クルマのどの部分かわかる? 「ガーニッシュ」

バンパーガーニッシュ、サイドガーニッシュ、リヤガーニッシュ、インパネガーニッシュ……。クルマのカタログを見ていると、いろいろなページで「ガーニッシュ」という言葉が出てきます。この「ガーニッシュ」とは一体、何なのでしょうか?

どの部分のこと?

「ガーニッシュ(garnish)」とは、装飾物を意味する言葉。クルマの世界では、エクステリア/インテリア問わず、さまざまな箇所に取り付けられた装飾パネルのことを指すのが一般的です。もともとボディの一部として取り付けられているもの、あとから装着するアクセサリー、どちらにも「ガーニッシュ」という言葉は使われます。

エクステリア(外装)のガーニッシュ

このプリウスの画像では、赤丸で囲んだ部分がガーニッシュ(サイドガーニッシュ、リヤガーニッシュ)と言えます。ほかにも、エクステリアにはバンパーガーニッシュ、ナンバープレートガーニッシュなど、メーカーや車種により、いろいろな部分にさまざまな名称で採用されているので、カタログを確認してみましょう。オプション装着のアクセサリーでは、クロムメッキやカーボン調が多いですね。

インテリア(内装)のガーニッシュ

インテリアでは、木目調や金属調、カーボン調の装飾パネルを、「インテリアガーニッシュ」や「インパネガーニッシュ」と呼ぶのが一般的。しかし、広い意味では、窓の柱部分であるピラーをカバーしているパーツなどもガーニッシュと言います。なお、同じ装飾パーツで「ベゼル」という言葉もありますが、こちらは「縁」を表すもの。シフトレバーや送風口の周りを縁取るメッキのリングなどに使われる言葉です。

クルマの雰囲気を左右する

ガーニッシュの装飾効果は大きく、エクステリアにメッキ調のガーニッシュを取り付ければ、落ち着いた高級感を演出できますし、ブラックやカーボン調のものを装着すれば、スポーティなイメージになります。あくまでも装飾物なので、クルマのパフォーマンスは変わりませんが、見た目の印象を大きく左右するパーツです。「愛車の雰囲気をちょっと変えてみたい」、「飽きが来ないように手を入れたい」と思ったら、ガーニッシュの類を取り入れてみてはいかがでしょうか?

(木谷宗義/テヌール+ノオト)

[ガズー編集部]