こんなに進化! 最新の洗車機がすごいことになっている

ほこりや花粉、泥に雨……。どんなに大切にしていても、走れば汚れるのがクルマ。みなさんは、洗車をする時には、手洗いですか?それとも洗車機?「クルマが傷むから洗車機は使わない」なんて言っている人は、ちょっと待ってください。洗車機は、時代とともにどんどん進化をしているのです!そこで今回は、洗車機を取り扱っている株式会社ダイフクプラスモア SS推進部の岡村仁孝さんに、最近の洗車機についてお伺いしました。

■洗車機の歴史

日本で洗車機が誕生したのは、1962年。すでに50年以上の歴史があります。当初は水をかけて化繊ブラシで洗うだけのシンプルなものでした。1970年代には、ワックスがけ機能が付いた洗車機が登場し、これが大ヒット。1990年代に入ると、クルマのボディに優しい布タイプのブラシやスポンジタイプのブラシが登場します。また、ワックスに変わるボディコーティングとして、撥水コート、ポリマーなどがありますが、最近では、ガラス系コーティングも仲間入りしています。

■洗車機はどう使い分ける?

ドライバーとして一番気になるのは、クルマのボディを洗うブラシではないでしょうか。岡村さんいわく、「布ブラシ洗車機は全国的に減ってきており、現在ではスポンジタイプのブラシが主流」とのことですが、さまざまな種類が存在しています。

「ブラシにも、特殊ゴムを配合した化繊ブラシ『リップルブラシ』や、高級不織布を使用した布ブラシ『ソフトロール』などがあります。リップルブラシは先端がWの形をしており、ここに水を含ませて洗うため、ボディにも優しく、音も静か。ソフトロールは独自の製法により、静音性がさらに優れています。一番新しいものは、スポンジブラシ『マルシェ32』。これはボディに優しいことはもちろん、耐久性や洗浄性が高く、汚れをすっきり落とします」

リップルブラシの拡大図。先端がWになっている
リップルブラシの拡大図。先端がWになっている
こちらが最新のスポンジブラシ。長さを均一にしないことで、洗浄性をさらに高めているとのこと
こちらが最新のスポンジブラシ。長さを均一にしないことで、洗浄性をさらに高めているとのこと

「洗車機はクルマが傷む」なんて言われていたのは、もう昔の話。現在ではこういった心配よりも、「いかに洗浄力が優れているか」で考えるほうが重要ですね。

「洗車機を使用する時には、泡クリーマー洗浄と高圧洗浄の付いたメニューがおすすめです。埃や黄砂などの汚れを高圧水で先に洗い流し、ボディの汚れを泡クリーマーがやわらかく包み込んで洗うことでボディに優しい洗車となります」

さらに最後の仕上げである拭き上げの時のポイントも教えてくださいました。

「仕上げの拭き上げは、水の跡が気になりやすい窓から拭くといいでしょう。タオルを大きく使って拭くことで時間の短縮となり、水しみも付きにくくなりますよ」

■最新の洗車機事情とは?

日本で洗車機が誕生してから50年以上経ちますが、最新機能として現在はどんなものが付いているのでしょうか。

「従来の洗車機では、クルマの後部にあるリヤスポイラー下の汚れが取りづらかったのですが、洗車ブラシに角度を付けることでこれが解消されました。この機能は、傾斜&分割サイドブラシ『ダブルアクションI.B.S』といい、すでに特許を取得しています。さらに、このブラシは上下に分割しているうえ、左右に2本あるブラシの高さに違いをもたせることで、クルマの高低差によって使い分けがされているんですよ」

こちらが従来のブラシ。ブラシとクルマの間に隙間が生まれてしまい、洗い残しが出てしまう
こちらが従来のブラシ。ブラシとクルマの間に隙間が生まれてしまい、洗い残しが出てしまう
こちらが特許取得した傾斜&分割サイドブラシ「ダブルアクションI.B.S」。上下の長さの違いや角度により、しっかりフィットするようになったそうです
こちらが特許取得した傾斜&分割サイドブラシ「ダブルアクションI.B.S」。上下の長さの違いや角度により、しっかりフィットするようになったそうです

また、クルマの形状はスキャニングによって判別をしているそうです。

車形装備品自動認識システム「シェイプ・ナビⅣ」では、「車形を完璧にスキャニングするために、1つのセンサーから3本のビームを送受信していて、ビームの数は合計236本になります。さらに16段階で検知するので、3808本相当の解像度で検知をしています」

この高精度のデータから、リヤスポイラーやリヤミラーなどの細部まで正確に把握して、ボディにあたるブラシの圧力を絶妙にコントロールしているとのこと。洗車機はいつの間にか、かなりハイテクになっていました。

■洗車機を使い慣れていない人でも安心機能がたくさん!

洗車機を使い慣れていない人たちは、「洗車のコースはいっぱいあるけれど、どのコースを選べばいいの?」と思うこともしばしば。そんな時には、泡クリーマー、高圧洗浄付きのコーティング洗車なら、しっかり洗って水はじきが抜群、シャンプー洗車や水洗い洗車はサッとお手軽に洗車ができると覚えておきましょう。

「洗車機の主な分類は、フルサービスのガソリンスタンドで設置している門型洗車機、セルフサービスのガソリンスタンドで設置しているドライブスルー洗車機の2種類です。洗車機で洗って自分で拭き上げする場合はドライブスルー洗車機、洗車の仕上げまでスタッフに任せたい時には、フルサービスの門型洗車機を使ってください」

さらに、最近のドライブスルー洗車機の受付パネルは、操作がとても簡単なうえ、洗車方法などを事前に動画で確認できる機能も付いています。これなら初めて使う人でも、分かりやすくてとても便利ですよね。

夏は土埃などでクルマの汚れが目立つ季節。ぜひ、最新機能がついた洗車機で愛車をピカピカにしてあげてくださいね。

<監修>
株式会社ダイフクプラスモア SS推進部 岡村仁孝
http://www.daifuku-carwash.jp/

取材・文:ヤマウチ 編集:ミノシマタカコ+ノオト

[ガズー編集部]

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