レクサスRC RC350/RC300h シート、ラゲージスペース 徹底検証

2013年にIS“F SPORT”で初めて導入された表皮一体型発泡シートが、RCの全グレードに標準装備されている。体を包み込みながらしっかりとサポートする、上質な感触がプレミアム性を高めている。

運転席および助手席

型に表皮をセットして内側でウレタンを発泡させる工法をとる表皮一体型発泡シートは、デザインの自由度が高い。乗員の体にフィットする複雑な面を形成することができるようになり、表皮を引っ張る必要がないので質感も高められる。RCのそれも、スポーツ走行時のサポート性を確保しながら、高級感を演出している。ベースグレードの表皮には合成皮革のL texが、“version L”にはセミアニリン本革シートが使われている。“F SPORT”は座面とシートバックのステッチ形状が異なり、サイドにはフリーステッチを追加してサポート性を高めた。

後席

定員2名のリヤシート。乗員の頭上のスペースは十分に確保されている。シートバックは、6:4の分割可倒式。

リヤシートへの乗降をサポートするため、手動と電動のデュアルウォークイン機構が採用されている。電動のみでは操作に時間がかかるので、レバー操作でもフロントシートを倒せるようにした。シートスライドは自動で動作し、乗り込んだ後は元の位置に復帰する。

後席を使わない場合は、ショルダー部に備えられた留め具にシートベルトを通すことで、ベルトがよりスムーズに脱着できるようになる。

ラゲージスペース

荷室容量は374リットルを確保。ゴルフバッグを2つ積むことができる。

RC350は荷室の床下にスペアタイヤを収容する。

300hは荷室下にバッテリーが入るため、スペアタイヤに代えて、パンク修理セットが装備される。

RC350に比べRC300hの床面はわずかに高いが、形状はほとんど変わらない。ともにリヤシートは分割可倒式で、倒せば1500mmまでの長尺物を積み込むことも可能だ。

MORIZO on the Road