【動画】トヨタ・スプリンター トレノ 試乗インプレッション 試乗編
モータージャーナリスト山田弘樹が、こだわりの「トヨタ・スプリンター トレノ」でサーキットを激走! 思わず笑顔になってしまうその乗り味を、動画でリポートする。
というわけで、後編はサーキットです!
ここで4連スロットルの豪快な吸気音をゴォーッ! と響かせながら走ったらカッコいいんだけれど、残念ながらその音量は控えめ。ボクの赤パン(赤いパンダトレノ)は、「普段使いができて、踏めば結構速いんです」がコンセプトだから、マフラーも静かな“デフ上タイプ”だし、吸気ファンネルも大きくしてないんです。
それと今回は、撮影までに時間がなかったから、初めての袖ヶ浦フォレスト・レースウェイだったのに、足まわりを調整することができなかったのもすごく残念。おまけに路面温度がビックリするほど高くて、どこでも滑ってっちゃうのは焦ったわぁ。
でもね、やっぱハチロクは楽しいですよ。「手の内にある」と見せかけて、きちんと走ると難しい。短いホイールベースの後輪駆動、突き詰めると結構奥が深いから、飽きないです。限界が低いリアリジッドは、ヘタに安定させないで。これをカツーンと走らせたときは、超キモチイー!
だから走り終えると「次は車高もっとアンダー(ステア)に振ってこよ」とか、「やっぱもう少しエンジン気持ちよく回したいな」とか、あれこれ考えちゃう。
こういう等身大でセッティングが楽しめる、素朴でワイルドなクルマ、確かになくなっちゃったよねー。
タイヤはせいぜい15インチだし、オイルだって4リッター切るし。昔と違うのは、少々ブツけたって平気じゃなくなっちゃったことくらいかな?
だからこれからも、大事にカッ飛んでいこうと思います!
(文:モータージャーナリスト・山田弘樹)
[ガズー編集部]
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