【GAZOO車クイズ Q.76】 次のうち、戦後の日本でノックダウン生産を行わなかった自動車メーカーは?

次のうち、戦後の日本でノックダウン生産を行わなかった自動車メーカーは?

Aトヨタ

B日産

C日野

Dいすゞ

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Aトヨタ

初代トヨペット・クラウン

第2次世界大戦が終わると、日本では自動車の生産がGHQから禁止されます。しばらくして徐々に自動車製造は再開されますが、戦時中は民生自動車の開発がストップしていたので、メーカーに技術が継承されていませんでした。

経済復興を急ぎたい政府は、海外メーカーとの提携で技術移転を図ることを決めます。海外メーカーから部品を輸入し、日本でクルマを現地生産することで、自動車製造の技術を蓄えようとしたのです。これはノックダウン生産といい、日野がルノー公団、日産がオースチン、いすゞがルーツと提携することになりました。

トヨタはこの路線に乗らず、アメリカ車の研究を進めて独自開発する道を選択。1955年に初代「クラウン」を完成させます。一方、3社によるノックダウン生産は1953年に始まりました。日野は「ルノー4CV」、日産はオースチンの「A40サマーセット」、いすゞは「ヒルマン・ミンクス」を製造。少しずつ部品の国産化率を高め、技術を吸収していきます。この経験が、後に独自モデルの開発につながっていきました。

※詳しくは【よくわかる 自動車歴史館】《ノックダウン生産の時代》
https://gazoo.com/article/car_history/140418_1.html

[ガズー編集部]

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