レクサスLXの先進機能 その②…マルチテレインモニター――4つのカメラで周囲の確認をサポート

悪路走行には障害物が付きものですが、レクサスLXでは、マルチテレインモニターの映像を介して、車両周辺の死角になりやすいエリアの様子を確認することができます。オフロード走行時などトランスファーギア「L4」を選択すると、フロント、左右両サイド、リヤに備わる4つのカメラがとらえた車両周囲の様子が、センターコンソールの大型モニターに映し出されるのです。
モニター上の視界は、切り替えスイッチにより変更可能。アンダーフロアビューでは、車両下の状態やタイヤ位置を確認できます。フロントビューには回転表示機能も備わっており、車体の傾きにあわせて映像に角度を付けることで、前方の路面形状や車両の傾きを直感的にドライバーに伝えます。また、オンロードにおいても、車体を俯瞰したようなイメージを作り出すパノラミックビューの働きにより、狭い道のすり抜けや路肩への幅寄せをサポートします。

写真でパイロンが並んでいる助手席側の車体付近は、死角になりやすい代表的なポイント。そのほか、運転席から見えにくい前後バンパー周辺なども映像で確認できます。
1枚目の写真にあるパイロンは、ドライバーが直接目視できないものの、マルチテレインモニターでは、画面左端の表示部のように見られるようになります。
こちらは、前方拡大時のフロントビュー&両サイドビュー。このように、車体両サイドよりも前方の視界を優先して表示することも可能。進行方向を決定する目安となるガイド線も表示されます。
アンダーフロアビュー&両サイドビューの表示画面。現在の位置より3m手前で撮影された映像を使うことにより、車両下の状況や前輪と障害物との位置関係をドライバーにわかりやすく伝えます。
バックビュー&両サイドビュー。このように、Rポジション選択時には車両後方の様子を映し出し、安全な後退をサポートします。
状況に応じて、主に後方正面の様子を映し出すワイドバックビューを選ぶこともできます。画角の切り替えは、モニター画面上の右下に見える「画角切り替えスイッチ」をクリックすることで行います。
フロントビューには回転表示機能が備わっており、車両の前後左右の傾きを、映像を傾斜させることで示します。右下には、車両の後姿を模した傾斜計もあり、前後・左右の具体的な傾斜角度をドライバーに伝えます。
車両周辺の様子を的確にとらえる、マルチトレインモニター用のカメラ。写真はフロントグリル部のもので、リヤと左右のサイドミラーにもひとつずつ、計4つのカメラが備わっています。

[ガズー編集部]