初心者向けに解説!「リヤデフォッガー」

雨の日や湿度の高い日にクルマを走らせていると、窓が雲ってきますよね。フロントガラスや運転席/助手席ウィンドウの曇りは、エアコンを効かせることで解消できますが、困るのはリヤウインドウです。

そんなときに役立つのが「リヤデフォッガー」。聞き慣れない装備かもしれませんが、ほとんどのクルマに標準装備されています。

仕組みは単純! ガラスを温めるだけ

リヤウインドウをよく見ると、オレンジ色の線が何本も入っているのがわかります。これがリヤデフォッガー。この線は、ガラスにプリントされた電熱線で、ガラスを温めることで曇りを取る仕組みになっています。

​スイッチは、エアコンスイッチの周辺に設置されているのが一般的。四角(ウィンドウ)に矢印が立ち上っているアイコンのスイッチが、デフォッガーのものです。

曇ったらON、曇りが取れたらOFFが基本ですが、最近ではタイマー機能つきのクルマも増えてきました。これは、ONにして一定の時間が経つと自動的にOFFになる便利な機能。車種によっても異なりますが、15分前後でOFFになるのが一般的のようです。また、ドアミラーにもデフォッガーが内蔵されている車種もあり、リヤデフォッガーをONにすると、同時にミラーの曇りもとってくれるタイプもあります。

常時「ON」ではダメなの?

「常に視界をクリアにしてくれるなら、常時ONでもいいのでは?」と思うかもしれませんが、リヤデフォッガーは消費電力が多いもの。バッテリーあがりなどの原因になる可能性があるので、使わないときはOFFにしておくことをオススメします。だから、タイマー機能がついているんですね。

​後方とはいえ、視界が悪いと安全性が損なわれるだけでなく、運転していて疲れやすくもなるので、リヤウインドウが曇ったら、ぜひリヤデフォッガーを使ってみてくださいね!

(木谷宗義/テヌール+ノオト)

[ガズー編集部]