クルマのどの部分かわかる?「ステアリングコラム」

知らなくても損はないけど、知っていると少しだけクルマが楽しくなる。クルマの“用語”ってそういうものだと思うんです。このシリーズでは、カタログや雑誌などで見かけるクルマの用語を解説。今回は、「ステアリングコラム」について紹介します。

どこのこと?

「コラム(column)」とは、「柱」を意味する英語。ステアリングコラムは、ステアリングホイール(ハンドル)の軸をカバーしている部分を指す用語です。

この中に、ステアリングシャフト(軸)が通っていて、ハンドル操作を車輪に伝えます。「ステアリングポスト」という言葉も、ステアリングコラムと同義語です。

ステアリングコラムに搭載される機能は?

ステアリングコラムを上下に動かして調整する「チルトステアリング」や、前後に動かす「テレスコピックステアリング」といった機能があり、適切なドライビングポジションをとるのに一役買っています。テレスコピックステアリングを装備するクルマはまだまだ限られているものの、チルトステアリングは軽自動車にも幅広く採用されるようになりました。

チルトステアリング機能やテレスコピックステアリング機能を利用して、ステアリング位置を調整することで、「ハンドルに合わせてシート位置を調整すると、ペダルが操作しづらくなる」、「ペダル操作に合わせると、今度はハンドル位置が……」といった、ドライビングポジションのミスマッチを解消することができます。調整したことがない人は、ぜひ自分のクルマにこれらの機能が装備されているか、調べてみてくださいね!

(木谷宗義/テヌール+ノオト)

[ガズー編集部]