、劇中ではハーレーほどのインパクトはなかったものの「ジョン・コナーのバイク」として今もマニアックな人気があるようだ。
◆クルマを見るだけでも価値あり?
東京コミコン2024会場ではこれらオフィシャル展示以外にも、カスタムショップなどが手がけたレプリカモデルが多数展示されている。『ワイルド・スピード』シリーズのあのクルマたちや、『ナイトライダー』の「ナイト2000」など、クルマ好き、映画好きにはたまらない名車が所狭しと飾られ、これらを見るだけでもコミコンを訪れる価値はありそうだ。
東京コミコン2024(東京コミックコンベンション2024)は12月6日から8日まで開催。7日は10時00分~19時00分、8日は10時00分~18時00分までとなる。会場は幕張メッセ1~5ホール。当日券は一般:4900円、U-18:1000円、U-15:500円。その他、各種イベント参加チケットが必要となる。
会場に並べられたのは映画の「影の主役」と言っても過言ではないあの名車たちだ。会場を訪れる誰もが、「ああ、あのクルマ!」と思わず声を上げてカメラを向けてしまう…名シーンを彩ったクルマの数々を、写真と共に紹介しよう。
◆乗車体験もできる4台
まずはオフィシャル展示の中でも「スーパーライド」として乗車体験も可能な4台だ。
中でもアイコニックなのがやはりこの1台、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの『デロリアン』だろう。今回展示されているのは2作目「パート2」のメインを飾った仕様で、未来の技術でゴミを燃料にタイムスリップができ、かつ飛行も可能なタイプだ。ダッシュボードに光る日付も、きちんと劇中を再現しているのがニクい。デロリアンの側には、主人公のマーティが未来から持ってきたホバーボードも添えられ、ドキドキしながらスクリーンに夢中になったことを思い出させてくれる。
2台目はキアヌ・リーブスの出世作として知られる『スピード』に登場するGM製のバスだ。減速すると爆発するという爆弾が仕掛けられ、スリリングなハイスピードアクションを繰り広げたあのバスだ。デロリアンとは違い、言われなければただのレトロなバスにしか見えないが、それでもGM製のアメリカンサイズのバスを日本で見る機会は貴重。資料的な価値もありそうだ。
3台目は『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』から、アストンマーティン『DB5』だ。初代ボンドカーとしても知られるDB5だが、今回の展示車両は一味違う。この車両、写真ではまったく分からないが、実はミニチュアサイズの『DB5ジュニア』という子供向けの電気自動車だ。とは言っても一台500万円もするホンモノで、実車を見てもそのつくりはまさにアストンマーティン。きっと写真映えするはずだ。
「スーパーライド」最後の4台目は、『ジュラシック・パーク』から『フリートウッドRVビークル』だ。2台が連結された巨大なバスで、肉眼で全貌を捉えるのは難しいほど。劇中ではTレックスによって破壊されてしまう役どころだが、力強いバンパーや迷彩柄はなんとも頼もしそうだ。広い車内を探検してみるのも良いだろう。
◆歴代バットモービルに、シュワちゃんのハーレーも
オフィシャル展示コーナーにはまだまだ迫力の劇車が並ぶ。
目抜通りで最も目を引くのが、歴代「バットモービル」の展示だ。特にそのサイズからとてつもない存在感を放っていたのが、『バットマン・ビギンズ』に登場した1台だ。それまでのスタイリッシュなバットモービルとは違い、バギーを装甲車に仕立てたような無骨な出立ちは、当時ファンの度肝を抜いた。実車を見ると、タイヤの巨大さにも驚く。
そして、かのマイケル・ジャクソンも欲しがったという逸話もある、1989年のティム・バートン版『バットマン』に登場したバットモービルだ。5mはゆうに超えているだろう細長いボディのど真ん中には、特徴的なジェットエンジンが収められている。コウモリの羽を模したリアウイングも、ケレン味があってビギンズ版とはまた違った魅力がある一台だ。
ブースの真ん中には3台のバイクが並ぶ。レザージャケットとサングラスとともに展示されているブラックの車両は、『ターミネーター2』でアーノルド・シュワルツェネッガー演じるアンドロイドの「T-800」がショットガンを片手に駆ったハーレーダビッドソン『ファットボーイ』だ。劇中での活躍もさることながら、ポスターなどメインビジュアルにも採用されたことで、「ターミネーター=ハーレー」という印象を持つ人も少なくないのでは。
その隣には、『ターミネーター3』でこちらもシュワルツェネッガーが演じた「T-850」が乗ったインディアン『チーフ ポリス オートバイ』、そしてその後ろにひっそりと佇んでいるのが、『ターミネーター2』でエドワード・ファーロング演じるジョン・コナーがT800とともに走ったホンダ『XR100』だ。モトクロス入門バイクとして販売されていた車種で、劇中ではハーレーほどのインパクトはなかったものの「ジョン・コナーのバイク」として今もマニアックな人気があるようだ。
◆クルマを見るだけでも価値あり?
東京コミコン2024会場ではこれらオフィシャル展示以外にも、カスタムショップなどが手がけたレプリカモデルが多数展示されている。『ワイルド・スピード』シリーズのあのクルマたちや、『ナイトライダー』の「ナイト2000」など、クルマ好き、映画好きにはたまらない名車が所狭しと飾られ、これらを見るだけでもコミコンを訪れる価値はありそうだ。
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