ボディカラーによって、お手入れの違いはあるの?
クルマのボディカラーには、モノトーンやシルバーなどのベーシックカラーのほかにも、ブルーやレッドなどさまざまなカラーバリエーションがあります。このボディカラーの違いで、洗車やボディのメンテナンスなど、お手入れ方法に違いはあるのでしょうか。株式会社ソフト99コーポレーション広報部 田中亜以子さんにお話を伺いました。
ボディカラーによってお手入れは変えるべき?
――カラーによってお手入れしやすい、しにくいといった特徴はありますか?
例えば、ホワイトのクルマはくすみが目立ったり、ブラックは傷が目立ちやすかったりとそれぞれに特徴がありますね。お手入れの頻度や手間を考えると、一般的にもキズや汚れが目立ちにくいと言われているシルバーのクルマは、お手入れがラクかもしれません。
――ボディカラーごとにお手入れ方法は変えた方がいいのでしょうか?
基本的に、全塗装色対応となっているカー用品は、ボディカラーごとにお手入れ方法を分ける必要はありません。しかし、ボディカラーを限定したカー用品もあるため、全塗装色対応という表記があるかどうかや商品のパッケージに記載のあるカラーチャートを確認して購入した方がいいですね。
ボディカラー別のカー用品
――ソフト99さんには、ボディカラーを限定したカー用品があるんですね。
ボディカラーをより美しく見せるカラーごとのシャンプーのほかに、ワックスやコンパウンドに超微粒子のカラー顔料を充填した「99工房モドシ隊 カラーフィニッシュ」や「カラーエボリューション」なども扱っています。コーティング車に使用することはできませんが、塗装の色あせや細かい傷を補修できるため、古い車に乗っている方に愛用していただいている商品です。
他にも、一般的なワックスやシャンプーなど、ホワイトカラーやライトカラー、ダークカラーなど、ボディカラーによって種類が分けられているものもあります。
――カラーによって、商品にはどのような違いがあるのでしょうか。
ホワイト系のボディカラー用には頑固な汚れやくすみを洗浄する成分を、シルバー系にはメタリックの輝きをより引き立てられるよう透明感ある光沢成分を、ブラック系にはツヤ出し成分を豊富に配合するなど、それぞれのカラーを引き立てるように開発されています。
美しい状態を保つために! 気を付けたい洗車ポイント
――メンテナンスをするうえで大切なことを教えてください
ボディカラーに関わらず、洗車をするときには以下のことが大切です。
・水圧で泥や砂埃を洗い流す
・たっぷり水をかけながら洗う
・ごしごしとこすらない
・シャンプーをしっかり泡立て、たっぷりの泡でやさしく洗う
・すすぎはしっかりおこなう
・残った水滴はしっかり拭き取る
ワックスなども大切ですが、基本のシャンプー洗車を正しく行っていただくことが重要です。また、泡立ちが良く、すすぎが速いシャンプーや、ボディに優しい洗車クロスやスポンジなどの洗車用品を使うことで、洗車時の車へのキズ付きを軽減することができます。
――コーティング施工車はメンテナンス方法を変えた方がいいですか?
コーティング施工車には、コンパウンドや研磨材入りのクリーナーやワックスは使用することができません。そのため、コーティング施工車対応の表記があるカー用品を使用しましょう。
――ありがとうございました。
ボディカラーに関わらず、基本的な洗車方法を守ることが大切であることがわかりました。ボディカラーを引き立てる、カラー別の商品をうまく取り入れてみたいですね。良い状態で乗り続けるためにも、日々のメンテナンスを怠らずにケアをしていきましょう。
<取材協力>
株式会社ソフト99コーポレーション
URL:http://www.soft99.co.jp/
(取材・文:橋本結花 編集:ミノシマタカコ+ノオト)
[ガズー編集部]
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