安東弘樹 ジムニーを人生初の本格カスタム 報告 #2…安東弘樹連載コラム

  • 安東弘樹ジムニー人生初の本格カスタム

「ジムニー」のカスタム結果を写真で紹介

今年の3月に「人生初の本格的カスタム」というタイトルで自分の購入したスズキジムニーのカスタム計画を紹介させていただきました。正直カスタム楽しいです。そしてこの楽しさを「ジムニー」乗りや小型オフロード車のカスタムに興味のある方だけでなく、カスタムに興味無い方にも知ってもらえたらと思います尚、将来こんなカスタムをしてみたいという方のモチベーションになってくれれば、最高に嬉しいです。

前回のコラムに書かせていただいたのは、タイヤ、サスペンション、エンジンフード、ブーストコントローラー、マフラーでしたが、もう一つ、「ジムニー」に小さなカスタムも加えましたので、合わせてご紹介します。

まずタイヤは少しオフロード寄りのオールテレインタイヤ(YOKOHAMAジオランダーX-AT)に替えましたが、高速道路での不快な音もほどんどなく、オフロードでは、そのポテンシャルを、いかんなく発揮してくれました。緊急事態宣言が発令される前に、幾つかのダート林道を走行しましたが、フラットダートでも、大き目の石が散乱している様なハードな林道でも、しっかりとグリップしてくれて、草に隠れていた、ソフトボール程の大きさの石を30キロ位で踏んで通り過ぎてしまい、かなりの衝撃を感じた時もタイヤを見てみると、跡は残っていたものの、クラックなどは入っていませんでした。頼もしい限りです。

それを支えるサスペンション(HKS)も減衰力を少し柔らかめに設定したのが良かったようでしなやかに、しかもしっかりと「ジムニー」を支えてくれます。

そして車重軽量化とエンジンルーム内の排熱効率化のために装着したエンジンフードも、それぞれの効果を走行中に体感するのは無理ですが、エンジンフードを開ける際に、その軽さを実感することができます。いつも「やっぱり軽いな」と呟いてしまいますので(笑)。

それに走行中、エアダクトの穴からエンジンフード越しに車体とフードの隙間を通して、外まで見えるので熱が籠りにくいことは想像できます。

そしてターボ車である、「ジムニー」のブースト圧をコントロールすることで出力を少し上げることができるというコントローラーですが、想像していたより、ハッキリと感じることができました。「ジムニー」の慣らし運転の時、納車してすぐなので、当然完全ノーマル状態で滋賀県まで往復した際には高速道路、100Km/h巡航でも、軽々とはいかず、制限速度120Km/hの区間では、「慣らしだから」、ということではなく、120Km/h出す気にはなれませんでした。慣らしが終わってからも、その印象は変わりませんでしたが、ブーストコントローラーを装着した後は、明らかに100Km/hが余裕の速度域になり、120Km/h巡航も可能になりました。

「これがカスタムの醍醐味だな」と、走行中、やはり声に出して呟いたことを、お伝えしておきます。

続いてマフラー。軽自動車の甲高い、咽ぶような音が個人的に好きではなかったので、かなり期待はしていましたが、実は車内で初めて排気音を聞いた時は、「あれ、そんなに変わらないな~」と若干、拍子抜けしてしまいました。ただ、高回転まで回した時や、同じ回転数で、長時間、走っている時に、「あ、やっぱり違うな」と気付くようになったので、一度、車外で、その音を聞いてみた所、音が少し低めになっており、甲高い、軽い音ではなくなっていたので、今では満足しています。

それに高速巡航時の余裕にも寄与しているはずですので、これからも燃費も含めてノーマルとの違いを検証していきたいと思っています。

さて、小さなカスタム、ですがウィンカーのバルブ(電球)をハロゲンのものから、LED(fcl,)に変えました。これは抵抗が内蔵されており、面倒な配線作業が必要ないもので、某YOU TUBERさんの動画を参考にさせていただいて、通販で手に入れ自分で装着。装着してあるノーマルのバルブを外して、この商品を、ポンと取り付けるだけです。工具すら必要ありませんでした。実際に片側だけ替えてウィンカーを点滅させてみましたが、違いは歴然で、明るいだけでなく、点滅にメリハリがあり、視認性が上がったことで安全性も向上すると思います。

これで「ジムニー」に予定していたカスタムはほとんど完了ですが、豪雨時に高速道路を走行した際、周りのクルマの灯火類がLEDのクルマは、ハッキリと視認できたのに比べて、そうでないクルマの灯火類、特にリアポジションライトやウィンカーが、見えにくかったことを実感し、リアランプユニット(ポジションランプ、バックランプ、ウィンカー)をLEDの物に替えようと考えています。今、何処の商品が良いか調べています。
様々な商品があるので、どれが良いか悩みますが、派手過ぎず視認性が良い物を厳選しようと思案中です。

コロナ禍なので長期レビューは少し我慢

ここまで「ジムニー」の様々なカスタム商品を紹介しましたが、勿論、全て車検対応のもので、安全上も問題ありません。

唯、この原稿を書いている時点で、数県においてコロナウィルス感染拡大防止のための緊急事態宣言の期間が延長になり、不要不急の外出や遠出の自粛が要請されています。
主に林道走行を視野に入れたカスタムですので、今は、その能力を発揮できないことが残念でなりません。

理論的には、日帰りで、一人、クルマに乗って林道を走破し帰宅するのであれば感染拡大のリスクは大きくありませんが、事故やスタック等、身動きが取れなくなり救援をお願いしなければならなくなる可能性は皆無ではありませんので、不要不急の外出は控えるべきだと思います。

今回ご紹介したカスタム商品の長期レビューもしていきたいところですが、暫くは我慢します。

その代わり、仕事で、このクルマに乗った時に気付いたことや、また気になったことがありましたら、機会を作って報告させていただこうと思っています。

自由にクルマに乗って移動したり楽しんだりできる世界に戻ることを祈るばかりですが、そういう状況に早く戻るためにも、今は皆で耐えるしかないですね!

また、今は、医療従事者の皆さんだけではなく移動や余暇を楽しむどころではない方が多いのも確かです。

その状況も念頭に、コロナウィルスが早く終息することを祈ってやみません。

安東 弘樹

コラムトップ

MORIZO on the Road