在庫車両は博物館級!「GLION MUSEUM」 ~ショールーム編~

大阪は築港赤レンガ倉庫で、モダンな欧米の町並みを再現するクルマ博物館兼販売ショールーム「GLION MUSEUM」(ジーライオンミュージアム)。前回は、そのミュージアムの展示についてご紹介しましたが、今回はミュージアムに負けず劣らず名車が揃うショールームの方をご覧いただきましょう!

ショールームの外にもお宝がいっぱい!

「ミュージアム編」で紹介した建物脇に展示してあるクラシックカーも、実は販売中の車両。トヨタの“ダルマ”セリカやパブリカ、TE37カローラレビン、日野・コンテッサ、日産・スカイラインなどなど、どのクルマもグッドコンディションです。展示の仕方がオシャレなので。ついつい写真を撮ってしまうと同時に、そのクルマに惹かれてしまいます。

筆者個人が惹かれたのは、このTE37カローラレビン。昭和50年排気ガス規制により、生産台数が少ない貴重な1台です。コンパクトなボディに元気のいい1.6Lエンジンが特徴。エアコンにカーナビゲーションまで装着されているので、長距離ドライブにも活躍してくれそう。価格は228万円でした。ショールーム入口前には、可愛らしい三菱・ミニカとスバル・360の姿も。

フィアットからコルベットまで!いよいよショールームへ

ショールームに入ると、初代コルベットがお出迎えしてくれました。ショールームは2つのゾーンにわかれていて、入り口側は欧米のクラシックカーとオートバイのエリアです。

ここには、マセラティ・ギブリ、ロータス・ヨーロッパ、3代目シボレー・コルベット、そして故ジェームス・ディーンの愛車「ポルシェ550スパイダー」の忠実かつ希少なレプリカである「ベック550スパイダー」などが、展示販売されていました。

ショールーム内は秘密のガレージのような佇まいで、壁に並べてあるビンテージの本も読むことができるそうです。商談スペースもアンティーク家具で揃えられており、特別感を感じさせてくれます。博物館のようですがショールームなので、展示車両の中には「商談中」となっているものもありました。ショールームに展示されていないクルマも合わせて、常時250台を在庫保管しているそう。

希少なジャパニーズスポーツカーが集結!

ショールームの奥は、新旧日本車スポーツカーのみを展示したゾーンです。そこには、スペシャルコンディションのハコスカGT-Rから、中古車市場でその数が減りつつある日産・R32型スカイラインGT-R、最後のRB26DETTエンジン搭載車となったR34型スカイラインGT-R、そして現行の日産・GT-R NISMOまで、歴代GT-Rがズラリ! その向かいにはホンダ・S800、ダットサン・フェアレディといったクラシックオープンスポーツカーも並んでいました。

その中にはトヨタ・スープラの最終モデル(80系)のハイグレードモデル「RZ」の姿も。今でも人気の高い直列6気筒ツインターボエンジン「2JZ-GTE」を搭載するこのクルマは、内外装とも完全オリジナルで、走行距離約5,000kmという超低走行車。価格は「ASK」ですが、すでに商談中となっていました。

ショールームから帰ろうとすると……

ショールーム内の展示車両を堪能して、外に出るとショールーム内のクルマに劣らず魅力的なジャパニーズスポーツカーが待ち構えていました。

これだけ希少なクルマがここまで揃っているショールームは、日本全国を探してもなかなかないないでしょう。併設されているミュージアムやカフェも相まって気軽に見学できすし、「お宝探し」に訪れてみてはいかがでしょうか? ちなみにGLIONは、グループ会社にエンジンやトランスミッションで知られる「OS技研」があるので、チューニングの相談もできるそうですよ!

<GLION MUSEUM>
住所:大阪市港区海岸通 2-6-39(大阪・赤レンガ倉庫内)
TEL:06-6573-3006 AM10:00~PM8:00(最終入館 PM7:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
入場料:800円
駐車料金:平日500円・土日祝1000円
Webサイト:http://glion-museum.jp/

(クリハラジュン+ノオト)

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road