クルマのどの部分かわかる? 「ベルトライン」
クルマならではの用語がわかると、クルマ関係のテレビ番組や雑誌を見るのがより楽しくなる!? ということで、さまざまなクルマの”部位”の名前を紹介しているのが、このシリーズです。今回は、「ベルトライン」という用語を取り上げてみましょう。
どのラインのこと?
「ベルトライン」という用語は、クルマのデザインやスタイリングを解説する記事でよく見られます。どの部分を指すのかというと、窓の下端が描くラインです。
このラインは、“後ろ上がり”になっているのが一般的。リヤに向かって上がっていく角度が急なほど、獲物を狙うライオンのような前傾姿勢となり、躍動感のあるスポーティなスタイリングとなります。ベルトラインが水平に近いパッソと、“後ろ上がり”感が強いアクアを比べてみると、その違いがよくわかるのではないでしょうか?
ちなみに、「ウエストライン」という用語も、ベルトラインと同じ部分を指します。
クラウンセダンやセンチュリーを見るとわかるように、躍動感よりも落ち着いた雰囲気を重視するクルマは、ベルトラインが水平に近くなっています。
▼クラウンセダン(トヨタ自動車)
▼センチュリー(トヨタ自動車)
ベルトラインの色でも雰囲気が変わる!
よりエレガントに見えるよう、ウィンドウ下端にメッキのモールを装着するクルマも少なくありません。ベルトラインのデザインが視覚に訴えかける効果は、とても大きいのです。
街を走っているクルマのベルトラインを気にしてみると、おもしろいですよ!
(木谷宗義/テヌール+ノオト)
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[ガズー編集部]
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