【動画】ホンダ・フィット ネス 試乗インプレッション 試乗編
新型「ホンダ・フィット」のすごさは、ユーティリティー性だけにあらず! モータージャーナリスト竹岡 圭が1.3リッターガソリンモデルに試乗した印象を動画でリポートする。
「進化とは、フィットすること。」「小さいけど、スゴイ。」「あなたの自由にフィットする。」「毎日が、思いたったが吉日生活」等々、歴代「ホンダ・フィット」にはさまざまなキャッチコピーが付けられてきました。
でも私が一番「おぉっ!」と思っているうたい文句は、「『オデッセイ』並みのラゲッジスペース」というもの。フィットはコンパクトカーなのに、ミニバン並みにラゲッジスペースが広いんだよ~! ということを、すごくわかりやすくアピールしているなぁ~と思ったんですよね。とはいえ、これ、オデッセイを知っている人、例えばクルマ好きの人とか、ホンダのディーラーさんに訪れた人しかわからないのがタマにキズではありますけど。
でもキャッチコピーって、そのものにすでに興味がある人に向けるか、今まで興味を持っていなかった人を振り向かせるか、のどっちかだと思うんです。例えば、牛乳の普及協会が、牛乳好きの人に今すぐ牛乳飲みたいって思わせるか、牛乳を普段飲まない人に飲んでみようかな?と思わせるかの違いとでも言えばいいでしょうか。
ちょっと話がそれましたが、実際に歴代フィットは、外見はコンパクトだけれど、中身は広々。これ一台で何でもできちゃう性能、オールマイティー性能が高いとでも言えばいいでしょうかね。コンパクトカーなんだから、小さいからこそ便利なことを極めるというやり方も素晴らしいです。が、それだとライフスタイル的に網羅できない場合もあります。
例えば、3人以上クルマを使う人がいるんだけれど、1台しか置くスペースがない場合なんていうのがそう。フィットはこんな状況にこそ、ピッタリはまるクルマなんですよね。動画の前編でも触れましたが、センタータンクレイアウトというホンダ独自の方式によって、通常は後部座席の下に位置する燃料タンクのことを気にしなくていいので、シート位置は自由自在だし、後部座席の座面チップアップなんてこともできちゃうわけです。そして、広いラゲッジスペースも作れちゃうというわけなんですよ。さらに、開口部の位置を低くしてより積み下ろししやすくしようなどと、使い勝手の面にこだわっているのが、これまたすごいところ。
そんな使い勝手のよさをさらに極めた新型フィット。では、走りの質はどんな感じなのかな?というところを、今回はガソリンエンジン車の「フィット ネス」に試乗して、しっかりお伝えしたいと思います。
(文:モータージャーナリスト・竹岡 圭)
[ガズー編集部]
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