シエンタのうれしい機能⑭ 福祉車両ウェルキャブが充実

新型シエンタは、福祉車両のウェルキャブまで想定したうえで開発されました。そのため、車いす仕様車でありながら持ち込み登録の手間がかからない「型式指定自動車」も選べるようになっています。
車体後部のスロープを使って車いすのまま乗降できる、車いす仕様車(タイプI)“助手席側2列目シート付”は、大きなリクライニング機構付車いすを含む、多様な車いすに対応。しかも、リヤにはエアサスペンションを採用。後部の車高を下げることにより、9.5度という緩やかなスロープ角度を実現しました。スロープそのものも前方に向かって折りたためるので、車いすを乗せない場合も、広いラゲージスペースとして活用できます。
車いすの右隣りには、右側2列目シートを設置。車いすを使われる方の近くに寄り添い、安心して介助を行える点も、シエンタの大きな特長といえます。

写真は、型式指定自動車となる、車いす仕様車(タイプI)“助手席側2列目シート付”。2列目シートはなく、乗車定員は最大5人です。助手席側の2列目シートを倒せば、車いすの方1人とほか3人分の居住空間が生まれます。

リヤにエアサスを採用することで、9.5度という緩やかなスロープ角度を実現。スムーズな乗り降りが可能な上、快適な乗り心地も実現しています。

2列目シートの左側を前転(タンブル)させ、その後方に車いすを固定します。右側2列目シートから介助できるので、ドライブ中も安心です。

普通車いすに加えて、リクライニング機構付車いすにも対応できます。3点式シートベルトを装備しており、安全面も万全です。

車いすを使わないときは、スロープを前方に倒すことも可能です。荷室をフラットにしておけば、バックドアから荷物を楽に出し入れすることができます。

車いす仕様車(タイプI)には、助手席側2列目シートのないものも用意。運転席からより近い位置に、車いすを固定することができます。(※持ち込み登録になります)

助手席をタンブルさせてストレッチャーを載せられる、車いす仕様車(タイプII)もあります。(※持ち込み登録になります)

車いす仕様車(タイプI)には、助手席に回転チルト機構が備わったモデルもあります。これにより、助手席に座る方の乗り降りまで、やさしくサポート。多機能でありながら、定位置におさまった際、助手席の座面や角度が標準モデルと変わらないのもうれしいポイントです。

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road